Spiral Fiction Note’s diary

物書き&Webサイト編集スタッフ。

Dragon Ash 新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショウ

likeaswimmingangel2009-06-14

 「FREEDOM」ツアーの最終日。のんびりと歩いて渋谷へ行く。公園通り辺りからDragon AshのT-シャツを来た人を見かける。
 AXのロッカーに荷物を突っ込んでからいつものicemanメンバーがいないので裏側の駐車場の方だろうと行ってみるとやっぱりいた、しかも前よりも人が増えてる、けっこうな集団に。そこで話とかしながらのんびりと開場まで待ってたらメンバーが出て来てさらに奥の方へ消えていった。


 今回のツアーは初日の赤坂BLITZしか行ってなくて、ファイナルのAXの二回だけ。いつものメンバーは元気そうで、一人お岩さん状態になっていましたが、ライブに来るといつもいるので安心です。


 入場して馬場さんの側は人がかなりいたので右側のHIROKI さんの方へ。始まるまで話をしてたら二階席にパパこと古谷一行氏がいて、客が手を振ると手を振り返してくれました。
 で、ダンサーのATSUSHIさんの彼女、昨日タモリ倶楽部で見たばかりのYOUさんが現れて同じく手を振ると振り返すになり、Kjの嫁・MEGUMIもいて同じ事が繰り返されました。なんだかアットホームな二階席だぜって思いました。


 六時から開演で下にマイミクのグティ君からコピペしたセトリを貼りましたが「Intro(FREEDOM) 」「Freedom 」「Desperado 」と今回の始まりの流れで楽しみながら、飛んでました。この流れはフリーライブからですね。ファイナルなんでみんな勢いがすごい。


Dragon Ash「FREEDOM」フリーライブ03/03

↑フリーライブで僕が撮った映像。すげえ見辛いけど。


 「Ivory」でわりと聴いて体を休めたら、おやおやこのイントロはサックスが鳴り響いて、シンディーこと武田真治が登場し「El Alma feat.Shinji Takeda 」が、サックス吹く彼はいやあ、何度見てもカッコいいのです、なんか金髪っぽい茶髪になってた、腕がムキムキです。


 追加から入った「Glory」を初めて聴く、初めて行ったDragon Ashのライブの一つ前の「LILY OF DA VALLEY 」収録曲なので本当に初。今この曲を歌うのはやっぱり歌詞がね、今のバンドが鳴らしている空気と共鳴するからだろう。


「Glory」特に二番が好きなんですが。
 <長く連なった雲の向こうには 大きな空つつむオーロラ/この街じゃネオンで染まり 終わりなき夜のとばり/永遠に続くようでも一期一会なんだ人生は/もう一度なんてねぇぜ しっかり息を吐き出して光と生きよう>


 ここでうるって来ました。いっつも忘れてしまってることをふいに気づかされてしまう感じ、僕らはやがて終わるっていうどうしようもない揺るぎない真実、大切な人も大嫌いな奴もいずれいなくなる、僕自身も。じゃあ、どう動いていくか、終わりあるこの哀しきも楽しき人生をどう選ぶか、当たり前すぎて重要すぎる事柄が僕の中で響く。


 この流れで同じアルバムの「Sunset Beach」が、初日に聴いたけどこの辺りはおとなしい、客が体を休めるテンポの曲、ゆっくり聴ける。
 初めてロッキンで聴いた時に歌詞も知らないのに号泣してた「few lights till night」はやっぱりすごく優しくて前半の終わりの激しくなる部分では飛び跳ねてたけどここで歌われるのも「Glory」と同じような事柄です。


「few lights till night」
<大概な壮絶を耐えているんだろ? 幸いな小説を期待しているんだろ? 君が好きな戸を開いていいんだよ 日々は過ぎ最後には耐えてしまうから>
<曖昧な情熱を静寂の中抱け 幸いな小説を生活を中描け そう願いを灯せcry 折れない心でfly>


 ここからは「静かな日々の階段を」「Velvet Touch feat.Gotts,Yasu(MY-B) 」「Mixture 」「繋がりSunset 」の流れで。
 「静かな日々の階段を」は大好きなのだが「Morrow」の方が最近は好きです、まあ初日聴いたからいいんだけど。
 「Velvet Touch feat.Gotts,Yasu(MY-B) 」ってのはサッカーボールでテクニックで凄技してる人が端にいたんだが、終わってはける時にようやく気づいたのでまったく見えなかった。「Mixture 」はわりともみくちゃでしたね、辺りが。「繋がりSunset 」は静かに聴いてました。


