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一日一冊一感動!小野塚 輝の『感動の仕入れ!』日記

2016-12-03 GOURMET〜3年連続日本一!…「花山うどん」(館林)

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鬼ひも川(麦豚)温・冷 950円(平日13〜、土祝日11〜)

花山うどん

群馬県館林市本町2丁目3-48 0276-74-0178

11〜15:30(麺がなくなり次第終了)日、最終土休

http://www.hanayamaudon.co.jp/


全国いろいろなところへ行くと、せっかくならその土地ならではの名物を食べたいよね。(・∀・)!

さて、群馬県館林市に初めてやってきました。日本一暑い町を更新したよね〜。冬でよかった〜!ここでの名物はやっぱりひもかわうどんでしょう!ウワサのお店は駅前にありました。「花山うどん


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創業120年だとか。風格ある建物だねえ。


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落ち着いた店内に、ひっそりと、そして堂々と表彰状と盾がドカーン!!!スゴイなあ!!!


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さあ、名物の「鬼ひも川」がやってきましたよー!「ぶんぶく茶釜」のたぬきの器がなんとも風流でユニーク!


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具だくさんだねえ。温まりそうだ−!


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おおー!!!「ひもかわ」のこの舌触り、メロメロ感、サイコー!!!お出汁も具も美味しいー!


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完食、完飲したんだけど、よく考えてみると、「たぬきの股間」に口をつけて、お出汁を飲んじゃいました!(笑)


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こりゃー日本一になるわー!堂々と宣伝してる!わかるよー!


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当然、隣のおみやげ屋さんで、買ってしまう、という寸法よ!!!(笑)館林に来たらやっぱりココだね。超オススメです!(・∀・)


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2016-12-02 「せかい いち おおきな うち」(レオ・レオニ)

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せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし


大好きな絵本作家レオ・レオニ。この作品も深い……

大きすぎる物欲が、実は何の役も立たないどころか、マイナスになっちゃうよ、というメッセージをわかりやすく伝えている。

ぜひ子どもたちに読んで聞かせて欲しい!そのエッセンスを紹介しよう。



・ある日 ちびかたつむりが お父さんに言うには、

「僕 大人になったら 世界一 大きなうちが 欲しいな」

「うどの大木。邪魔にならないように、うちは軽くしとくんだよ」

だけど、ちびかたつむりは 聞かなかった。

葉っぱの陰に隠れて 身体を伸ばしたり、縮めたり、ねじったり

とうとう、うちを大きくする方法を発見した

うちはどんどん 大きくなった みんなは言った

「確かに 君の うちは 世界一だよ」


ところが……


お父さんのお話が終わると、ちびかたつみりの目は涙でいっぱい!

「ちいさくしとこう 大人になったら、好きなところへ 行けるように」


大きい夢は大切だけど、人のためになるものじゃなければねえ。オススメです。(・∀・)


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せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし

2016-12-01 「コンニャク屋漂流記」(星野博美)

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コンニャク屋漂流記 (文春文庫)


この本はオモシロイ!10日くらいかけてじっくり読みました。今年読んだ本のベスト10入りは間違いないね。(・o・)


コンニャク屋というのは屋号。コンニャクは出てこない。先祖は江戸時代紀州から房総半島へ渡った漁師で、屋号はコンニャク屋。ルーツを探して右往左往、時空を超えた珍道中が始まる。読売文学賞受賞の傑作ノンフィクション!そのエッセンスを紹介しよう。


これはコンニャク屋と呼ばれた漁師一族の漂流記である。なぜ猟師なのにコンニャク屋で、しかもよりによってコンニャクなのか。なぜ日々の暮らしに欠かせない必需食品、米や味噌や酒や醤油や豆腐でなく?考えれば考えるほど、奇妙な屋号である。


・こんな言葉がある「板子一枚 下地獄」。船と地獄はたった一枚の板で仕切られている、という意味だ。「どんなに大きな船だって、穴が開きゃ沈むんだ。沈んだら、お陀仏よ。一巻の終わりだ」天国と地獄が同居した海に、漁師は毎日出てゆくのである。


「漁師は60過ぎたらちょっと骨なんだよ。いまは魚探(魚群探知機)もGPSもあるから楽なもんのだ。昔はそんなもんなかったんだから。沖い出たら灯台も島もあんもねえよ。まあ、いうなら勘と経験だね。魚探やGPSがなかった頃は、『港から出て煙草何本吸った距離』って距離を覚えててて樽を海に垂らして潮の流れを見て、勘で行ったんだ。猟師は頭がいる。馬鹿ではできねえ。ひ弱でもできねえ。だから大変なんだお」


