かぐや魔王式! 第4式

著/月見草平 イラスト/水沢深森 レーベル/MF文庫J

六道かなめ掘り下げ回。
六道が1500年以上続く旧家の宗家跡取りとして家のためにお見合い結婚&高校中退させられます。それを阻止するために主人公と六道が愛の証を六道の母親に見せるため偽装デートや寸止めチューをする過程で、主人公と六道や輝夜真央たち新世界構築会議が繋がってることがバレそうになる、そんなお話。
終盤、生徒会に疑われた主人公が新世界構築会議メンバーを裏切ります。でも主人公はどうしても譲歩できないって所に至るまでほんと必死にやっていたし、無理な作戦に諫言した上で最後の最後の裏切りだったのでその行動は仕方なかったと思いました。
むしろ生徒会に入ってさらにチヤホヤされたい&捨てられた自分を引き取ってくれた叔母を楽にさせるために偉くなってやるって願望と、そのためにしている日々の血の滲むような努力を周囲のヒロインは十分に理解してないと感じました。この先そのあたり主人公の譲れないものを掘り下げていく展開だったらいいかな。もう完結した作品に言うのもなんですけど。
最後は自分の事がばれない様に婚姻約定の儀に乗り込んで六道の母親に愛の証を見せてハッピーエンド。

カフェとオレの先輩 3

著/樋口司 イラスト/京極しん レーベル/MF文庫J

3巻打ち切り。MF文庫Jって結構容赦ないよね(´・ω・`)
MFでは珍しいコメディの中見で売るライトノベルで、かなり質の高いものだっただけに残念です。
CLOWNさんに借りました。
ハイスペックなのをいいことに世の中舐めてた主人公と正反対に、実妹は世間を知ってて知識を即実際に活かせるガチの優秀さでちょっとビっくり。ただし目標は実兄との結婚。この中に1人、妹がいる!ブラコンです。
主人公が会社継ぐのを諦めました。代わりに実妹が継ぎます。妹と結婚してそこでハーレムを作ればいいわけです。椿さんは10代。いわゆるハーレムエンド。
妹の良い意味でのプライドの高さを主人公は見抜けなくて由比川は見抜けたって終盤のシーンを見るに、結局主人公に足りなかったのは人を見定める能力だったんだと思います。だから適材適所も見抜けないしその人を信頼して任せることもできない。それが主人公に欠けている大将の器だったのかなと。
3巻打ち切りで駆け足で終わったけど面白かったです。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 3

著/裕時悠示 イラスト/るろお レーベル/GA文庫

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(1巻)

俺の彼女と元カノと幼なじみが修羅場すぎる(2巻)

俺の彼女と元カノと幼なじみと婚約者が修羅場すぎる!(←今ココ)


まぁ何て言うか全然修羅場じゃありません、ただのモテモテハーレムですありがとうございました⊂(。Д。⊂⌒`つ
春咲千和、夏川真涼、秋篠姫香、冬海愛衣と、メインヒロインの苗字には春夏秋冬が入ってます。
婚約者は冬海愛衣さん。主人公は最後に花火見るまで忘れてましたが、幼稚園の時に結婚を誓い合った仲でした。今までの自己中DQNヒロインたちと違って女の子らしくて可愛いヒロインです。
表では鬼の風紀委員、実は妄想大好き愛のポエマー。真面目で学業に打ち込んでて、夏期講習で勉強できる子同士、主人公と仲を深めます。他の学校なめくさったヒロインと違ってとても好感が持てました。
そしてツンデレ。でも目が合ったから俺に惚れてるなとか勘違いしてた過去のトラウマからそういうのと距離を取る主人公にはツンしちゃうと伝わりません。ツンデレと意図的な鈍感、最悪の組み合わせです。
そんな感じで4人目のヒロインだけど一番可愛いし万人受けすると思います。逆に千和のウザさが最近半端無い感じ。友達感覚の幼なじみで狙ってウザキャラとして描いてるんだろうけど、もうちょっとマイルドにして可愛いところ読者に見せても良いんじゃないだろうか・・・・・・