獅子王『ガブリエル・バティストゥータ』

ガブリエル・バティストゥータ

本日のサッカー動画王は、アルゼンチンのエースストライカーとして一時代を築いた『バティ・ゴール』こと『ガブリエル・バティストゥータ』。
その豪快なゴールは唯一無二であり、シュートのボールだけを見てもそれが『バティ・ゴール』だとわかると言われている。

アルゼンチン代表として、91、93年のコパアメリカで優勝。同大会の91、95年では得点王に輝く。94、98、2002のワールドカップで計10得点を決める等、代表78試合で計54ゴールという偉業を誇る。
クラブでの活躍はさらに輝かしく、キャリアの大半を過ごしたイタリアの『フィオレンティーナ』では、11試合連続ゴールや得点王等の実績を残し、世界で最も守備が厳しいと言われるこのセリエAで外国人選手史上最多のゴールを決めている。
ローマでは『トッティ』、『中田英寿』等とスクデット(優勝の盾)を獲得。名実共に世界史上を代表するストライカーである。


バティの第一の超絶テクニックはその豪快なシュートとパワフルなプレースタイルにある。
左右両足だけでなくヘッドからも放たれる強烈無比なシュート。至近距離でも長距離でもFKでも強烈なゴールを叩き込む。
歴戦のセリエAのDFを寄せ付けない強靭なフィジカルと瞬間的な爆発力、ゴール前での意外と細かなテクニックにより、数々のゴールを決めてきた。

第二に特筆すべきは、その冷静さで、派手に見えるゴールでもごくごく短い時間の中で相手選手の動きを読み、落ち着いてかわしゴールを流し込むことができる。
強烈なシュートも確かに多いのだが、それは強烈なシュートでないとゴールを奪えないシーンだからそういうシュートを放っているのであり、簡単にキーパーをかわせる場面では無理なことはせず確実にゴールを奪っている。

所属したフィオレンティーナが二部に落ちた際もチームを見捨てず一緒に戦ったことから、チームを愛する姿勢も評価されており、フィレンツェの街には彼の銅像が立てられた程である。
芸術の街に誰よりも愛された獅子王フィレンツェの人々は彼の愛とゴールを忘れることはない。


バティゴールに吠えよ!