長門オンリーの件

 入稿はまだ完了してないのですが長門オンリーが地味にあと二週間くらいなんで告知します


 タイトル:今夜のご注文はどっち?
 頒価価格:500円(予定)
 B5・40p(オフセット)
 表紙・挿絵担当 tokyo(GREAT芥)


 以前に述べてましたがまずは夏コミに出したコピー本「今夜の長門有希」の再録がこちらになり、それと書き下ろし朝倉エロ話「今夜の朝倉涼子」が収録されております
 挿絵のうちの大半が服を着てないというエロ仕様なんで18禁でお願いします


 今回は既刊は無しでこの新刊だけの予定です
 持っていけるとしたらヤンデレ本が少々
 うーむ、どうしよう

ハルヒ系

新年長門漫画(よりみち)
 リンク切れ修正とのことで
 この長門はいいなあ


ツンデレ有希ちゃん42話後半
 前半はこちら
 ツン


鶴屋さんのおっぱいとおっぱいのおっぱい(なま搾り)
 柔らかそうですね


長門オンリー用表紙絵(えりゅえりゅDAYS)
 内容はだだ甘キョンシリーズとのこと
 あとはエロがあるらしいので超楽しみ


ありがとう(no reply)
 プレゼントをもらう長門

今日の長門有希SS

 1/071/08の続きです。


 雪合戦クラブ第一のルール、雪合戦クラブの事は誰にも話すな!
 雪合戦クラブ第二のルール、雪合戦クラブの事は誰にも話すな!
 以下略。


 雪の降るグラウンドに俺達はいた。体育でも部活でも使われておらず、誰も踏み入れていないので、歩くと足首まで埋まる。
 結局、参加者はSOS団員とパソコン部五人の他に、谷口と国木田のコンビ、鶴屋さん、それと朝倉を交えての十四人である。
「SOS団には鶴屋さんと涼子を加えるわ」
 というわけで、こちらは俺と古泉以外の女性陣全員、そしてもう片方のチームはパソコン部を中心に谷口と国木田が加わった形となる。
 こうして分けると、こちらはジャージ軍団で、向こうは制服軍団で……
「国木田、お前なんかゴールキーパーみたいだな」
 一人だけジャージが混じっているので、なんとなく特別に見える。
 まあ本来なら全員ジャージを着用すべきなのだろうが、ハルヒが速攻で雪合戦をすると言いだしたので、状況を把握していなかったパソコン部員達や谷口に着替える暇は与えられなかった。
 まあ、上に羽織るジャンパーを取りに行く事を許されただけましだと言えよう。
「雪玉を一発でも食らったら死亡よ。勝利条件は、相手を全滅させるか相手チームの旗を奪う事」
 ハルヒはどこからともなく赤と青の二色の大きな旗を調達していた。体育祭か何かで使った物だろうか。まあなんでもいいのだが。
「それじゃあ、今から十分後に試合開始。時間になったらそっちが準備できていなくても始めるから覚悟しなさいよ!」
 一方的に言い放つと、ハルヒは赤い旗を持ってずんずんとグラウンドを歩いていく。旗を高らかに掲げて先頭を歩くハルヒ
「民衆を率いる自由の女神、みたいですね」
 ニヤけた笑みで古泉が何やら言っているが、何の事だかよくわからないな。
ドラクロアです。美術の読本などで有名な絵ですが、ご存じありませんか?」
 ご存じないね。見たことくらいはあるんだろうが、名前を聞いてすんなりと思い浮かぶものでもないだろう。
「それは残念です」
 と、それほど残念でも無さそうな顔で両手を広げてオーバーなリアクションをする。
 それはそうと、ハルヒはどこまで行くんだろうな。雪合戦なんてそんなに離れてやるもんでもないだろうに。
 振り返ると相手チームはすっかり小さくなっている。向こうは最初にいたあたりにもう旗を立てて、何やら固まっているのが見えた。
 相談してるのか、ただ寒いから固まっているだけなのかはわからない。まあ、向こうはそんなに乗り気じゃないだろうから、そこまで作戦を練ってくる事はないだろう。
「こっちはここを基地にするわ!」
 ハルヒが何やら宣言し、忘れられたように放置されていたサッカーゴールの前にどすっと旗を立てる。
「ここなら後ろからは敵が来ないでしょ。誰かが前に立って守れば安泰よ!」
 別に回り込んでくるほど相手は頑張らないと思うけどな。
「こっちは二人ずつ組んで行動よ」
 キョロキョロと見回し、
鶴屋さん、みくるちゃんをお願い。こっちの陣地に向かってきた奴を迎え撃って」
「オッケー、任されたよっ。みくるも任せておいてっ」
「ふぇ、どういう事ですかぁ?」
 そういう事です。
「有希と涼子は動き回って相手を撃破」
「いい」
「わかったわ」
 そしてハルヒは俺の方に目をやり、
キョンはあたしのサポートね。旗を目指すわよ。身を挺してでも守りなさい」
「へいへい」
 とりあえず、司令官が死んだら敗北ってルールじゃなくて良かったな。例えハルヒが速攻でやられても他のメンバーがなんとかするだろう。
「そうそう、古泉くんは旗を守ってちょうだい」
「了解しました」
 チラリとハルヒは腕時計を見る。
「そろそろ時間ね。各自、全力を尽くすのよ。最初に雪玉を食らった人は罰ゲームよ!」
 こうしてゲームが始まった。