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2014-08-10 私立桜が丘高校軽音楽部日記

[]夏コミ頒布物「デレマスマンシール」+『駄菓子ラヂオ』追記

C86夏コミ情報です!

 

今回頒布する『駄菓子ラヂオ』にあわせて、駄菓子といったら欠かせないアレのパロディグッズを作ってみました!

 

「デレマスマンシール」です!!!!

 

キラシールは、ちゃんとキラキラしたビックリマンシール風になっております。

6枚セットで、当たり外れはありません。必ずこの6枚です。

アローエンジェルは天使シールだろうが!というツッコミに対しては「キラキラの方がかっこいいじゃん!」とお答えしておきます。

 

裏面もばっちりあるぜ!

 

頒布スペースは『たまご酔拳』3日目 西ま−18bです。

本自体は他の場所にも委託してありますが、シールはここだけですのでご注意下さい。

デレマスマンシール

発行サークル:砲火後ティータイム

頒布日:8月17日(日) コミケ86三日目

 

スペース

『たまご酔拳』3日目 西ま−18b

 

値段:会場頒布価格 300円

 

イラスト

あきづき弥

あんび

 

・書店委託

ありません。会場頒布のみです。ご了承ください。

 

----------------------------------------------------------------------

 

『駄菓子ラヂオ』追加情報です!

 

頒布場所が3箇所になりました。

『たまご酔拳』3日目 西ま−18b

『AmbientLite&一識』3日目 西や−11a

『suntrap notes.』3日目 東O-30b

 

東ホールで西までこれないよ!という方も是非!

 

書店委託

現在はメロンブックス、とCOMIC ZINで行います。

 

どうぞよろしくお願いします!!

 

----------------------------------------------------------------------

 

艦娘達と一緒に、日本全国お酒の旅へ。C86新刊『艦娘のみあるき』

こちらもぜひ! 会場限定おちょこつきだよ!

 

2014-08-09 私立桜が丘高校軽音楽部日記

[]艦娘達と一緒に、日本全国お酒の旅へ。C86新刊『艦娘のみあるき。』

C86新刊告知です!

 

夏ですね。

夏といえば海ですね!

夏といえばお酒の季節ですね!

 

というわけで『艦これ』本です。

(イラスト:こるり

夏コミC86新刊。

『艦娘のみあるき。』です!

頒布スペースは

1日目東B-42b サークル「幽郭の厨房

1日目東A-26a サークル「Fivecoa」

になります。

 

追記:書店委託決まりました!予約中です。

メロンブックス『艦娘のみあるき。』

 

●お酒と艦これを楽しむ本です

テーマは「のみあるき」です。

鳳翔さんに教えてもらいながら、漣ちゃん+女性提督と一緒にいろんなお酒を見て回ります。

(マンガ:またたびーと

マンガとイラストでどどーんとご紹介!

日本各地のお酒を、艦娘達と飲んで回りましょう。

 

(イラスト:ゐおり

その他多数企画も用意しています。

 

●コンセプトは「艦娘と同じ名前のお酒」

艦娘の名前=艦の名前は、たいてい地名や季節語から付けられています。

そうなると、地名や季語が使われている「お酒」もたくさんある。

そこで艦娘と同じ名前のお酒を紹介!という本になっています。

 

(イラスト:幽@厨級 カット:でんたる

艦娘とお酒のコラボ、艦の簡単な解説、お酒の紹介の三段組。

日本酒焼酎泡盛ビールなどなど。すぐ手に入るものからレアものまで、オススメのお酒をずらり並べてみました。

 

(イラスト:こるり

どんなお酒が出てくるかは、読んでみてのお楽しみ。

ほろよい艦娘たちをお楽しみ下さい。

(イラスト:柚木ルリ

または、「飲めない子達を眺めながら飲む」お酒をお楽しみ下さい。

夏らしいさわやかな一冊です。必見ですね!!

 

(イラスト:もりやゆら

元々、言い出しっぺの厨級ら面々が、日本中から集めた「艦娘名前酒」飲み会をしたのが事の発端でした。

地名とお酒と艦は密着しているあたりから見えてくるものは多いと思います。是非楽しんでみてください。

気になるものがあったら是非飲んでみてください!

 

●お酒初心者提督のための本です

(イラスト:杏仁無双

お酒大好きな玄人の方にも是非読んでいただけるように頑張りました。

それだけでなくお酒全く呑まない人・お酒の飲み方がよくわからない人向けの本として作っています。

酒は飲んでも呑まれるな。

お酒とうまく付き合う方法を含め、様々な企画を用意しています。

全く飲めない未成年の人でも、いや、そういう方にこそ、お酒の世界を知ったり、大人になったらどう対応していけばいいのかを掲載していますので、是非読んでいただきたい本です。

 

(イラスト:自家製

本当に様々な種類のお酒を紹介していますので、「お酒の種類ってなんだかさっぱりわからないよ!」という部分もあると思います。

そのあたりもきっちり、わかりやすく解説しています!

 

●会場限定スペシャルおまけ

(イラスト:でんたる 文字:PIROPARU

会場限定で、鳳翔おちょこがついてきます!

キュートな鳳翔さんと楽しい晩酌を!(飲めない方は資材入れにどうぞ!)

