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一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

2018-06-26 「アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界」

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アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界


この本はスゴいよ!人間の想像力ってハンパない!ということを実感するなあ!(・∀・)!著者は、ドゥーガル・ディクソン


5000万年後、人類が消えた地球では、どんな動物が生存しているだろうか。進化学生態学の基本原理を組み合わせて想像する。驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たちとは?」その代表的な動物を紹介しよう。


5000万年後の世界では、どんな動物が生存しているだろうか。その様子を、新化学生態学の基本原理をあれこれを組み合わせて、私は想像してみた。この推測は、地球上のこれまでの事実の上に成り立っているが、確たる予言力はない。可能性を追求して到達し得たひとつの結果である。タイム・トラベラー諸君!私たちの惑星を舞台に展開される生命の進化の奇観と劇的な光景を、くつろいで楽しんでいただきたい!


ウシやウマ、ヤギなどはあまりにも人類に依存して生きてきたので、人類とともに絶滅した。野生のシカ類も、人類時代に絶滅した。人類の自然環境破壊という重圧を受けて、シカ類の数は回復不可能なまでに落ち込み、結局絶滅してしまった。では、そのあとにどんな動物が生活しはじめてのだろうか。どの動物がその空白をいちばん利用しやすい位置にあったのだろうか


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▲ラバック類


・人類時代には、有害な動物として人間を困らせるほど繁栄した小型の植食動物がいた。ウサギである。ウサギは人間が育てた農作物をつぎつぎに食い荒らしたが、人間はウサギを絶やそうとしてあらゆる手段を講じたが、どんなに努力しても完全には撲滅できなかったウサギは環境の変化に柔軟な適応力を持ち、しかも繁殖周囲が短い。この特性のお蔭で、人類が絶滅したのち、いくつかの異なった類に苦もなく進化した。中でも成功したのがラバックの数種である。


・バタディア諸島のコウモリ類は、地上に豊富な食物があり、しかも天敵の捕食動物がいなかったからその多くが空中生活を捨て、いまも地上の生態的地位をコウモリ類の子孫が占めている。ナイト・ストーカーの前足は翼から発達した。いまは肩越しに突き出して、手そのものの働きをする


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▲ナイト・ストーカー(マナンブルズ・ペロリズス)


表紙の衝撃的なイラストは、コウモリが進化した姿だったのかあ!確かに生命力ありそうだよね。文明が滅んでも生きてるだろうなあ……。進化とは?食物連鎖とは?生命の歴史とは?人類滅亡後の生物とは?ワクワクするなあ!超オススメです。(・∀・)


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アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

2018-06-25 「魂の燃焼へ」(執行草舟 清水克衛)

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魂の燃焼へ


以前から気になっていた本。ようやく読みました。いや〜!いいねえ!骨がある。名言至言のオンパレード!(・∀・)


「読者に感動を運び続ける「本のソムリエこと清水克衛が、知る人ぞ知るベストセラー『生くる』『友よ』で注目の思索家、執行草舟に迫った対話集。仕事とは何か、愛とは何か、青春とは何か、国家とは何か、生命とは何か、そして人生とは何か。魂を燃やして生き、悔いなく死ぬためのヒントがここにある」そのエッセンスを紹介しよう。


・僕が読書についてまず言いたいのは、「自分の顔」つくるのが読書の価値だということ。自分の生き方をつくると言い換えてもいい。


感謝っていうのは対象がないんですよ。だから、しっぱなしでいい。でも恩っていうと対象がある。親とか、先生とか、親分とかね。だから、恩は必ずその対象に返さなくちゃならない。それが現代人は大っ嫌いなんだ。親のおかげで成長して、大人になって、じゃあ親にどんな恩返しをするかってことですよ、


新しい言葉ってのは、その多くが人をごまかすためにつくられているんですよ。日本語ならまだいいけど、最近とくにひどいのが、日本的感性で選ばれたカタコト英語。「マニュフェスト」「ウィンウィン」「シェア」とかですよ。「絶対に約束します」って言い換えたら、政治家だって絶対に破れないよ。


言葉の価値というのは、その中にどれだけ歴史や時間が込められているかで決まる。そして、人間が喋る言葉には、どれだけの「沈黙」がその裏にあるかが重要だ。沈黙というのは、単に無口とかそういうことじゃない。その人の人生に奥行きがあるかどうか