漁師がとかく大袈裟に、ホラ吹き気味になるのも、勤務先が海であることが関係していると私は思う。海の上で働くには、生死の境を常に感じ、死を覚悟しなければならない。自分を信じるしかない、よるべない世界。その緊張は、陸で暮らす人間には想像もつかないだろう。だから陸に戻ったとき、思い切り緩める必要があるのだろう。


「おじさんはどうして入れ墨してるの?」「おう、コレか?猟師ってのはよ、海で死ぬだろ。おめえ、海で死んだ奴を見たことあるか?顔なんか見られたもんでねえ。痩せてる奴だって、パンパンに膨らんじまうだぞ。どいつがどいつだか、さっぱりわからねえ。で、入れ墨ってわけよ。入れ墨がありゃあ。顔がぐちゃぐちゃでも、こいつは巌、こいつは栄一ってわかるって寸法よ」


・まさに父の言う通りだった。新しいものが嫌いで古いものが好き。だからいつも、時代遅れになる。私は確かに祖母に似ている。だからこそ、自分の中の祖母的要素を必死に打ち消してきたのだろう。


・記憶ーそれは不確かで移ろいやすく、手渡さなければ泡のように消えてしまう。はかないもの。だからこそ、けっして手放したくない、何よりも大切なもの。歴史の終わりとは、家が途絶えることでも墓がなくなることでも、財産がなくなることでもない。忘れること。思っている限り、人は生き続ける。忘れること、忘れられることを恐れながら、それでも行きていこう。私はいま、そんなふうに感じている。


自分のルーツを探る旅に出たくなりました。超オススメです。(・∀・)


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コンニャク屋漂流記 (文春文庫)

2016-11-30 「はじめての不倫学「社会問題」として考える」(坂詰真吾)

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はじめての不倫学 「社会問題」として考える (光文社新書)


この本を手に取るのは気が引ける人もいるだろう。ということで私が代読してあげましたよー!(笑)(・∀・)

不倫学」って……そんな学問があったのかーー!?(・o・)!?

不倫人口「500万人」の現実。史上、最も「アレ」をしやすい現代社会を終わらせるためのサバイバルガイド!」そのエッセンスを紹介しよう。


不倫は、成育環境・年齢・性別・学歴・職業を問わず誰にでも起こり得ることだが、不倫をしない人に比べて不倫をしやすい人にはある一定の傾向がみられることは明らかだ。通俗心理学の世界では、男性の場合は好奇心が強く、芸術性や創造性を高く持ち、柔軟で型にはまらない思考をする知的な性格の傾向が強いほど不倫をする確立が高いとされている。アーティストや俳優、会社役員経営者不倫経験者が多いのは、こうした性格的側面が作用しているからだ、と捉えることもできる。


・一方、女性の場合は、努力する意志や几帳面さに欠け、計画的に物事を勧めることができない、誠実性が低い人ほど不倫をする可能性が高いとされている。男女ともに、自己愛の強いナルシストの人ほど不倫の可能性が高まる、とする見方もある。


一般に男性の不倫は「相手ありき」というよりも「まず性欲ありき」で、何らかの誘惑やきっかけがあり、タイミングが合えば、簡単に不倫に踏み出しやすい。一方、女性の不倫は、「まず性欲ありき」ではなく「相手ありき」で、自分の性欲ではなく、相手との関係性によって、不倫に対するモチベーションが変化する傾向がある。


不倫には中毒性があるアルコールタバコDVストーキングと同じで、不倫は常習化しやすい。セックスの快楽は「落差」に比例する、落差が大きければ大きいほど、快楽は高まる。不倫相手との初めてのセックスは、配偶者以外の相手という落差、セックスレスだった倍は時間的な落差、いつものと違う肉体・感触・匂い・空間という落差・タブー破りという精神的な落差など、複数の落差の相乗効果によって背徳感と高揚感が高まるため、通常の性行為よりも圧倒的に強度が増す


また一度不倫を経験してしまうと、その後の人生は既婚者が恋愛対象に入るようになってしまう。既婚者を誘うこと、既婚者から誘われることに抵抗がなくなる。いったんこうした不倫体質になってしまうと、元に戻すことは難しい。


「浮気は男の悲鳴」である。不倫は身体的欲求=性欲だけではなく、孤独感や不全感、プライドの埋め合わせなどの様々な精神的欲求が複雑に絡み合って生じる。アルコールギャンブルへの依存と同様、不倫をすることで身体と精神の安定をどうにか保っている場合、不倫をやめる=人間をやめる」になってしまう。むしろ不倫を始めたことで、身体的・精神的な安定を得ることができ、夫婦関係や結婚生活が安定し、精神科カウンセラーの元に通わなくても済むようになった、という報告はたくさんある。