 ここからが昨日の重要な所です、ファンとしては「百合の咲く場所で」が始まってKjがハンドマイクになったらダイブしなきゃ、っていうパブロフの犬状態に周りがなりました。
 僕も当日ダイブする気がなかったのですが、始まった瞬間に周りの空気感が変わって、そうだファイナルだし飛ぼうって思って、今までダイブしたのが一度だけでGG07の時のこの曲だったので行こうとしたらダイバーに乗られ飛ぶどころじゃなかった、逆に人上げたし、モッシュがすごかった。


 「Dear mosh pit」は初日同様にスクリーンに歌詞が出てみんなで歌う感じで、なんかKJうるうるしてんじゃいのって見えました。でわりと盛り上がる「La Bamba 」からSBKの二人が登場して「Episode 6 feat.SHUN,SHIGEO」が。Kjがすっげえ楽しそうだった、SHIGEOの声はきっとコウモリですら落下させれるね。


 KjがMCで「こんな時代からこそ抗うことが大事なんだ」、「ミクスチャーロックは好きですか!」でいつもの通りの狂乱の「Fantasista」が幕を開けた。この曲もハンドマイクなKj。この曲は実はそんなに好きじゃないのだが、「百合の咲く場所で」のリベンジをここでダイブするしかねえと思い、前線へ。


 ダイバーを発射してくる人の近くでタイミングを窺いながらサビで飛んだ、人の波の上で回転しながら前方へ、片手はハンドマイク、片手は泳いでくるダイバーと拳を合わせるためにステージのぎりぎり前まで来ているKjのもとへ。泳いで、うん、あれは泳いでる。ダイバーって名付けた人は的確だ、人の波が前へ進めてくれてダイバーは進む。


 回転しながら天井をしっかり見たりなんかスローな感覚でものを見えている感じだった。泳いでいった先にはKjが。ステージとの隙間でスタッフが落ちる時に抱えてくれるその前に、僕は拳を真っ直ぐに伸ばしてKjも拳を伸ばしてくれて拳と拳でタッチして落ちた。よく考えたら初めてだった拳タッチ。Kjに触ったのはバイト先でKjがビーフジャッキー買った時のお会計以来でした。


 すぐに戻って飛び跳ねた、あれ? けっこう体力もってるなって思いながら。狂乱のダイバーが泳ぎに泳いだこの曲が終わって、やるんじゃないかって聴いてた曲が。E.L.Tの持田香織が登場して「Wipe your eyes feat.Mochida Kaori 」が、NHKのライブとGG07で聴いて以来。さすがツアータイトルが「新進シャンソン歌手総出演」です。前の二回ともモッチーの声が小さくて聴こえなかったこともあったので心配だったけど今回は聴こえた。


 この曲の最後の方でKjが歌う「取り留めのない夜にめぐるmorning それぞれのlife story またベッド抜け出し Brighter day さあパレットで色足して Fly awy はかない世界で泣かないでfriends 語らい出会いまた笑いプレゼント 日々はずっと確かに回る 君もきっと何かが変わる」って部分がなんか響いて、ズサって刺さった。


 最近怠惰な生活というかきちんと動けなくて日々の生活に追われて本来のやりたいことができなくていいわけが増えてて、これじゃいけないってわかってて、でもなんか上手く気持ちが動かなくてそういう自分がすげえ嫌いになってて「なにやってんだろう」って思う事が多くて、そういう心に届けてくれた感じがして泣いた、涙が浮かんだ。これで上手く動き出せるっていうか背中を押してもらえた気がした。


 全然関係なくもないけど、高校の時に初めて見たライブというか有名人ってE.L.Tだったんだよね、ほぼ十年経ったんだけど、東京で持田香織を見るってなんか感慨深いものがある。あの時は世界で一番可愛いと思ってました、だって芸能人見た事なかったし、今は落ち着いた感じですが、年取った感じがあんまりしないのがさすが有名人というか表舞台に出続けてる人だなあ。


 本編の締めは「運命共同体」で。ここまで18曲もしてる。アンコールはいつもの「Viva Viva revolution」コールで。アンコール一発目は今回のツアーでお馴染みになった「Let yourself go,Let myself go(Samba Carnival ver.) 」です。これはオリジナルの方が好きなんだけど、だってこのver.乗り辛いから。


 二曲目は「まだやりたいって我がままを言う人が」的なニュアンスで武田真治再登場!「Bonita feat.Shinji Takeda 」でサックスじゃなくて、楽器にまったく疎いんでわかんないけどクラリネット?をシンディーは奏でてた。ズルいわ、かっこ良すぎるし、音いいし。
 亡くなった忌野清志郎さんのツアーにもシンディー参加してた気がする映画「不確かなメロディー」にも出てたはずだ。そう考えると清志郎さんとも同じステージに立ってるしDragon Ashとも同じステージに立ってたりとこの人のサックスのレベルってプロがきちんと認めるほどのものなんだな。


 続いて不公平だってことで再度SBKの二人が現れて「Episode 4 feat.SHUN,SHIGEO」を。懐かしい〜、登場はkjが真ん中でSHUN,SHIGEO,DRI-V,ATSUSHIが左右に二人ずつで赤Tで決めポーズを作って始まった。


 DRI-Vさんこと千葉ちゃんのパントマイムと後ろの映像がマッチした初日に見た、それから大好きになった「Big Town Rhapsody」が追加公演からなくなったのは残念だ、あれすげえいい曲だと思う。


 終わって二人がはけたら、Kjが「さっき思いついたんでこの曲やります」って始まったイントロが、イントロが、イントロがね、NirvanaSmells Like Teen Spirit」ですよ、でしたよ、びつくりですよ。カバーやるの? みたいな。イントロだけかなって思ったら最後まで歌った。いやあ、歌ってる本人が一番楽しそうだったなあ。
 しかし、レアだなあ、自分たちのツアーのファイナルだし。KjはNirvanaSmashing Pumpkins大好きなのもわかるし、スマパンの曲歌ってくれた最高なんだが、みんなわからないからなあ。
 

 ステージ横にいたSHIGEOがすげえノリノリで聴いてた、そういえば二人で「LAST DAYS tribute to Mr.K」のアルバムに「injurious」って曲やってたな。
 

 そして「iceman」が始まって、最初の方でまたダイブして泳ぎました。一度外に出て飲み物を買おうとしたら外じゃないと買えないって張り紙があって諦めて戻ったら歌わずにMCになってて、この曲はドラムのマコちゃんとデビュー前に作った曲でそれを三十過ぎてもできる事がみたいなことを言っていた。で、俺ら(Kj達)と同じ年齢の人もたくさんいるでしょ、十代、二十代ってDragon Ash聴いて育った人もいるだろ、ってもうそこでみんが歓声、でKjが「俺らもDragon Ash聴きながら育ったんだって」言った。そこからまたダイバーは飛んでいったけど。


 気が付いたらicemanメンバーが近くにいた、なんだか安心。そして始まってしまったラスト「Viva la Revolution」。いつもは号泣なんだけど昨日は一瞬うるって来てそこで止まった。泣いてる場合じゃないって思って、きちんとこの曲を見て聴いて動きたいと思った。


 終わってしまった後にはスクリーンにツアーの場所やスタッフの名前が流れて、最後に「Fin.」って出て拍手して会場を出た。メンバーでAXの前で撮った。それからいつものメンバーにバイバイして僕は家路に向かって帰った。


 やっぱりフェスで観るのも楽しいけどワンマンツアーが一番楽しい。とりあえずダイブ二発成功!


2009/06/13セトリ
00.Intro(FREEDOM)
01.Freedom
02.Desperado
03.Ivory
04.El Alma feat.Shinji Takeda
05.Glory
06.Sunset Beach
07.few lights till night
08.静かな日々の階段を
09.Velvet Touch feat.Gotts,Yasu(MY-B)
10.Mixture
11.繋がりSunset
12.百合の咲く場所で
13.Dear mosh pit
14.La Bamba
15.Episode 6 feat.SHUN,SHIGEO
16.Fantasista
17.Wipe your eyes feat.Mochida Kaori
18.運命共同体
【ENCORE】
19.Let yourself go,Let myself go(Samba Carnival ver.)
20.Bonita feat.Shinji Takeda
21.Episode 4 feat.SHUN,SHIGEO
22.Smells Like Teen Spirit(NIRVANA)
23.Iceman
24.Viva la Revolution

FREEDOM(初回限定盤)(DVD付)

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Lily of da valley

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The Best of Dragon Ash with Changes Vol.1

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The Best of Dragon Ash with Changes Vol.2

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