国家っていうのは、つまりは一隅を照らす人たちが作つくっているんですよ。政治家じゃない。一隅を照らす人たちが自分にできることをやって、結果として国家が支えられている。


・どんな本でもそうだけど、一行でも感動したらその本は読んだ価値があるんですよ。むしろ一行だけのほうが「もの」になるかもしれない。


人間を人間たらしめているものは、肉体よりも大切なものがあるという思想そのものなんですよ。人間の最大の価値というのは、自分の生命よりも大切なもののために生きるということです。


魂は死なない。魂は不滅です。魂というのは、ようするに人類に課せられた「価値観」のことです。これまで人類が文明として築き上げてきた、さまざまな価値観のことです。


魂は、磨くものではないんです。いちばん近い表現は、「偉大な霊に自分を合わせる」ということかな。偉大な霊と波長を合わせるということです。


僕は、仕事や商売の細かいことなんで、いままで考えたこともない。基本的に、宇宙、生命、文明のことしか考えていませんね


お金のことは簡単です。入った以上に使わなければそれでいい。それは国家も個人も同じ。


社会保障の時代になって、みんな間違えている。生命というのは、暴れ回ってのたれ死にをするためにあるんだ。すべての人がボロボロになって死んでいく。昔からそうだ。嫌なら前もって死ぬしかないよ。金や保障など、そんなことをはじめから問題にする人間は、読書が足りないんだ。恥を知れ。


一冊の本というのは、一つの神秘なんだよ。紙じゃないんだ。これを紙だと思っているからだめなんだ。いい本は、神聖なる呪物なんだと思う。


天職っていうのは、向こうからやってくるものなんだ。運命によって運ばれてきたものが、自分にとっての天職になる


・重要なのは、この世に「絶対善」はないということ。それから「絶対悪」もないということ。ぜんぶ中間グレーゾーンなんですよ、現世は。いいものには必ず悪い面があるし、悪いものにも必ずいい面がある。その中間で何かを模索しているのが人間なんだ。


矛盾はあればあるほどいい。あったほうがいいんじゃなくて、たくさんあればあるほどいいんだ。それを解決しようと思って生きるのが人生なんですよ。矛盾を大好きにならなきゃ人生を生きるコツは、矛盾をどう楽しむかに尽きます。その矛盾を、僕は「運命」と呼んでいるんです。


本の中には、過去に生きてきた人の精神エネルギーは入っているんです。だからその本を本当に尊敬して読めば、精神エネルギーが自分に入ってくるわけ。これは何かの比喩じゃない。実際に、そういう粒子が自分の中に入ってくる。


「一行」だけでその本の価値があるなら、この本は20万円以上の価値がある。執行草舟氏の他の本も読みます。超オススメです。(・∀・)


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魂の燃焼へ

2018-06-24 「ラーメンスープで世界を救う」(本間義広)

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ラーメンスープで世界を救う


親しくさせていただいているクックピット株式会社本間義広社長。カッコよくて笑顔のステキなワタシの兄貴分ともいえる方が、本を出版したということで早速出版記念パーティにお呼ばれしてきました〜!(・∀・)


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今や国民食と言われる日本のラーメンを陰で支えている男日本料理店から外食のチェーン店を経て、豚骨ラーメンに魅せられて、時給800円のバイトとしてこの世界に身を投じた。鮮度と美味しさにこだわったスープ作りを目指し、そのストレートスープは現在1500もの店舗に導入されている。さらに業界に先駆けてハラール認証を取り、海外にも販路を広げている。本書は、注目の経営者である本間社長の初の著書。その生い立ちと彼の経営哲学を丁寧に紐解き、若い経営者羅針盤となる書籍。そのエッセンスを紹介しましょう。


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ラーメン業界に新たな風を吹き込みたい3つの理由


1 スープの仕込み時間を軽減することで、少しでもラーメン店経営者や職人の労働環境を改善して、微力ながらも経営に行き詰まってしまった人たちの手助けをしたい

2 当社のスープと使うことで誰でも独立開業ができるシステムの構築のれん分けともフランチャイズとも違う「味分け」と名づけた独自の開業支援システムを開発しました。

3 人生を賭けてスープを究めたい。研究の結果「スープの美味しさのもとは甘みであり、甘みを生み出すのは食材の鮮度である」という結論に至りました。美味しい料理を作る秘訣は、一流であればあるほど「食材の鮮度」です。