(注意・会場の頒布の際、本のおまけとしておちょこが付いてきます。おちょこと本の別売りは一切していませんのでご了承ください。また書店委託の際にもおちょこは付いてきません)

 

●誤植について

早速ですが誤植があったので訂正させていただきます。

32ページるりえさんのイラストの名前が別の名前になっています。

本がでましたら改めて訂正報告させていただきます。

 

名前:『艦娘のみあるき』

お酒初心者提督のための本

 

発行サークル:幽郭の厨房

頒布日:8月15日(金) コミケ86一日目

 

スペース

「幽郭の厨房」1日目東B-42b

「Fivecoa」1日目東A-26a

 

ページ数:64P

値段:会場頒布価格・おちょこ付きセット 1000円

(本単品の頒布はしていません)

 

〜言い出しっぺ・企画・制作・編集〜

幽@厨級

れん

たまごまご

 

参加者一覧

イラスト・マンガ

あまゆき

杏仁無双

碇マナツ

H'

えぐぞせ

彼方リョウ

桐沢十三

こるり

自家製

しのはらしのめ

須藤のぼる

だんちょ

またたびーと

みそ茶

もりやゆら

るりえ

ゐおり

柚木ルリ

lilィ

 

テキスト・デザイン

あこ

ぐらたん/ゆずっこ

PIROPARU

 

カット全部とマンガとおちょこデザインとかたくさん

でんたる

 

書店委託について

メロンブックス『艦娘のみあるき。』

よろしくお願いします!!!

 

夏だ、駄菓子だ!シンデレラガールズたちとお菓子を食べよう!『駄菓子ラヂオ』 - たまごまごごはん

こちらもぜひ!!

2014-08-02 私立桜が丘高校軽音楽部日記

[]夏だ、駄菓子だ!シンデレラガールズたちとお菓子を食べよう!C86新刊『駄菓子ラヂオ』

夏ですね。夏真っ盛りですね。

夏が来れば思い出す。

駄菓子屋さんで過ごした日々。

 

というわけで、シンデレラガールズのキャラクター達による、駄菓子満載のレトロなラジオ番組です。

 

(イラスト:あんびだんちょ

夏コミC86新刊。

『駄菓子ラヂオ』です!

「駄菓子ラヂオ」特設サイト

 

『CG BR@S』『CGモバ通』『高校制服ノート 今日のアイドルさん』『生ビールっすか!?サンデー』に続く、第五弾です。

 

頒布スペースは

『たまご酔拳』3日目 西ま−18b

『AmbientLite&一識』3日目 西や−11a

『suntrap notes.』3日目 東O-30b

になります。

 

パーソナリティ島村卯月渋谷凛城ヶ崎美嘉の三人。

昔から現在まで、多くの人に愛された駄菓子の数々を、カラーてんこ盛り・マンガてんこ盛りの、総ページ数72Pでお送りします!

72Pでお送りします!

読めば、駄菓子に思いっきり詳しくなれる一冊です!

 

●あんな駄菓子やこんな駄菓子●

(イラスト:えらんと

駄菓子屋さんで、スーパーで。

みんなが子供の頃買った、そして今もあるたくさんの駄菓子。

カラーイラストと、パーソナリティのトークとともに、がっちり解説していきます。

きっと見たことのあるものが、たくさんあるはず!

 

(イラスト:ねろたろう

大人から子供まで!

日本全国津々浦々、どこでも、誰でも、安くてに入るお菓子たち。

その裏側に迫ります!

 

(イラスト:あきづき弥

おまけつきだったアレやコレももちろんご紹介。

今や手に入らない、懐かしの駄菓子もずらっと紹介・解説していきます。

 

また「なぜ当たりくじは成立するのか」など、豆知識も盛りだくさん。

見ていて楽しい、読んで飽きない、そして懐かしくなる一冊です。

 

●企画ページも詰め込みました!●

(イラスト:山葵るお

駄菓子でコスプレファッションショー!

アイドルならではの、駄菓子お遊び企画も満載です。

 

また、今回も取材に行ってまいりました。

・高橋駄菓子店

のんのんびより」の駄菓子のモデルになったお店です。

店主のおばあちゃんとお話しながら、店内の様子を撮影させていただきました。

 

・駄菓子のデパート エワタリ

駄菓子を大量に扱っているデパート、エワタリさんに、現在の駄菓子事情について伺いました。

今、駄菓子はどうなってきているのか!?

 

その他、駄菓子屋にまつわる懐かしのアレコレも紹介しています。

 

●駄菓子という名のノスタルジー

(マンガ:大作

マンガももちろん載っています!

今のちびっ子アイドル達は、どんな駄菓子が好きなのかな?

 

(マンガ:鈴木フルーツ

そして、あれ?この二人は一体?

ちゃんとシンデレラガールズと関係があります。中身は読んでのお楽しみ。

 

変わらないのは、夏の日の日差しと、駄菓子の甘さ。

 

(イラスト:美月めいあ

幼いころの記憶、

覚えていますか?

 

 

 

●Q&A●

Q1・どのへんがラジオなの?

基本一冊まるまるラジオ番組形式をとっています。

駄菓子についてのエピソードやウンチク、昭和から平成日本の話題などをぎゅぎゅっと詰め込みました。

アイドルたちが駄菓子を楽しむ様子と一緒にお楽しみ下さい!

 

Q2・お菓子だし、モバマスの子供キャラばっかりでてるの?

子供キャラが多いのは事実です。

しかし、全年齢、様々なキャラが登場します。

どのような形で出るかは、ぜひご覧ください!

 

Q3・今も載っているのは全部手に入るの?

