2015年 パワースポット鞍馬 その4



鞍馬寺から貴船方面へ山道を下っていく「奥の院参道」

ただの山道だと思いきや

不思議で面白いスポットがたくさんあります。




奥の院参道」という看板のある建物をくぐり抜けると

静観な中に水の音がします。

ここからも身を清める必要があるので

手洗い場があります。

木漏れ日の中の小さな空間ですが安らぎを感じます。




そこから石段。

木々のアーチを登っていくような感じです。

階段は人によっては辛い。

けれど、空気が良いためにすんなりいける。




登り詰めると再び広い空間に出ます。

奥には建物が見えます。

「霊宝殿」

鞍馬山にまつわるものの博物館です。



せっかくなので中に入ります。

3階建てで、それぞれのテーマを持って展示がされています。

鞍馬山は動植物の宝庫。





せっかくなので中に入ります。

3階建てで、それぞれのテーマを持って展示がされています。

鞍馬山は動植物の宝庫。

1階は特に蝶の種類がたくさんいて蝶の標本がたくさん。

そして、なぜか海の生物の化石がたくさん採掘されるというのです。

実は鞍馬山は、なん億年もかけて移動した南極の一部らしい。

南極がまだ温暖だった時代の化石たち。

南極が京都に?

ちょっと信じがたいですが事実。




そして、鞍馬山といえば源義経

「京〜の 五条の橋の上〜♪」

牛若丸と弁慶の出会い。

牛若丸と言われた義経が修行したのが鞍馬山です。

烏天狗に指導を受けたという伝説。

烏天狗は妖怪ではないでしょうが

歴史的に有名な戦の天才と言われた能力は

ここから生まれたのかもしれません。

兜や甲冑、刀などゆかりの品々が展示されています。

義経はテレビや映画で美男子とうたわれて演じられてきました。

展示で一番の衝撃だったのが

義経の自画像。

美男子とは言い難い顔です。

出っ歯だったらしい。





あまり知られていませんが

日本の女流作家の一人、与謝野晶子が鞍馬に居を構えていたらしい。

2階には「寺宝展観室」と、与謝野鉄幹(寛)・晶子夫妻に関する資料を

展示する「与謝野記念室」があります。

鞍馬で名作がたくさん生まれたとか。

ちなみに、博物館の外に

晶子の書斎部屋が残されています。

小さい小屋ですが、静かで緑に囲まれて良い環境ですね。

与謝野寛(鉄幹)・晶子の歌碑もあります。





そして3階は、国宝の毘沙門天三尊像や経塚出土品などの宝物収蔵庫となっています。

毘沙門天三尊像(国宝)

木造毘沙門天立像(国宝)、木造吉祥天立像(国宝)、木造善膩師童子立像(国宝)の3体

・木造毘沙門天立像(国宝)

安時代の作で、一木彫の白木の像。右手に鉾を持ち、左手を目の上にかざして京都を望む北方鎮護の姿をしている。

②木造兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)立像(重文)

平安時代後期の作。


鞍馬寺経塚の出土品(国宝)

本殿金堂の後方から出土した経塚には平安時代から伝えられた200余点の遺物が納められており、

これらは「鞍馬寺経塚遺物」として国宝に指定。「銅宝塔」など、数多くの文化財が保管展示されています。


ここは鞍馬山の様々な魅力を感じることができるスポットです。

「霊宝殿」を後にして、再び山道へ歩き始めます。

つづく