31日目① 北京から東京へ 4時間25分の遅れ! 2010年12月10日(金)

 旅の最終日。午後1時25分北京首都国際空港発のエアチャイナCA167便で、成田へ帰ります。日本時間午後5時55分着予定です。時差は1時間なので、フライト時間は3時間半。あっと言う間です。予定通りなら。

 朝はいつもの様に小さいけれど落ち着いた食堂で食べます。フランスのストラスブールの男性がいました。1998年に行ったことがあります。ライン川の支流の交通の要衝で、美しい運河が多い街です。また、過去の戦争によってドイツ領になったりフランス領になったりしました。欧州議会などの機関も置かれています。世界遺産である大聖堂近くのカフェに座って、人々を見ていると飽きません。石造りの街並みはどこも綺麗ですが、私はよく道に迷いました。
 毎朝給仕をしてくれた気のいいスタッフの写真を撮ろうとしたら、制服のジャケットを着るから待ってくれと。おしゃれな感じです。
 中庭では猫がじゃれついてきて、なんだか名残り惜しいですが、早めに北京空港に向かうことにしました。市内を抜けるとすぐ高速に入ります。来たときは夜だったので殆ど景色を覚えていませんが、広々としています。渋滞もなし。30分くらい、10時半には着いちゃいました。ちょっと早すぎたけれど遅れるよりはいいですね。
 空港は明るくて綺麗です。気のせいか、案内所などの女性もみんな美人ぞろいです。最後のお土産を色々選んでいたら意外に時間が過ぎるのが早かったです。午後1時には搭乗。あとは離陸を待つばかり、、、。
 ところが予定時間の1時25分を過ぎ、45分になっても全然動きません。そう言えば風が強く、機体後部が左右に揺れています。いつもの様に、翼の少し後ろ、今回は右の窓側席です。翼もかなり上下に動いています。やっと機長のアナウンスがあって、風が強いから離陸出来ないのでこのまま待機するとのことでした。2時25分、飲み物のサービス。3時15分頃、まだ動かず。ひと眠り。4時頃、目覚めるも動く気配なし。アナウンスありもう少しで離陸できると言っているらしい。窓から見えていた飛行機がいつの間にかいなくなっていました。どうやら少しずつ離陸している様です。4時44分、地上滑走開始。ここからがまた長かった。空港もところどころライトがつきました。5時50分。定刻を4時間25分遅れてやっと離陸しました。フーッ! 
 夕暮れの北京の街もなかなか良いものです。スグに天津あたりが見え、港湾施設なども見えます。そして、あっと言う間に海上へ。船の灯りが見えますが、ほどなく真っ暗になりました。
 最後は座り疲れました。日本時間9時40分に成田に着きました。フライト時間が30分ほど短縮しているのでスピードを上げた様です。それでも都心向けの電車は全部出てしまい、なんとかバスで帰りました。バスのチケットを買ったあとになってから、エアチャイナの係員らしき男性が無料のバスを準備してあると教えてくれましたが、出発時間が遅いのでもういいやと思って、利用しませんでした。アナウンスが不足してますね。旅の終わりに少しケチをつけましたが、何より無事に帰宅出来て良かった。やれやれ。2千枚を超える写真を見ながらビールを飲みました。
 楽しい、夢の様な1ヶ月でした。