残念ながら製造中止したものもあります。

それもまた、思い出ということでひとつ何卒。

 

Q4・モバマスよくわからないんだけど……

大丈夫です!

子供の時に食べた駄菓子の話を、みんなでしよう、というのが目的の本です。

女の子+駄菓子。かわいいでしょう?

なのでご安心ください!

もちろん、モバマスが分かる人には更に楽しめるようにネタが仕込んであります。探してみてください。

 

Q5・その他になんか売るの?

現時点ではまだヒミツですが、とあるグッズを制作中です。

駄菓子に関係するものです。

後日公開いたします!

 

Q6・765キャラって出てくるの?

出てきます。

うちのサークルではモバマスキャラと765キャラは同じ世界の住人という考え方で作っています。

いずれはミリオンライブキャラも一緒にワイワイしてもらうのが夢です。

 

Q7・シンデレラガールズ大好き?

大好き!

名前:『駄菓子ラヂオ』

駄菓子をより一層楽しむ本

 

発行サークル:砲火後ティータイム

頒布日:8月17日(日) コミケ86三日目

 

スペース

『たまご酔拳』3日目 西ま−18b

『AmbientLite&一識』3日目 西や−11a

『suntrap notes.』3日目 東O-30b

 

ページ数:72P(カラー56ページ・モノクロ16ページ)

値段:会場頒布価格 1000円

 

〜言い出しっぺ・企画・制作・編集〜

あんび

たまごまご

だんちょ

 

・本文イラスト&テキスト

あきづき弥

あんび

碇マナツ

伊咲ウタ

いちこ

うずら

Utsui

うなやよしみ

えらんと

小国拓弥

かつゆー

彼方リョウ

GUNP(杜講一郎・佐倉朱美)

小型のすけ

茶菓山しん太

Ginger

鈴木フルーツ

大作

たまごまご

だる

だんちょ

デコスケ

Tom

直晴

ナカイ

西瓜割

ねろたろう

美月めいあ

諸本めおと

よしひこ

高梨りんご

山葵るお

わしず

 

・書店委託

現在はメロンブックスCOMIC ZINで委託します。

どうぞよろしくお願いします!

 

もう一冊(サークル違いますが)1日目に出します!

詳細はおって後日。

2014-06-27 私立桜が丘高校軽音楽部日記

[]カノ、アヤノ、頑張ったね、もういいんだ「メカクシティアクターズ」第十一話

最初に言う。正直に言う。

3話くらいに分けて欲しかった!

濃すぎるんだよーー。クライマックス多すぎるんだよーー。

クライマックスの一例。モモちゃんは目の力なしにアイドルになれます!

 

まあ尺の都合で仕方ない(1クールだし)んです。終わらせないより風呂敷たたみにかかっているのはとてもいいと思う。

けどね、けどね。

ロスタイムメモリー(後編)

・夜咄ディセイブ

オツキミリサイタル

くらいに分けて欲しかった!!!!!!!11111

 

……とは言いつつ、「モモの明るさ」「カノの悲しさ」「シンタローのかっこよさ」でバランスがとれているので、実はまとまっている回だったと思います。

小説や楽曲ルート視聴組には、「ええっちょっとマジで!?」っていう新事実ボロボロ出てきましたしね。

場面のシャッフル手法はじんさんの小説の手法そのままなので、そのへんも考えながらなにがどう種明かしされたか追ってみます。

 

●オツキミリサイタル●

モモとヒビヤとキドのパートは底抜けに明るかったなー。

第一なんだこのジャンプ力。ヒビヤもそりゃ逃げるよ。

ぼくもモモに飛びつかれたい。

 

基本的には「真面目に現在の状態を話すキド」と「とにかくみんなでなんとかできるって!とかんがえるモモ」の両方のコントラストで構成されているのが、「オツキミリサイタル」パート。

これを見る際重要なことがあります。

キド・カノ・セトではじめた「メカクシ団」は、自分たちの能力に負けないで生きていこうという、目を隠すための集団だった。

でも途中参加のモモは自分たちの能力を使って前向きに道を切り開いていこうという前向きな集団だと思い込んでいる。これは3話の「メカクシコード」で現れています。

このギャップ自体はキドも気づいているけれども、モモの暴走を制止することはありません。

キドはモモの行動が、ちゃんと自分たちの未来を切り開くためになる、と理解している。

キドもセトもカノも、目の能力に振り回されて苦しんできた。だから欲しくないと願っている。モモも同様に「こんな力いらない」と思っていた。

思っていたけど「友達」「仲間」が出来て、「みんながいればなんとかなるよ!」と思想を前向きにしました。

多分、この作品で一番精神的にタフなのはモモなんじゃないかなー。2話見る限りすごい苦しい思いしてきたはずなのに、こんなにもポジティブで熱血漢。

彼女が「少年漫画好き」という二話の設定がこんなところで生きているとはね。モモはどのルートよりも、アニメでキラキラ輝いてます。

ポーズ的には空振ってます。

 

この対比とかいいですよね。事件が事件なのでアレだけど(何度も好きな子が死んでいるという事態)、ヒビヤのペシミストっぷりとモモのオポチュニストっぷりはなかなか太陽と月みたいで楽しいです。