すぎやまこういちさんの言葉「本間君の仕事は良い仕事だなあ。味を作って人を楽しませているよね。「味楽(みがく)家」っていうんだよ。僕は、音を作って人を楽しませるいるから音楽家。でも本間君との違いは……僕の曲は、僕が死んでも残るんだよね。でも本間君の仕事は、食べたお客さんの心と記憶にしか残らない。どうやら、君の方が上だな」


ラーメンスープには「濃縮還元型」「ストレート型」の2種類あります。濃縮還元ではスープの質が落ちて味にばらつきが出ます。そのため化学調味料を使って味を調整しますが、これでは本当に美味しいラーメンを作ることなど当然出来なかったのです。かといって、自前でスープを作るには大変な重労働をしなければなりません。なぜ誰も業務用のストレートスープを商品化できなかったのかといえば、本物のスープを大量に作るための技術や知識、そしてスープ釜ななかったことに加え、輸送コストがかかってしまうからです。


「知覚動考(ちかくどうこう)」は「ともかくうごこう」とも読める物事を知って、覚えたらまず動くことが大切で、考えることは最後さ。ともかく動くことが大切だという意味だ。


ハラール対応ストレートスープの世界販売が始まります。世界の人口の4分の1以上の人々を笑顔にできる可能性があることを考えるとワクワクします。


「世界」という言葉には2つの意味を込めています。1つは「ワールド」もう1つはラーメン業界」です。ハラール対応スープを、東南アジア中東アフリカにまで浸透させ、ムスリムの方々にも当社の美味しいスープを味わっていただきたい。そしてラーメン店の経営や過酷です。廃業率が高いです。店主の方々の負担を減らすことができ、余裕ある生活をおくるお手伝いができればと願っております。


特に、ラーメン屋の一番大変なところ、請け負います」「味で多くの人を幸せにすることこそ我が天職」「一杯のラーメンが私の人生を変えた!」「「スープは自前で作る」という固定観念を打破する」「日本ケンタッキー・フライド・チキン元代表取締役社長大河原毅氏との対談「世界の胃袋はトリでつかむんです」」は一気に詠んでしまう。

ワタシは「Dr.Fry」で世界を変えたい!飲食業界に携わる人必読っ!本間さん、おめでとうございます!超オススメです。(・∀・)!♪


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ラーメンスープで世界を救う

2018-06-23 「ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語」

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ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF)


いや〜!この本は、まさに目からウロコだなあー!あまりに身近にありすぎて存在を忘れてさえいる「ねじ」と「ねじ回し」。(・∀・)この便利な道具(?)はいったいどうやって発明されたのだろうか?


1999年にニューヨークタイムズマガジンの編集者が、著名な建築都市計画研究者であるヴィトルト・リプチンスキに、この千年間で最も優れた、利用価値の高い道具についての短いエッセイを書くことを提案した。この提案をリプチンスキは受け入れ、仕事場にある道具―― 金づち、鋸(のこぎり)、水準器、鉋(かんな) ――の歴史を調べていったのだが、そうしたものの系統をたどってみると、ほとんどははるか大昔に端を発したものなのだった。これはもうダメだと思った彼は、妻に意見を求めた。彼女の答えは刺激的なものだった。「あなたが何かしようとする時には、たいていねじ回しが必要でしょう」と。

確かにそうだった。ねじ回しは、人類の道具箱の仲間としては比較的新しいものであることをリプチンスキは発見した。それは中世ヨーロッパ時代の発明で、中国の影響を受けていない発明品なのだ。もちろん、他の多くのこと同様、レオナルド・ダ・ヴィンチはごく早い時期にねじ回しのアイデアを思いついており、交換可能なギア付きのいろいろな種類のねじ切り機を設計している。それでもなお、ねじ(および、ねじ回しと旋盤)が一般的に使われるようになるまでには何世代もかかり、マイナスドライバーやソケットなどのねじが登場したのは最近になってからだ。そのエッセンスを紹介しよう。


あるとき降って湧いたように登場した発明品がある。そのいい例がボタンだ。寒さを防ぐ便利な道具であるにもかかわらず、人類は歴史のほとんどの期間を通じて、ボタンを知らずに過ごした。体に布を巻き付けたり、ベルトや紐で縛ったり、日本人は着物を帯で閉めていた。古代ローマ人はたしかに衣服の飾りとしてのボタンは使ったが、ボタン穴を開けるという発想が欠けていた。また古中国では紐に棒を通しはしたものの、一歩進んでボタンとボタン穴を発明することはなかった。こちらのほうがより単純で便利であるのに、だ。


