梅の花が咲いていました。

makisuke2005-01-31

  

二月は「光の春」と呼ぶのだそうだけど、二月に一番近い一月最後の今日、その日差しはホント春を思わせるような、ぽかぽかしたものでした。寒くて寒くてずっと引っ込めていた首を伸ばして空を見上げると、もう、そこここで梅の花が咲いていましたよ。そう言えば、私が高校生まで過ごしたフルサトでは、梅の咲くのが遅くって、梅の花が咲いたと思うと、追っかけるように桜の花がほころび始めるのが常でした。ですから、私の中では梅が咲いたら桜が咲いて、ずくに春まっただ中に突入していくというのが、常識でした。


はじめて東京の街に住んで、そこに咲く早い梅の花を見た時、もう桜が咲く春になってしまうのかと、ヒドク慌てた事を覚えています。そのせいでしょうか?今でも、こうやって梅の花を見ていると、なんとなく背中を押されるような、どこか慌ただしい気持ちになってしまいます。桜の季節はすぐそこだぞと、私に染みついた記憶が、私の背中を押し始めるのですね。きっときっと。

今季初の豆ごはん。


もう引っ越しまで買い物はしません。と宣言した舌の根も乾いてませんが、八百屋の店先でグリンピースを発見してしまい、たまらず購入。今期初の「豆ごはん」炊きました。ピースが甘くて、むとっても美味しい。全部おにぎりにしてね明日のお弁当にも持っていこうかと。後は、残り野菜(冷凍の南瓜、牛蒡、ネギ、大根、白菜、じゃが芋)と、ちょっぴりの鶏肉と豚バラ肉と冷凍うどんで、ほうとう風煮込みうどん。

アルパカ混じってます。

  
先日、高円寺の洋品屋さんで、半額になっていたあったか下着を物色していた時のコト。「アルパカ混30%」の下着を手に取って、アルパカさんが3割も混じっているんだね、この下着は。と、感慨深く眺めている私の後ろで「やっぱり下着は綿よ、綿。綿100%じゃなきゃ話になんないんだよ、アンタ!しっかり綿100探してよ!」と、旦那さんにハッパをかけるやり手そうなオバチャンの話を聞きながら、そうか、下着は綿100%じゃなきゃ話になんないんだ。と、ヒトツ勉強になりながら、まだやんちゃな私は、綿100のその下着があまりにそっけなかったので、ついつい混モノを買ってしまったのだけれど。


というわけで私の下着は、綿100ではないけれど、何やらかが幾分か混じった下着ではあるけれど、私には充分に温かくやさしく柔らかく、充分過ぎる程の幸せと満足と過ごしやすさを与えてくれているのだよ。そしてその混ざりモノたっぷりの下着をつけている私が思う事には、やっぱり私自身も私100%なんかじゃなくって、今まで出会った人モノ土地コトが30%(いや、もっと)混で出来ているのだろうなぁということ。アルパカだってきっと含まれているのだろうなってコト。忘れてしまいそうな些細なコトや忘れられない幾つかのコトや遠い近い淡いくっきりとした様々な記憶のようなモノ達をごちゃまぜにして、織り上がっているのだろうなということ。おそらくそれでも充分に使い物になるというコト。もしくは、だからこそ使い物になるのだろうなぁというコト。私という人は。おそらく、たぶん。


引っ越しのために、少しの間日記をさぼります。少しの間ですけど、さようなら。