そもそも誘拐犯に連れ去られてるっていうのに笑顔でいられるモモさんかっけえ。

これは無理して気丈を振舞っているキドやカノと違うんですよね。本気で「なんとかなるなる」って思っている。

モモ最大の魅力だと思います。

キドもモモといると、心から笑顔。

ヒビヤというキャラはほんと絶妙に作られていると思ってます。みんな高校生、ではなくて、一人小学生がいる。そうすることで必然的にキャラクターがお兄さん・お姉さんになります。

その際たるものが、モモとヒビヤの関係。モモはヒビヤを抜くと最年少で、キドらに守られる立場になることがどうしても多い。

けれどもヒビヤがいることで、お姉さんとしての度合いをぐっと増し、それどころか「メカクシ団」そのもののベクトルを「隠す」から「戦う」に変えてしまった。

そういうふうに勇気づける人のことを「アイドル」って言うんだと思うんだ。

ヒビヤにとってモモがアイドルに見えたのは、そのくらい彼女がキラキラ輝いて前向きだからだと思います。

この構図、アヤノとカノ・セト・キドが、お姉ちゃんと弟妹だったのとよく似ています。

モモヒビおいしいです。

というわけで「前向き集団」メカクシ団にしてしまったモモ。あとから入った子とは思えないリーダーシップっぷり。

本当にモモはいい子だね。

 

ただこのシーン謎が多い。

初めてメカクシ団が集結するシーンなんですが、初対面の相手多すぎるんですよ、コノハを中心に。

コノハを見て、貴音が何も言わないなんてことあるんだろうか?

このあたりは次あたりでフォローされるのか、謎のままなのか。

そもそも、エネという精神体が、貴音の身体の中に戻った流れがわからない。

これは小説ルートでも謎のままです。小説のほうは「エネの精神=貴音の精神」ですらないので(アニメでは元気を装っていたけど、小説は躁状態で制御しきれていなかった)、ますますわからない。

まあカノは実験に付き合っているので仕組みを知っているでしょうし(詳しくは後述)、セトは心が読めるのでこのシーンはなんとなくわかるんですけどね。

となるとあれ、貴音と初めて合う面々は一体何がどうなっているのかわかっているのかなと。

もう一つ、集まることを拒絶していたカノが、集まってしまってもよかったのかどうか。ヘビの仕組みを知っているのにコノハを始めとして集まってよかったのか。

割りと説明なしにバツッとラストを切るのが「メカクシティアクターズ」の構成なので、このへんは次回を見ないとなんとも言えません。

バッドエンドの匂いがプンプンするんですが……。それもまたよし!(それのほうが見たくもあり!)

 

もう一個の謎がこれ。

キドの能力があるにも関わらずなぜ誘拐犯たちは3人を見つけて連れ出せたのか。

操られているようにしか見えないことを考えると、目の力というのは精神に影響を及ぼすものの可能性が高い。

ならば精神がからっぽの相手には通用しない(ゾンビ状態だと効かない)のではないか?というのがぼくの考えです。

この誘拐犯がなんなのかもわからないですけれども。まさかヒビヤをさらった話しからつながるとは。

 

これもすごいよねえ。どんだけ能力強力なんだ。モモの力はちょっとやばすぎるよ!

中心のバリアみたいなのはキドの能力の表現。建物の中まるまる存在感消してます。これもやばい。

 

で、今まではタイトルにあわせて人間が歌った曲が流れていた。ところが今回はボーカロイドのIAの歌声のままで度肝抜かれました。まじで!?

間に合わなかったのかなとか、ボーカロイドの販促かなとか勘ぐったけど、そうじゃないよね。

これ「アイドル」という点の表現だと思うのです。

みんなの目を惹く能力を、今持っているものってなんだろう。

それってニコニコ動画でいえば「ボーカロイド」なんじゃないだろうか。

「カゲロウプロジェクト」はボーカロイドを「楽器」にすることで、キャラクターから完全に切り離しています。ミクもIAも出てきません。

しかし、人間にはない、ボーカロイドにしかない目を惹く力を確実に持っている。この説明できない魅力はボーカロイドの能力なんじゃないか。

それを表現するために、あえてIAのままにしたんじゃないかな。モモがみんなの目を惹くように。

 

●夜咄ディセイブが無かったわけ●

で、ぼくは貴音の次にカノがもう好きで好きで抱きしめてあげたいくらい好きなわけですが。

なので「なんで夜咄ディセイブやらないのー!」歯ぎしりしていたんですが。

今回カノが、今まで小説でも楽曲でも周囲も自分も偽っていたのに、その仮面を脱いだ!

驚いたなあ。

 

カノは今作でも、ハードな悲しみ体験トップレベルに入る人生を送ってきています。

一番大きいのは、大好きで仕方ないアヤノ姉ちゃんの苦しみの一部始終を知っているのが、カノだけだということ。

本当はアヤノはカノも巻き込むつもりなかったでしょう、どういうことなのか知ってたら。

ただ、カノの目を欺く能力を借りて、何が起きてるか調べていたら、とんでもないことだというのを知ってしまった。

だから、もう迷惑はかけられないということで「一人ぼっちの作戦」に出ます。

こんなんされて「はいそうですか」という男子がいるわけがない。

ここでカノがキドやセトに話さなかったのが失策だと思います。でもそれは結果論。言えなかった、が正しいでしょう。

見に来たら案の定。

どうする!? って、どうしようもないんだよカノの力じゃ。

カゲプロでうまくいびつに作られているのは、それぞれの能力は強力で便利だけど、一人ではどうにもならない、むしろ邪魔でしかない、ということ。

この時カノが「何も出来ない」自分にどれだけ悔やんだか考えるだけで悲しい。

あ、一応補足しておくと、これは「ケンジロウ」ではなくて「ケンジロウに乗り移ったヘビ」の方です。むしろケンジロウは操られて意識が無くなっているかわいそうな人。

それも知っているからなおのこと、「大好きな父さん」まで失いかねないカノの心情たるや。

アヤノの作戦というのが「自分が死んで蛇を宿らせ、蛇を一匹向こうの世界(カゲロウデイズ)に閉じ込めれば、10匹の蛇を女王の元に集めて化け物を復活させる計画は頓挫する、だから貴音と遥は殺されなくて済む」というもの。