ところが13世紀に入ると、突如として北ヨーロッパボタンとボタン穴が出現した。この、あまりにも単純かつ精巧な組み合わせがどのように発明されたのかは、謎である。おそらく、ねじ回しもボタンと同様、中世に発明されたのであろう。


1550年以前の時計にはねじはまったく使われていない。ネジが使われ始めたのは、家庭用の小さくて軽い時計、とくに腕時計の需要が高まったためだ。


「この1000年間に発明された最高の道具は何か」と問われたら、だれもが返答に困るのではないか。一概に道具といっても、工具に文房具、農機具、調理道具、工作機械、医療器具……いったい何万種あるものやら、見当もつかない。おまけに、そのどれがこの1000年間に発明されたのかなど、どうやって調べればいいのだろう。

私たちが使っているほとんどの道具が発明された中国でも、ねじは知られていなかったのは驚きである。一方ヨーロッパでは、15世紀後半に作られた写本に溝つきねじの絵があることから、このころにはすでに使われていたことがわかる。

日本人が初めてねじと出会ったのは、1543年に種子島に漂着したポルトガル人から購入した火縄銃によってであったという。鉄砲製作の命を受けた島の刀鍛冶は、未知のねじ構造を教えてもらうために自分の娘をポルトガル人に嫁がせることまでしたという。完璧さを求め、精度を追求してやまない「職人の性」は、古今東西を問わず存在するのだろう。


「ねじ」がない世界なんて想像できないよねー!スゴいなあ!先人たちに感謝だなあ!超オススメです。(・∀・)


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ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語 (ハヤカワ文庫NF)

2018-06-22 「『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡」(斎藤貴男)

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『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡 (朝日文庫)


マンガが大好きだったワタシが全巻揃えたあしたのジョー』『タイガーマスク』『巨人の星みな、梶原一騎氏の原作だ。そういう人多いんじゃないかな!?(・∀・)


「現在でも多くの人の心をつかみ、年齢を問わずリスペクトされ続ける名作コミックの原作者・梶原一騎。数多くの作品で読者の心をつかんだ天才は、しかしその栄光の裏で影も引きずっていた。2017年1月に没後30年となる、人間・梶原一騎の光と影に鋭く迫る、 傑作ノンフィクション」そのエッセンスを紹介しよう。


少年ジャンプ初代編集長・長野規(ただす)「わが国漫画史上において、梶原一騎手塚治虫にも匹敵する存在でした。その生き方や創作者としてのあり方は大きく異なっていたけれども、読者や次の世代漫画家に与えた影響力の点で、むしろ梶原さんは手塚さんに優るとも劣らなかったとさえ言えるかもしれない」


巨人の星主人公の星飛雄馬なる命名は梶原自身が苦心の末創り出したが、少年マガジン案の「星明」とする案(「明けの明星」のイメージから)にほぼまとまりかけていたが。雄馬ヒューマンというのは、彼がその後も漫画原作をやっていく上での精神的支柱にしようとしていたんじゃないか。


真樹日佐夫空手だのプロレスだの、兄貴はいろんな格闘技を書いたし、また関わってもいたけど、子供の頃から、心底好きだたのはボクシングだけだよ。他のは物書きになってから、作家的感性で近づいていったんだ。」


『明日の恋人』掲載誌『チャンピオン』編集長だった成田清美は作中の天地真理に惚れ込み、連載中に生まれた長女に「真理」と名づけた。また本名を斎藤真理といった女性歌手の芸名も、この作品から取られた。『朝日の恋人』のヒロインは、それだけインパクトの大きい、清純イメージの徹底したキャラクターだったということである。


・梶原の変貌ぶりには、単に成り上がり者らしい傲慢、無粋などという言葉だけでは説明しきれないものがあったと言われる。才能の枯渇や時代相の変化への恐怖、自分の金や地位を利用しようと近寄ってくる者たちへの軽蔑や警戒。一度でも「星」になった人間でなければ永久にわからない、さまざまな要素がないまぜになっていたことは間違いないが、加えてもう一つ、決定的な出来事があった。後に復縁することになる、高森篤子との離婚である。


久しぶりに一騎に読み返したくなりました。特に「男の星座」はケッサクだったね。未完で終わったのが残念。超オススメです。(・∀・)


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『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡 (朝日文庫)