野村誠の作曲日記

2017-04-25 日本センチュリー交響楽団とのミワモキホアプポグンカマネ

助成金の申請に関する相談に応じた後、大阪へ。

日本センチュリー交響楽団と行うmusic project「The Work」も4年目。就労支援NPOスマイルスタイルと共催。その1回目が本日。

センチュリー交響楽団楽団員、募集で集まった若者との音楽創作ワークショップ。今回は、このワークショップ生まれたアイディアを野村が作曲して、チェロ協奏曲を作曲するという企画で、8月23日にセンチュリー響首席チェロ奏者の北口大輔さんのリサイタル世界初演になります。

トーンチャイムで響きを楽しみながら、不思議和音進行を作り、その後、「ミワモキホアプポグンカマネ」という謎の言葉を作り、ミワモキホ族、アプポ族、グン族、カマネ族という架空民族の音楽をつくりました。最後に、センチュリー響のメンバーに、昨年つくった曲の中から、コラールを演奏してもらい、美しい演奏に聴き惚れた後、楽器について、色々と質問をして終わりました。

京都造形芸大を卒業された野澤美希さんより卒業論文「<社会>と対話するオーケストラへ ー日本センチュリー交響楽団music project『The Work』にみる、楽団員の変化過程とその構造」を進呈されました。オーケストラの楽団員の能力は、楽曲再現する高度な演奏技術に加えて、複数の演奏家と「協調」し、「調和」のとれたハーモニー創造する演奏能力、他の楽団員と「共に試行錯誤を重ねていく」能力、とした上で、この「調和と協調を実現する能力」を軸に、オーケストラの楽団員とワークショップの親和性に関する論は、帰りの電車の中で、斜めに読みながら、なるほどと思った。

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2017-04-24 左京ワンダーランド

天気がいい。左京区に住んでいるのは、左京区(サキョウク)と作曲(サッキョク)の音が似ているからかもしれないが、大文字山や鴨川の存在も大きいし、美味しいパン屋さんの存在も大きいし、無農薬野菜の販売なども大きいし、カフェの存在も大きい。

京都の左京区では、左京ワンダーランドが始まっている。AOWでスタンプ押してもらう。

買い物に出かける。食材だけでなく、野菜の苗も買う。

偶々、美術家のかなもりゆうこさん、ダンサー山下残くんとバッタリ会う。残くんは、最近、「左京区民族舞踊」という舞台作品を発表した。帰り道、歩きながら話す。左京区はアーティストにばったり会う町だ。左京ワンダーランド。

家に帰り、茄子、枝豆、トマトの苗を植え付ける。

8月19日に東京国分寺のカフェスロー)でやるイベント自分も生まれる旅とノムラノピアノ」のフライヤーが届く。「お産を楽しむ本」の著者の有砂山さんと。写真もデザインもとても良いので、ワクワクするけれども、まだ4ヶ月後だ。

晩ご飯は、ブリ大根を作って食べた。外ではカエルが鳴き始めた。

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2017-04-23 升田、ブリテン

群馬の太田で行われている遠田誠のプロジェクトの発表を観に行こうとも思ったのですが、断念。今日は、家で片付けをしたり、ピアノを弾いたり、音楽を聴いたり、読書をしたり、将棋の鑑賞をしたりと、のんびりと過ごすことに。

将棋の升田幸三の本を読む。10代の頃に、先輩棋士と対局するのに、定跡を無視して独自の感覚で対局する。せっかく先輩に教えてもらえるチャンスなのだから、セオリー知識でプレイせずに、その場で自分の頭で考えて指さねば、という態度は、言われれば当然なのですが、そうした態度を忘れないようにしたい、と思うものです。

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「Beyond Britten -The Composer and the Community」という本を入手したのですが、最初に作曲家ブリテン1964年に行ったスピーチが冒頭に出てきて、これを起点にその後の50年間のイギリスにおける作曲家のコミュニティにおける活動について様々な人が論じるという本です。ブリテンの誠実なスピーチ、音楽や人間に生ものとして接していく姿勢、自分の住んでいる町を大切に思う気持ちなど、多くのインスピレーションを受け取り、ブリテンの言葉に対し、50年後の人々がどのような返答を返すのか、読むのが楽しみになりました。