楽曲「アヤノの幸福理論」を聞くとよくわかります。

まあ、そんな作戦許せるわけがない。

アヤノだって死にたいわけじゃない。怖い。

アヤノの涙を見てカノはどう思っただろう。

しかし、死の間際に笑う蛇を見て、アヤノは悟ります。

失敗だったんだということを。

なんだもう、なにもかもうまくいかないのか。ヒーローなんかになれなかったのか。

あんまりにもやりきれないじゃないか。

悲惨なのはカノの方もだよね。

大好きな人が死んで、でも蛇に逆らう力がなくて、飲み込まれたアヤノの死体のふりをして手伝う真似までさせられて。

なんなんだよもう、どこまでどん底に叩き落とされるんだカノ。

驚いたのがここ。

遥と貴音を殺して精神を抜き出し、蛇を呼び出す実験手伝わされてる。

これはアニメルートで初登場のシーン。

ちょっとカノのこといじめすぎじゃないのかい。

これで彼の心は完全に閉じてしまいました。そりゃ閉じるわ。

 

アヤノの死去後、3人は家を出てアジトで暮らすことになります。

キド=ツボミは気の弱い設定だったので、アヤノのように気丈であろうと虚勢をはることになります。

そんなキドの前で、アヤノの事件の話なんてできるわけがない。暗い顔なんて見せられるわけがない。

彼は自分と周りを欺きました。

 

欺くって悪い言葉ですが、嘘も方便、周囲のためを思ってのことでもあります。

「夜咄ディセイブ」はまさにその嘘とはなんなのかの楽曲でした。

だからやって欲しかったんですアニメで。

 

でも、夜咄ディセイブは人気の曲だけどやらなかった。

それは彼が、自分と周囲に嘘をつくのをついに辞めたから。

夜咄ディセイブをやってはいけなかった。そこから卒業させなきゃいけなかった。

 

一人きりでアヤノの墓の前にいたカノの顔は、今まで絶対に見せたこと無いものでした。

相手がセトだから出せた。だってセトは心読めるから、どんなに欺いても、すぐバレてしまう。

衝撃でした。

ぼくはラストまで、法螺話だよ、で済ませてカノは嘘をつき続けるんだと思っていました。

考えてみたら、エネに打ち明け話をして「余裕ないんだ」と言っていた時点で、もう風船パンパンの状態だったんですよね。

そこやってきたのがセトだもの、もう偽れない。風船は激しく音を立てて割れました。

苦しかったこと、辛かったこと、誰もわかってくれないこと、何もかも怒りと涙で爆発しました。

このシーンがあったから、ぼくはアニメカゲプロを見てよかったと本当に思った。

カノには救われて欲しかったんだよ。

嘘つきでトリックスターなカノは大好きだけど。ずっと一人で抱えて苦しんでいて、偽りの仮面をかぶり続けている気丈なカノは大好きだけど。

でも彼は誰か、一人でいい、一人でいいから彼の本当のところを知って分かち合ってくれる人がいないといけなかった。

そこに、セトがいた。

セトだって強くないです。「○○っすね」という口調も、怯えていた幼少期「○○です」と丁寧口調が抜けなかったのを無理やり矯正したもの。今でも人を最も恐れているのはセトのはず。

ふたりとも全然強くない。

能力的にはとんでもないものを持っているけど、それがゆえに愛する人を失い、心が壊され、人間を恐れ、孤立してしまった。

広い世界から、狭い世界に閉じこもって自分の気持ちを押し殺さないといけなかった。

そのカノが気持ちを爆発させられる相手がいた。

そのセトが受け止めてあげられる兄弟がいた。

 

「夜咄ディセイブ」はアニメ化されなかった。

それはセトとカノが救われるためだった。

なら、それでいいじゃないか、とぼくは考えることにしました。

ここまできて、カノが救われないんじゃあんまりにもつらすぎるじゃないか。

もう、嘘つかなくていいんだよ。

 

●ロスタイムメモリー後編●

開幕「アウターサイエンス」には驚いたネ。

楽曲ルート知らない人だと「なんだこりゃ」かもしれません。

でも「なんだこりゃ」はシンタローの感覚なので、それで正解だと思います。

まあ、もうちょっと描いて欲しい気はしました。けどこれは前ループの話なので仕方ない。

 

能力発動中。

シンタローはものすごい特異な位置にいます。

カゲプロを追ってきた人たちは、楽曲・小説・マンガ・アニメと様々なルートを全て見る「神の視点」で物語を見てきました。

なので、どういうルート分岐があって、ループし続けているかがわかっている。

ところが登場キャラクターは当然ながら、リセットされているので記憶がありません。

 

