久しぶりに読み聞かせ

二男(4)に読み聞かせ。
『さるくんにぴったりなおうち!!』おおおはしえみこ作 村田エミコ絵 すずき出版

村田エミコさんの木版画が可愛い。絵を見てるだけでいい。
木版画というと図工で作るリアルな人物画がまずは浮かんでしまうが、木版画で可愛い世界を表現できるのだなあ。


他2冊読み聞かせをした。

心の琴線に触れる本は正直なし。
でも、読み聞かせっていいなと感じた。二男に読み聞かせをするのは久しぶりだ。
かつては毎日のようにしていたのに・・・。
ここ1・2年はボクの生活はおかしかった。どこかの歯車が壊れていたのだと思う。
子どもたちに読み聞かせを当たり前にするような、そんな穏やかな心持ちを取り戻そうと思う。

「学ぶ」ということの意味 (佐伯 胖)読了

協同的な学習、学習集団づくりを考える上でとても参考になる本だった。

「学ぶ」ということの意味 (子どもと教育)

「学ぶ」ということの意味 (子どもと教育)

本書の存在は前から知っていたのに、なぜもっと早くに読まなかったのだろうかと悔やまれる。
本書を読み進めるにつれ、過去の自分の考えや行為を思い起こし、それが情けなく、著者の言葉がズキリと胸を刺す。
読んでいて苦しい本でもあった。
しかし、後悔と懺悔の念を感じるからこそ、この本の意味がより理解できる自分であるのかもしれない。


「学びのドーナツ論」は今後も折に触れて、読み、考えを深めていくことになると思う。
それに伴い,ワロンの「自我発達論」ももう少し詳しく学ぶことになるだろう。

「学習と学び」「社会的自我」「文化的学習」「文化的実践」「実践の共同体」「関係論的視点」「学びのドーナツ論におけるyou世界とthey世界」「appreciate=理解・感謝・賞味」などキーワードが数多い。


読んでいて辛い本であったが、それと同時に、著者には勇気づけられもした。

「学ぶということは、予想の次元ではなく、むしろ希望の次元に生きることではないだろうか。『こういうことが、いついつまでにできるようになる』ことを目的とするのではなく、いつどうなるか、何が起こるかの予想を超えて、ともかくよくなることへの信頼と希望の中で、一瞬一瞬を大切にして、今を生きるということのように思える」p9-10
「学びとは、終ることのない自分探しの旅なのである」p11



学びとは、新たな自分への希望であり、自分探しの旅である。

学び続けることで、自分は新しい自分になれるのではないか。そう信じて前に進んでいこうと思う。