お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 2

著/鈴木大輔 イラスト/閏月戈 レーベル/MF文庫J

公式略称「おにあい」。
シスコンのお兄ちゃんとブラコンの妹の禁断の恋物語。素敵な女性たちにいくらアピールされても妹が好きだからと相手にしないどうしようもないお兄ちゃんが主人公。妹の写真を沢山撮ってはラミネート加工して保存したり、妹日記を毎日事細かに記録したり、兄妹の近親相姦エロ小説を書いてプロデビューする真性の変態お兄ちゃんです。ちゃんと妹が好きな事を自覚してるものの苦労に苦労を重ねてやっと妹と2人で暮らす事が出来たのに、もし妹とそう言う関係になってしまうと全部ご破算だからと本心を隠して偽って生きる主人公の辛さや切なさが色んなところで垣間見える良作です。
あと普段は凄くいい子なのにお兄ちゃんといるとやたらとお兄ちゃんラブしてくるブラコン妹がとても可愛い。ストーリー的にはあまり盛り上がりはなかったものの、妹が可愛すぎて楽しかったです。キャラ萌え系のライトノベル。面白かった(*´ω`*)
あとイラストがとても好みです。今風ではないんだけど体つきというか、特に制服の胸とか体のむっちり感が(*´ω`*)フヒヒサーセン

学園とセカイと楽園 2 -エアランド・バトル-

著/七月隆文 イラスト/カワムラヒロキ レーベル/MF文庫J

学園バトルもの。タイトルの「楽園」は「がくえん」と読みます。CLOWNさんから借りました。
1巻で気高い志を持ってとっても格好よかったメインヒロイン日ノ国桜花(表紙の女の子)が、ただのテンプレツンデレになっててめっちゃテンション下がった。しかも憲法9条信者の売国奴。これは酷い(´・ω・`) 次のヒロインを魅力的に見せるために意図的に前のヒロインをsageてるんだろうけど、あまりにも別人過ぎて困りました。戦争をなくすとか壮大な理想論を語るくせに達成するための過程とか手段が全くなく目先の事ばかりで具体的な達成方法を持ち合わせていない馬鹿の上に、争いたくないからと言って少ない国力でみんなが必死に作り上げた国家機密を平然と売ろうとするその売国根性には開いた口がふさがりませんでした。しかも狙ったかのようにテンプレツンデレ。他の女のこと仲良くするとすぐに勘違いして暴力振るうアレです。それ自体は別に嫌いって訳ではないんですが、このキャラってそう言うキャラだっけ?とずっと思いながら読んでました。1巻がとても好みだっただけほんとガッカリ風味。
最後9条信仰を捨てて戦乱の世に打って出る決断をしたところ以外魅力皆無の凡キャラになってしまっていて、ほんと心の底から残念な感じ。

本日の騎士ミロク 2

著/田口仙年堂 イラスト/高階@聖人 レーベル/富士見ファンタジア文庫

CLOWNさんに借りました。
亡命皇子ミロクの弟シェンランは実は女の子でした。つまりミロクの妹でした。一生懸命な所がとても可愛かったです。一生懸命な女の子は大好きです。そして今更ですが妹属性が開花しつつ気配を感じるぱにーに(=゚ω゚)ノです。
内容はいわゆる剣と魔法のファンタジー。1巻でミロクをいきなり姫様付きにした理由が亡命したミロクがスパイかどうかを監視するためだったりと色々設定の種明かしがあったりして、とても良質のファンタジーやってます。ファンタジア文庫は売れ筋作品はあまり無いけど、中堅作家による質の高いファンタジー作品が多い感じ。乱☆恋とか。
最後、ミロクがジュジュ姫の信任を得て騎士として全てをかける代わりにジルサニア王国の力を借りて外からオウガン帝国を変革する、逆にシェンランは武勲を立ててオウガン帝国を内部から変革すると誓うシーンが胸熱でした。面白かった。