しかしシンタローは「目に焼き付ける」能力を持っていることが今回判明。

初ですね! 小説より先に明らかになるなんて。

これによって、今までリセットされてきたループを覚えているというかなりメタ的な力を発揮することができる、かなりチートな存在になりました。

ちなみに頭が良かったのも、目に焼き付ける能力が動いていたから。

以前の回「ロスタイムメモリー」でMVと小説とマンガのカットが挿入されたのも、それらのルートがシンタローの目に焼き付いていることを表現しているから。

つまり、マンガ・楽曲・小説のルートの後にあるのが、現在のシンタローだというのがわかります。

わかっているのは視聴者とシンタローだけ。

 

これは女王であるマリーとの契約によってついた能力。

「覚えている」ことがどれだけの力になるか、というのは現時点ではわかりませんが、黒コノハ(通称クロハ)による虐殺をシンタローだけが知っている、というのはちょっととんでもないことです。

 

ここで黒い服を着ているのは、通称黒シンタローと呼ばれる、「ロスタイムメモリー」二番に出てくるシンタロー。

「ロスタイムメモリー」はものすごい難解な曲で、今まで黒シンタローが何を指しているのかわかりませんでした。

ところが、今回のことではっきり判明。これは楽曲を見ておいたほうが格段に面白くなるので、見たこと無い方は是非。「そういうことかー!」ってなります。

D

・一番は「メカクシ団と会ったシンタロー」で、別ルート。性格は明るい。

・二番は「ROUTE XX」と言われる。エネを殺した後、アヤノをたすけられなかった後悔でハサミで喉をついて自殺している。

・アニメの黒シンタローはあらゆるルート(バッドエンド)を一度経験した上で、それを覚えている状態。

・「ROUTE XX」で死んだことで能力を手に入れた可能性が高い(他に死んだ描写はない)。

・蛇の力が宿ったシンタローは「目に焼き付ける能力」を手に入れて、みんなと共にループの中をさまよい中。ただしそのループを覚えている唯一の人物がシンタロー。(アヤノはカゲロウデイズ内なので干渉できない)

 

こうなってくると、おそらく今までのアニメのキャラクター達の行動は、シンタローの記憶上のもの、ということになります。

一話の冒頭にかぶりますね。

アヤノ「もう一回話そうよ。君の出会ってきた物語を、最初から」

 

ややこしいですが・・・。

小説・楽曲・マンガ>アニメ>>黒シンタローが思い出した11話アバン

時間軸的にはこうなります。小説とマンガは終わってないので前後するかもしれません。まあ少なくともマンガは……おっと内緒内緒。

 

セリフで「また今回も終わるのか」と言っているあたり、一回じゃなくあらゆるものを何度も見てきたのを思い出したようです。

この能力かなり特殊(世界そのものに影響を及ぼさず、外側からルールを無視して記録できる)なんですが、欠点が一つ。過去のルートを見ることができても、未来のルートの予測ができない。

ゲームでいうと、分岐ルートは見えても、トゥルーエンドにたどりつくルートは見えない。

 

ではそのループからもう一度抜けだして、アヤノのところに行くにはどうすればいいか。

もう一度死ぬ。それが彼の選択。

シンタローは「主人公」というよりも、「監視者」というのが適切な気がします。

 

これで、アヤノがいた世界が「カゲロウデイズ」なのがわかります。

・シンタローが1話冒頭で会った場所

・1話ラストでシンタローに話しかけていた、時間の止まった教室(今回と同じ)

・4話でヒビヤが出会った場所、

・5話でシンタローに「気付けるのは君だけなんだ」と言ったゼンマイの上

これら全てがアヤノのいた世界。

1話の「久し振りだね」「もしかしてまた忘れちゃったの」のたびに、シンタローが死んでいる可能性があります。

ただ、意識的覚えていて、自らアヤノの元に来た(死んで、アヤノとの約束を覚えている状態で会いに行った)のは今回がはじめてになります。

5話のアヤノのセリフによると、シンタローはまだ気づいておらず、何度も会っているのに思い出せない状況を打破するのは、いつになるかわからない、とのこと。

だから「こんなに暑いってのにやっぱりマフラー外さねえんだな」とシンタローから、アヤノがいることを意識して話しかけた時、相当彼女は驚いたことでしょう。

困惑せず、はっきりとわかっている、自らの意志で来たシンタロー。

待ち続けていた、全てを覚えている人。

「カゲロウデイズ」、向こうの世界は悠久に終わらない世界。

それって孤独な地獄ですよ。

でも死ぬ時に、こちらに入ることを選択したら(あるいは二人一組のとき選ばれてしまったら)、そうするしかない。

特にアヤノは、自分の中に宿る蛇(目をかける)を、現実世界にいかせないために待ち続けるしかない。

待つことは、戦いでした。

ひとりぼっちの作戦は、永遠に思えるほど長かったことでしょう。

「一人で戦うのは終わりだ。みんなが待ってる。一緒に行こう」

どれだけ彼女が待ったのかは、わからない。

でも「みんな」という選択、一人で戦わなくていいという選択をシンタローはしました。

本来なら、アヤノがこっちにいれば最悪の事態は避けられるけど……それはあまりにも酷だ。

 

でも本当になんとかなるんですか!?

