Second Life とは

 不覚にもあまりよく知らなかったが、Second Life というネット上の仮想現実シミュレータというべきサービスが注目されてきている。ゲームとして見れば、3Dアニメーションを駆使したRPGの一種だといえる。PS3に似たようなゲームも登場したようだ。こちらは自分はPS2で止まっていて、メルマガも送られたりするのだが、ゲームをやらないのでよくわからない。
 ただ下記のサイトでは、ゲームに期待して登録した人は、何をどうしてよいのかとまどうらしい。

http://jp.secondlife.com/(日本語版)
http://secondlife.com/ (英語版)

 最近の傾向としてはゲームというより、Web2.0の次のステージのものとして期待されているようだ。すなわち、みかけは3Dやらキャラクタ(アバター)が登場するのでゲームぽいが、本命はビジネスや教育で利用されてくることのようだ。


 ブログやSNSの普及で、それまでの単にWebページを検索して閲覧するという段階から、ネットのコミュニティを形成しながら情報の流通をさせることが主流になってきたようだ。ただ、あくまで文章や若干の画像がその中心の手段だった。それが今は動画やFlashアニメーションも加わり、表現手段が広がりつつある。
 そこに今度はバーチャルリアリティをWebの中に取り入れたコミュニティ形成という方法が登場してきたようだ。ゲーム分野などで培われてきたグラフィック技術とネット回線の高速化を背景としている。


 インターネット初期の頃、HTMLに加えてVRMLという技術があった。グラフィックスではOpenGLが一般化されてきていた。VRMLでは、建物の間取りなどを3次元で視点を変えたりしながら動き回るような、仮想現実感を作っていたがグラフィックスは線画に近いシンプルなもので、いつのまにかVRMLは聞かれなくなった。
 ちょうどJavaScriptGoogle Mapsで使われるAjaxとして復活してきたように、VRMLで目指したものが形を変えて Second Life で蘇ってきたような感を受ける。アイデア次第でいろいろな可能性を感じることができるが、自分の力で何か新しいことをするのは相当大変そうなのが、もどかしいところだ。


 Wikipediaによれば、昨秋からビジネス分野で、Second Lifeに参加を表明しているものには、下記のようなものがあるらしい。