『歴史学』

歴史学 (ヒューマニティーズ)

歴史学 (ヒューマニティーズ)

買った。これまでの「思考のフロンティア」シリーズに続く、「ヒューマニティーズ」シリーズ。最初の一章を読んだかぎりかなり面白い。メディア史の大家である著者の学問的経歴が中心的に語られている(ここまでは)。

目次

はじめに―余は如何にしてメディア史家になりしか
一、歴史学ゼミナールの誕生―歴史学はどのように生まれたのか
二、接眼レンズを替えて見る―歴史学を学ぶ意味とは何か
三、歴史学の公共性―歴史学は社会の役に立つのか
四、メディア史が抱え込む未来―歴史学の未来はどうなるのか
五、歴史学を学ぶために何を読むべきか
おわりに―「ため息の歴史家」になりたい

シリーズは全11冊。『哲学』が今回同時刊行。個人的に気になるのは「社会学」「外国語学」「古典を読む」

哲学 中島隆博
歴史学 佐藤卓己
文学 西成彦
教育学 広田照幸
法学 中山竜一
政治学 苅部直
経済学 諸冨徹
社会学 市野川容孝
国語学 藤本一勇
女性学/男性学 千田有紀
古典を読む 小野紀明
 

そうか、「じょせいがく」=「助成額」。これはこれで学問的に重要な問題である。

これも読みたい!

輿論と世論―日本的民意の系譜学 (新潮選書)

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戦後世論のメディア社会学 (KASHIWA学術ライブラリー)

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テレビ的教養 (日本の“現代”)

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東アジアの終戦記念日―敗北と勝利のあいだ (ちくま新書)

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言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)

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現代メディア史 (岩波テキストブックス)

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大衆宣伝の神話―マルクスからヒトラーへのメディア史

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『キング』の時代―国民大衆雑誌の公共性

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少し前の著作はいくつか読んでいる。『「キング」の時代』いいよねー。