後1話。ラスト1話。

不穏な空気漂うラスト。どうなるのやら。

最後までしっかり見届けたいです。

……バッドエンドがくる覚悟はできてる。

 

 

そうです、エネちゃんはかわいいのです!「メカクシティアクターズ」第一話

モモのどうしようもない一人ぼっちの事情「メカクシティアクターズ」第二話

俺たちは戦いたいわけじゃないっす「メカクシティアクターズ」第三話

噎せ返るような、熱い夏は嫌いだな「メカクシティアクターズ」第四話

鳴り響くパンザマスト、思い出すあの人。「メカクシティアクターズ」第五話

友達とか、気になるヤツとか……どうにかしてよ神様。「メカクシティアクターズ」第六話

貴音もアヤノもみんな、伝えたい思いは伝えられなかった。「メカクシティアクターズ」第七話

あー、こんなお兄ちゃん・妹いたらいいのになー。「メカクシティアクターズ」第八話

真相究明、能力とは一体なんだったの?「メカクシティアクターズ」第九話

少女の心に悲しみと、少年の心にブレイヴと「メカクシティアクターズ」第十話

 


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コミック5巻きますね。コノハ出てないけどどうなるんだろう。

2014-06-21 私立桜が丘高校軽音楽部日記

[]「性転換」が起きた時のことを、まじめに考えられる二作品

ここしばらくで、少年画報社から性転換TSコミックスの傑作がぞろぞろ出てきているので、感想を書いてみます。

 

1・自分が性転換したら、きちんと受け止められるものだろうか?「のぞむのぞみ

のぞむのぞみ 1 (TSコミックス)
長月 みそか
少年画報社 (2012-11-19)

のぞむのぞみ 2 (TSコミックス)
長月 みそか
少年画報社 (2014-05-31)

 

「自分」の性別が変化した場合を描いたのが「のぞむのぞみ」

女性の体になったらどんな気持ちなんだろう? 憧れのおっぱいやおしりがいつでも触れるのか。やっぱり性感覚って男性よりすごいって本当なんだろうか。

とかね。

だって、もうどうやってぜーーーーーったいに、男性は「女性の身体の感覚」はわからないんですもの。こればっかりは絶対に。想像するしかない。想像したらやっぱり憧れが拍車をかけてファンタジーで膨らんじゃうわけですよ。

だから性転換ものは面白いわけで(女→男もしかり)。異性への憧憬です。

 

ここまでいうと多分女性の中から「そんないいもんじゃないよ?」って声が出るのもわかる、わかってる。

そう、そこなのよ。

結局、きちんと性の差に向き合って、現実的に性転換したらどうなのよ?という問いに、真摯に向き合っているのが、この作品。

 

主人公ののぞむくんが少しずつ女の子の体になってしまう話しですが、重要なのは「のぞむの見た目が変わらない」という部分です。

性別が変わってしまっても、そのまま「男子」として生活するのがキモです。

最初はチンコがなくなるだけ。徐々に体が女性になっていく。

いきなり、見るからに女子になるわけではない。もともと彼はかわいい顔立ちなのでそこまで違和感が起きない。

でもこれ、「男の子が女の子になって、男の子を演じる」というちょっと面白い構造です。

体が女の子で、元々男である「自分」を演じるのよ。

 

のぞむがまだ陰毛が生える前の年齢なのが、絶妙です。

男子としての「自我」も育ちきっていない、「自分」の性が完成していないんだもの。

その状態で外枠である体が先に変化して女性になったらどうなのかという実験レポートのような作品。

茶化しや賑やかしは一切ないです。妄想でやるであろうエロへの興味についても、一通り身体の問題として描かれます。

そうだ、性転換版・保健の教科書かもしれない。なんか、全部肯定してくれる感じや、読んだ後きちんと書いてあるのにムズムズするところが。

 

「まだちんこがあった頃なら、もしオンナのコの身体になったらまず、オナニーしたいって思ったはずだけど、いざそうなってみるとなんだか怖くって出来なかった。どんな魔法か宇宙の法則なのか知らないけど、オンナのコとしての快感を知っちゃったら二度と元に戻れなくなる様な気がしたし、ちんこの先っちょとおんなじでヘタに触ってもヒリヒリ痛いだけだったから」

 

野球部の合宿で男友達がみんなエロビデオを見てオナニー大会するシーン。合宿中のオナニーをどうするか問題って、絶対あるよねー。ない? あると思うよー?

当然のぞむは女性化しつつあるので同じ話題になりえない。でもエロいことは「男の脳」なのか「女の脳」なのかはっきりしない状態で当然考えるわけで、その際のセリフがこれです。

女の子になってオナニーしたいってのは、男の夢の一つなわけですが(反論は聞かない)、現実問題心がかたまり得ない状態だと、恐ろしさが先立つ気がします。

ようは、男女ともまだ自慰や性感覚を知らない状態にリセットされる

選択肢を自分で選ばないといけなくなる。喜んでヒャッホー!ってあんまりならない気がします。

 

夢の中だけですが、実際誰か男性と恋をして性行為をすることになったら、自分は男の子のチンコを入れられるんだ、という描写も男目線で描かれます。BL見すぎてる自分でも、ちょっとこれは新鮮だった。そうだよなー、おしり以外に入れられるものがつくってなんか奇妙だってか、怖いわ。

だが、それをイメージして指を入れてみたらどうなんだろう? 