不倫の問題は個人の道徳の問題、意志の弱さの問題として片付けられるほど単純ではない。いけないことだと知りながら、それでも人が不倫へと吸引されてしまう背景には、生物学的にも、歴史的にも、文化的にも、それなりに正当な理由がある。人間は、男女を問わず、生物学的にも、心理学的にも、社会的にも、複数の相手と性交をすることができ、さらに複数の相手と愛し合うこともできてしまう生き物なのだ。そして現行の一夫一婦制は構造上の欠陥を抱えている


いったん不倫ウィルス感染してしまった以上、以前と同じ健康体に戻れない。だとすれば、罪悪感に押し潰されたり、自暴自棄になるのではなく、消えない心の痛みや、治らない傷、埋まらない穴、モヤモヤした不全感を抱えたままで、それでもどうにか日々を過ごしていくための方法を模索するべきだろう。それが「生きる」ということなのではないだろうか。


「結婚をしたために、悩むことも多い。けれども結婚というものがないなら、人間はさらにもっと悩まなければならないだろう」(T・H・ヴァン・デ・ヴェルデ『完全なる結婚』)


特に、不倫を予防するためのワクチンの作り方」「夫婦関係を壊さない婚外セックス」は印象的だなあ。オススメです。


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はじめての不倫学 「社会問題」として考える (光文社新書)

2016-11-29 「私たちはどこから来てどこへ行くのか」(森達也)

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私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)


この本は深い、実に深い……。人とは何か。人はなぜ死ぬか。宇宙に終わりはあるか。第一線で活躍する科学者たちに問うことで、人と科学の根源に挑む。哲学的な、そして科学的な、人類にとって永遠の謎に迫る。そのエッセンスを紹介しよう。


・死後に意識はどこへ行くのかも想像した。天界とはどんなところなのだろう。地獄など本当にあるのだろうか。それと魂は時空を漂うのか。あるいはぷっつりと世界から消えるのか。別の次元に行くのか。そもそも自我とは何だろう。自分はなぜ今、この世界にいるのだろう。私たちはどこから来たのか。私たちは何ものか。私たちはどこへ行くのか。


・おそらくは小学校に入るか入らないかの時期、死という概念を初めて知って、自分でも制御できないほどの恐怖に襲われたことがある。知ったその瞬間ではなくて夜に眠るためにに布団に入ってから、自分はいつか死んで消えるのだと改めて考えて、あまりの恐怖に眠れられなくなったのだ。死ぬことが怖いというよりも、自分が消えてなくなることの意味がわからないというニュアンスのほうが正確かもしれない。そしてわからないと思う自分の存在が消えることの意味がわからない。さらに自分が消えたあとも世界は存在する。その意味もやっぱりわからない。わからないけれどその事態は、間違いなくいつかは起こる。死は目覚めない。眠ることとは根本的に違う。自分は消えるのだ。その意味がやっぱりわからない


福岡伸一生物学者)指紋や網膜などのパターンも実のところは常に少しずつ変わっているわけで、自己同一性とか自己一貫性とは、生物学的には何の根拠も基盤もない。比喩ではなく現実に、自己は絶え間なく変わっているわけです。極論すれば私たちは、あらゆる瞬間に死んで、あらゆる瞬間につくりかえられているということになる。個体があるから個体の世代時間が寿命ということになっていますけれども、それは絶え間なく更新されています。見方を変えれば生命38億年の歴史で、生命は一度も死なないままに、次の世代にバトンタッチしつづけれてきたとも言えるわけです。その意味では、生物はすべて、ずっと生き続けているわけです。


長谷川寿一=進化生態学者)チンパンジーの場合、群れの仲間が病いに伏して水が欲しいと思っていたとしても、周囲はほとんど関心を示さない。手助けはしないですね。人間は瞬時に相手がなぜ困っているのか見抜けますが、チンパンジー相手の表情を見抜くほどではなくて、共感もほとんど示さない。いずれにせよ共感は、ホモ・サピエンス、つまり人類の大きな特徴であるということですね。


(村山斉=物理学者私たちはこれまで、自分たちを形作っている原子が宇宙のすべてだと思っていました。ところが近年、宇宙において原子が占める割合はおよそ5パーセントにすぎないということがわかってきました。宇宙のおよそ25パーセントが暗黒物質、そして70パーセントは暗黒エネルギーでできています。しかもしれが宇宙の始まりや運命を決定している。これはある意味、天動説地動説に変わったのと同じぐらいに革命的な出来事です。


その他、「なぜ人は死ぬのだろうか」「人はどこから来たか」「進化とはどういうものか」「生きているとはどういうことか」「死を決めているのは誰か」「宇宙に生命はいるか」「宇宙はこれからどうなるか」「私とは誰なのか」「なぜ脳はこんな問いをするのか」「科学は何を信じるのか」「私はどこから来て、どこへ行くのか」など。


じっくりと何度も読み返したくなる本です。超オススメです。(・∀・)


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私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)