H25サンマ漁予測第四報-日記-まぐろぐ

H25サンマ漁予測第四報-日記

"見れば解るサンマの大きさ活きのよさ味のよさ"

第四報は、
三陸沖漁場の水温変化を元に予測します。

次いで、北の漁師の流儀
「LED漁灯」の効果について記します。

☆ 海況
 - 台風直前の海況を見るとき、
  -北東〜北西の風の吹きあんばいを覧る
  
  これによって親潮第二分枝の南下が強まる可能性。
  
  台風の北上通過によって、
  吹く風が沖から陸へ変わり"陸風・北西風"へ→
  うねりが平らに。
  
  ゆえにもサンマ漁場の海況が平穏→凪る→
  稼ぎやすくなる。
  
 ◎20度以下の水帯は、
  道東沖に広く分布しているほか、
  
  岩手県北部沖の暖水域の西側を南下した先端が、
  「椿島、大船渡沖20浬(37キロ)、
  
  東側を南下した先端が歌津崎沖(宮城県南三陸町)の、
  240カイリ(444キロ)にある。




  
☆ 船頭はこう考える-北の漁師の流儀-沖での戦略・戦術
○猛暑の今夏、あまりにも大気温度が高いため、
 "海水温まで急上昇"。
 
- これまでの気温上昇のサイクルは、
 "暖流・黒潮の勢力が強いがため大気中の温度が上がる"。
 
 これが今までのそれでした。
 今年の夏は「チベット高気圧」の勢力が非常に強く、
 これが太平洋高気圧とあいまって・・・・。
 
 そこでこれは対人間の話で相手はサンマ、
 サンマはそんなことは感じていないはず。
 
 単に親潮の勢力が弱いためだ。
 
 はるか西経のハワイ北西の海区より、
 自然の摂理により西進して北方領土辺りで、
 
 サンマの群れが厚くなり親潮第一分枝、
 東から続く第二分枝、同三分枝と、
 沖陸に不連続的に蛇行して漁場が形成さる。
 
 その中でも道東の岸伝いに襟裳岬の沖陸、
 えりもの南東沖合と、三陸沖、さらに金華山沖へと、
 
 第一分枝が優れて濃密な群れをなす。
 それゆえ、気仙沼、大船渡、宮古など、
 水揚げが盛んとなる。
 
  船頭という者はたとえ沖での模様があっても、
  近場で"サンマの跳ね"があれば、
  何時でも何処でも漁場となる。
 
 ○ここ数年のサンマ漁の傾向
 - 過去五〜三年は、地球温暖化のせいか解らないが、
  津軽海峡をかわっての南下が遅い。
  
  北海道各港だけうるおって、内地の港はさっぱりだ。
  水産に関しては将に"北海道帝国なり。
  
  まず八戸には揚げない。
  出漁船はあるだろうが、入ったことがない。
  
  三陸各港から塩竃までがいいところで、
  常磐小名浜はサンマがなくて祭り用のそれに困っている。
  よその港からそれを移送して、
  新聞にたたかれたっけ。
  
 - 今漁期は、毎日一艘二艘程度で推移。
  市場には北海道市場の入札価格が発表にならないくらいだ。
  
  昨日二十六日ようやく三匹貰って塩ふり。
  140g程度のそれで、"ウナギのえば(餌)"一歩前のやつ。
  
  道東にかなり水揚げがあるせいか「安値安定」ようだ。 
  
 - 昨日今日のサンマの値段
  一昨日   98円
  昨日    120円
  今日    150円
  
  台風18号の時化でサンマの水揚げが払底か?
  道東では28日夕刻の操業再開となるか?
  
  時化の後の海況の変化が楽しみだ。

☆ 3.11の大津波の年導入・LED集魚灯の効果絶大
 ◎集魚灯→漁獲するための"青色LED漁灯"に替わる。
 - 大津波で失った船の代船建造により、
  競ってLED漁灯が導入さる。
 



  
  その色は青色だがかつては網に入ったそれを、
  落ち着かせるために"湧かせる"、
  "赤色灯の「ガンドウ」"を点けたものだ。




  「向こう竹」の外へあふれるサンマ・20tons?

  これが青いLEDそのものでもいいとなって、
  
  『発光波長の調節』という理屈だそうだ。
  
  それはサンマが感知しやすい波長に近い。
  
  交通信号用とほぼ同じ波長のLEDが使われ、
  これが追い風となった。
  
 ◎漁灯で消費する燃油1リットルあたりの漁獲量が、
  一漁期平均で約40倍になった。
  
※次回第五報で今漁期サンマ予測終わらせたい。
 漁次第で第六報になるかもしれない。
 
H25サンマ漁予測第三報-日記

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H25 2013-09-27 1600


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