オナニーを覚えたら覚えたで、やはり周囲の友達の男の子を意識しだしたりして、大変。逆に男の感覚はわかってますからね。

 

トイレ問題、体つきの問題、生理、胸の膨らみ、など徐々に訪れて、今度は隠すことができなくなってくる。

でもやっぱそれは外殻の感覚の問題。

 

「だけどそれよりも怖いのは……、バレちゃううコトはもちろんとして……、ココロまで女のコになってしまうコト」「ココロの奥まで変化させられてるみたいなカンジで……まるで催眠術にでもかけられたみたいに時々ボーっとなって、男だったコトも忘れてしまいそうになってるから、それがすごく怖い」

 

最終的に「性」は、「個性」にたどり着きます。自分自身が「性」の細分化のラストです。

性転換で変わるのはまあ身体なんですが、最終的にはやっぱり「ココロはどうなのよ」問題。

自我がどこに向かうのか、自分はどの選択をするべきなのかが迫ってくる。

自分は「のぞむ」を演じ続けるのか、「女のコ」を演じるのか、「女性」になるのか。

テーマは「性転換」だけど、本当のテーマ「自分は何をしたいのか、何を選択するのか」という「個」に迫っているから、この作品はとても丁寧で、一拍置いて考えさせられるものが残ります。

もちろん興奮もしますが。

 

2・あいつが女の子になったらどう捉えてあげればいいんだろう「バランスポリシー」

バランスポリシー 1 (TSコミックス)
吉富 昭仁
少年画報社 (2012-11-19)

バランスポリシー 2 (TSコミックス)
吉富 昭仁
少年画報社 (2014-05-31)

今度は逆に、思春期に友達が性転換したらどう反応すればいいのかを丁寧に描いたのが「バランスポリシー」

「BLUEDROP」などでSF的テーマに取り組んできた作者らしく、世界の少子化問題、特に女子の現象問題解決のため、政府が若い男の子の適合者を、女の子にすることに決定したという話。

これもファンタジーではある。けれどもなんか、ちょっとありそうだから怖い。

まー、手あげますけどね。あ、しまった、若くないぜ……。

見た目も全然かわるし、歳をとるのも遅らされる(子供を産むため)という、異生物化みたいな話しです。

 

こちらは、その適合者だった友人の健二を見る、主人公真臣の目線です。

今まで一緒にやんちゃしていた少年が、可愛い女の子になったら。成長盛りの男の子ならねえ。

 

「真臣!! 俺がそんなにカワイイか!」

「……うん」

「だよな」

「うん」

「だがしかし! 慣れろ! 俺は健二で、お前は真臣だ!!」

「わ……分かってるよ」

 

健二の心はかなり男臭いんです。そのギャップがどうにも埋まらない。見た目は超絶美少女ですから。

健二と真臣は本当に親友。健二は、真臣と親友でいたいと強く願っています。

でも真臣としては、心中そりゃあ複雑ですよ。

 

「うるせえ! 女みてーに扱うなっつっただろーが!!」

 

そうはいっても健二くん、君はもう女なんだ。

要所要所で、女の外殻になった健二の心理も描かれます。

14歳の割にかなり自我はしっかりしており、自分は「健二」であり、「男だけど女になってあげた」状態だ、と強く考えている。

でもいくら「男だ」と心が念じても、身体は改造によって完全な「女性」化しているのだから、もうそこからは逃れられない。

 

先ほどの「のぞむのぞみ」同様、彼も「自我」の選択をしなければいけなくなります。

健二が好きな真臣の姉ちー姉ちゃん(健二はずっと女性が好きなままです)、健二を好きだった幼馴染のミーコという、二人の女性と接することでそれが、明確化していくのはかなり面白い。

とくにちー姉ちゃん。健二の目線は男性の目線なので、ちー姉ちゃんの描写がものっすごく艶かしい。エロい。

同時に、健二自身もこれから男性にそう見られる、ということに気付かされていく。

ミーコも、男二人よりも気が強い幼馴染、という僕好みの設定なんですが、とある行動で彼女の「女性」の強さが発揮されるので、これはちょっと読んでみて欲しい。

 

結局、自我はしっかりしているものの、外側が女になってしまったら、それを保ち続けるのはどんどん難しくなる。

いや違うな、正確には「周りが『女性』として見ることから逃れられなくなる」が近いですかね。

 

「女になったらよく分かる。すれ違う男がスゲー見てくるのが」

 

真臣の目線になると、健二の描写がやたら艶かしくなります。真臣もまた、どう振り払っても「女性」の「身体」を意識してしまう。友人だからそれを見た後に、振り払わねばいけないと考えてしまう。

健二も、真臣のそんな目線と悩みに気づいてしまう。

 

「男なら……そりゃ見るよな」

 

複雑ですね。

 

最終的にどうするかは、SF的な話の部分も絡んでくるので、実際に読んでみてください。なかなか味のある終わり方をしています。

ぼくは今まで、吉富昭仁作品の少女は、まるで陶器の人形のように美しいなあと思い続けていました。

しかし今回、とてつもなく肉っぽさが強いんです。陶器の透き通る感覚はそのままに、女性の肉感を強く表現している。健二が感じる自分の身体も、真臣の見る健二も、そのくらい血の通った肉体感が必須だったんだと思います。「スクール人魚」の肉質感も別の意味ですごいですけどね。

 

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二つの作品のスタンスは全く逆です。

でも性転換をした上で結論としてたどり着いていく先が、自己のあり方なのは興味深い。

ある意味、「自己」を描く表現手法としての「性転換」が見られる作品なので、どちらもオススメ。

性転換マンガの導入としても、オススメ。