僕は友達が少ない CONNECT

著/平坂読 イラスト/ブリキ レーベル/MF文庫J

柏崎星奈
容姿端麗文武両道の、人気者のお嬢様。
リア充』という言葉はまさしく彼女のためにあるようなものではないだろうか。
校内で彼女の姿を見かけるたびに、死ねばいいのにと夜空は思っていた。

コミックアライブ2011年8月号付録の短編。
第一巻の三日月夜空羽瀬川小鷹の出会いが夜空視点で描かれてます。アンチ夜空な柏崎せもぽぬめ派なんだけど、夜空が小鷹に出会って相当浮かれてたのが可愛かったと思いました。
あと夜空は隣人部作る前からずっと星奈を妬んでたのね。それが小鷹と2人で遊ぶために作った部活に入ってきたから面白くなくてイビることにした、と。しかも小鷹に色目使ってきたからさぁ大変。
夜空視点が新鮮なのもあって本編よりも面白かったかな? 最近の本編はハーレム主人公のリア充物語になっちゃってるので。

しゅらばら! 1

著/岸杯也 イラスト/プリンプリン レーベル/MF文庫J

CLOWNさんに借りました。
いい人止まりの主人公がメインヒロインのニセ彼氏になってそこから恋に落ちるっていう非常によくある設定なんだけど、合計3人の女の子のニセ彼氏になって偽装デートがブッキングしてしまって・・・というのが個性的なところ。
1人は声優やってるクラスメート、1人はバイト先の後輩でお嬢様、1人は私立に通う格闘幼馴染みと、会う場所が異なってるのでブッキングしないはずだったのが、よく考えたら学生である以上土日休みでそこでブッキングするのは必至だったわけです。耳年増なだけで実戦経験の無い「いい人」の悲哀というか、そんな感じで途中メインヒロインに三股がばれそうになるるんだけど、そのまま修羅場になるのかと思ったら、実はヒロイン3人が親友同士だったところで思わず噴きました。
終盤はまぁボチボチ。きれいに終わってたけどちょっと駆け足だったような気もするような。
声優がストーカーに怯えてて、お嬢様はお見合いを拒否するため、幼馴染みはレズ後輩を諦めさせるためとテンプレすぎたのもちょっとマイナス。
ニセ三股かけてる主人公が基本的に誠実なのは好みでした。
ぼちぼち面白かった。

まよチキ! 6

著/あさのハジメ イラスト/菊池政治 レーベル/MF文庫J

CLOWNさんに借りました。
中身スカスカ。読まなくても全く支障ない巻。あれ、前回も同じこと書いたような・・・・・・
体育祭を舞台に、手芸部部内ランキング第1位鳴海シュレディンガー先輩が体育祭実行委員長を務めているのをいい事に妹の鳴海ナクルとの確執を解消しようと体育祭を私物化してやりたい放題するお話です。
でもシュレディンガー先輩は人望があるから誰も文句言わないのです(笑)
やりたい放題のガキを注意するまともな大人が出てこないユートピア(真面目な意味じゃなくて子供による子供のための子供の為の世界って揶揄ね)がやりすぎなくらいに行き過ぎてて、読むに耐えませんでした。フィクションとは言え普通の高校を舞台にしてるのに、余りにもリアリティが無いのです(´・ω・`)
しかもシュレディンガー先輩はちびっ子なのに長身の相手にかかと落とし連発するとか、抜群の運動能力でセンスだけで戦ってるとか、なんかもう妄想力全開で読むのが辛かった。
あともう近衛スバルとかいらないよね、ってくらいのただのハーレムもの。スバルの秘密を守るとかもはやどうでもいいレベルで別作品みたいになってます。
なんていうか、ほんと微妙。毎回毎回ギャグのネタが同じなのも進歩ないなぁって。
あ、イラストはとてもよいと思います。
7巻から新章突入らしいけどちょっと期待が持てそうに無い・・・・・・(´・ω・`)