MLMの勧誘受けてきました!!

先週、久しぶりに大学時代の友人から連絡があった。とりあえず、用件は日曜にお茶でも飲もうよってことだった。
正直言って、一瞬でピンときてました。これは何かあるに違いない。

MLMマルチレベルマーケティング)の勧誘を受けました。

内容

MMSと言う会社の名前(モバイルメディアステーション)で事業内容は携帯の充電器を日本中に置くということ。自社では営業を行わず、委託営業会社や個人に充電器を買ってもらうと言うかたちで各地に設置し、その利益のうちの何パーセントかを還元する。多くの出資者を集めてくれた人にはボーナスが出る。
こちらでもご参考にhttp://www.mmstation.jp/http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEMMS


確かに携帯の充電ってすぐ切れるから困ることが多い。必要なときに使えないことは結構ある。そのあたりは日本が遅れていることも確か。
昨年秋に韓国に出掛けたんだけど、韓国には街中に携帯電話充電BOXがある。企業名が入った充電BOXもあり、無料で充電が出来たりもする。日本にはないなぁと今更ながら思い出した。


アメリカから事業を持ってくる話って結構ある(タイムマシン経営)。成功している例も枚挙に暇がないほどになっているだろう。できるならチャレンジしてみたいとも思う。

一口50万円でした。

分割でもOKということで出せないわけではない金額でした。還元率の正確な数字は忘れましたが、結構高かったような気がします(ま、月計算した上での年に一回の還元でしたが)。


こういうものに関してよくある話としては、出資したのに結局返ってこないとか、還元が当初言われていたパーセンテージと全然違うとか。いつのまにか会社がなくなっていて持ち逃げされたとか。年に一回の還元だしね。
そのあたりは別につっこんでも仕方がないというか、まだ今後どうなるかわからないことに突っ込みを入れて疑っても仕方がないような気がしました。
信者を否定することは出来ない、否定するから宗教戦争が起こる。


以下、わたしのこたえ。

経営判断

「わたしだったらセブンイレブンと提携するか、セブンイレブンに会社を買ってもらうとかすると思います。」と率直に感想を述べた。
MLMとかアメリカでは結構広まっているみたいだし、別にしっかり制度立てている会社ならいいんじゃない?と思うけど、この会社の場合は経営選択としてMLMがベストの選択肢ではないような気がします。MLMのようなリスクの高い営業方法は使わないほうが良いような気がします。日本全国に使いやすいサービスを!とうたうのであればなおのこと。社会的なサービスになるかもしれないことに社会の信頼を得ていない手法を使うのはあまりにもリスキー。

あなたには夢ってありますか?と勧誘するなら

今回の話は友人の上の人(友人にこの話を紹介した人)から説明を受けたのですが、その人の夢は「学校をつくること」でした。すばらしい夢だと思いましたし、少し感動しました、だって理想の学校でした。その人は夢に一歩一歩近付いているような気がして毎日楽しいそうです。

わたしは言いました。「本当に学校を作りたいなら、今すぐ勤めている会社を辞めてMLMに全力を注げば良いと思いますよ。こういうのは先行者利益に決まってますから」「で、どれくらいで学校作れそうですか?計画たててるんですか?」
どうやら計画は立っていないけれども、学校は作れるとは信じているようです。

燃料電池のニュースがあったことを思い出した

「そんなものは科学が解決するんじゃないですか」
携帯電話の電池が進歩しないとしたらこの話はかなりのビジネスになります。コンビニに、駅に、大学の生協に、予備校に、高校の自販機の隣に、あったら便利です。間違いないです。わたしの身近に高校生がいますが、まさに携帯中毒です。常に予備の電池とコンセントにさす充電器を持ち歩いている人もいるそうです。日本のいろいろな場所で充電をしている人がいる姿が容易に想像できます。目の付け所は決して間違っていないと思います。

でも科学は偉大です。

燃料電池」のgoogleニュース検索ヒット件数はかなり多いです。毎週のように燃料電池のニュースは流れています。
http://news.google.co.jp/news?q=%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox&um=1&tab=wn&sa=N&start=10
もちろん「燃料電池 携帯電話」も数は少ないですがgoogleニュース検索にヒットします。
http://news.google.co.jp/news?lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&aq=t&rls=org.mozilla%3Aja%3Aofficial&client=firefox&um=1&tab=wn&q=%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%80%80%E6%90%BA%E5%B8%AF%E9%9B%BB%E8%A9%B1&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2


つまり、ことわった。

イデアは悪くないと思う。「MLMの手法を使わない&燃料電池にはまだ10年くらいかかりそうだ」であれば、この企業にエンジェル投資家として資本参加したかも、かもしれない。

わたしには友人を止める権利はないし、そもそもこの事業が成功するかもしれない。経営判断は経営者が判断するものだし、夢が実現するかどうかは自分次第、燃料電池だって実現しないかもしれない。


「あのときやっておけば良かったなぁ」「あのときやらなくて良かったなぁ」
やらずに後悔するよりやって後悔しろとはよく言うけれど、「あのときやっておけば良かったなぁ」なんて思わないし、後悔しません。


たぶん、ビジネスモデルは自分で見つけるもんだよ。

友人へ>見ているのかどうかはしらないけど、おれ興味ないです。

ふと、部屋を見る。

MLM社の化粧品がある。女友達が大量に置いていったものだ。使っていない。
まぁなんだ、あれか、勧誘しやすい顔をしているわたしにも責任があるってことか。


竹内 一郎 / 新潮社(2005/10)
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秀逸でもあり、損もしているタイトル
見た目 とは
新書はタイトルが命・・・!?