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2017-04-22 作曲おわりーー

作曲家の鶴見幸代さんの誕生日でもある5月13日に、鶴見さんの企画するコンサートのためにピアノ連弾曲を作曲中。今日には完成させたく午前中、作業

午後は、Easy+Niceレーベル主宰の脇坂明史さんが企画のライブ「東西エレクトロニカ倍音」に行く。脇坂くんは、ぼくが大学時代の頃からの友人で、学生時代に、よく一緒にコンサートを企画したりした。

http://ameblo.jp/easy-and-nice/entry-12267263237.html

どの出演者作風は違うが、ループを作って、重ねたり、変化させたりしていくアプローチ。それぞれに大切にしているところが違うので、アプローチは同じでも、随分、テイストは違ってくる。先月ロンドンで、ギャビン・ブライヤーズとスティーヴ・ライヒの音楽を聴いたことも思い出した。脇坂くんのライブはトップバッターだったので、聴いた時はそれが非常に個性的だということに気づかずに聴いていたのだが、他のを色々聴いてみると、彼の音楽は、このジャンルの中でも個性的なのだと知ることができた。瓜生山の倍音楽団は、以前聴いたときは、声や口琴など同質の音が重なる楽団だったという印象だったのが、今日はトリオで、3人の全く違うキャラクターが、3色の音楽/人になっていたのも面白かった。

帰った後は、譜面を書き終えて、鶴見さんに送信。「相撲聞序曲 Overture for Sumo Hearing」は、5月13日に両国門天ホールにて、世界初演されます。

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2017-04-21 宿題あしたやる

本日は、ギタリストの勝野タカシさんとのシリーズ宿題とあそび」の7回目で、ゲストは「たゆたう」というグループで活動するヴァイオリニストのイガキアキコさん。

本日の新曲は、イガキさんの「宿題あしたやる」という曲で、夏休みに「宿題あしたやる」と40日言い続けると夏休みが終わってしまうことから、「宿題あしたやる」という言葉を曲の中で40回唱え、このリズムにのった5拍子になったり、11拍子になったりする変拍子メロディーコードと、そしてアドリブという曲で、こう書くと、なんだかヤヤコしそうな曲に聞こえますが、演奏するのはヤヤコしいかもしれませんが、まあ何と感覚的で喜びに溢れた音楽であることか、をやったりしました。

勝野さんが非常に柔軟で自由演奏家であることは、これまでのセッションの中で知っていましたが、イガキさんが、さすが勝野さんのお友達。まぁ、本当に、柔らかく、力強い演奏をするので、共演できて楽しかった。ギターヴァイオリンピアノというトリオは、27年前pou-fouを結成する時がそうでした。最初、ギターの豊永亮さんとデュオをしていて、そこにヴァイオリンの澤民樹くんを誘い、トリオになった。ここにパーカッションのBob Barazzaが入って、pou-fouになった(翌年にはホルン小林薫さんが加わった)。だから演奏していて、ちょっとだけpou-fouのことを思い出した。また、このトリオやりたいな。「宿題あしたやる」を今度またやりたい。

即興をしていて、途中で言葉が出てきて、「宿題あしたやる」に触発されて、(原発など)山盛りな宿題を、ぼくらは来世に持ち越しなんだなぁ、でも、全部、現世でやりきれないし、宿題だけで人生終わったらダメなんだなぁ、遊ぶのも大切なんだなぁ、そして、遊ぶ中に宿題のヒントもあるんだろうなぁ、などとも思った。

勝野さんの新曲「うつわ」もあり、即興もあり。客席に8歳の少年がいて、最前列で聞いてくれる上で、曲が終わると、他の観客に拍手を促し、曲間では(野村が弾くつもりで持って行った)トイピアノを弾き始めたり、非常に自由です。あまりにも自由なので、彼の弾く「むすんでひらいて」とセッションする曲も急遽やりました。また、お母さんの携帯を使って、少年は我々の演奏を最前列で録音し、演奏が終わった直後に、最前列で再生をする。自分たちの演奏を、客席でプレイバックされる時代が来たのかぁと、感嘆。

そうしたら、小中学生の頃、浜松で野村の音楽によく出会っていたという人が、客席にいて、10年ぶりくらいで再会した。子どもは10年経つと大人になるので、大人になっておられて、色々、懐かしいお話もしました。再会できることは、幸せなことだ、と思った。

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2017-04-20 作曲中

今日は、出かける予定はないので、プリンターのインクを買いに行くなど、ちょっと買い物した以外は、自宅にて、作曲中。大相撲の一番太鼓リズムは、ブラジル音楽のようにもなるし、オリヴィエ・メシアンの「アーメンの幻影」のようにもなる

明日はライブなので、作曲し過ぎずに、ピアノを多く弾いて過ごしました。

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2017-04-19 弦楽四重奏とガムラン

4月21日に、cafe ZANPANOにてライブがありますので、毎日ピアノ練習中。でも、5月13日に初演される新曲作曲もあるので、ちょっとだけ作曲も。

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)のスカイプ会議。今年度の計画などなどについて。

夜は、4月26日の「プンドポの夕べ」のリハーサル。植田良太さんのダブルベース演奏も素晴らしく、ガムラングループの弓で演奏する楽器の方々(イギル、のこぎり、ルバブ)との弦楽四重奏も素晴らしく、植田良太さんの整体講座も心地よく、こうした様々な要素が26日のコンサートに反映されるべく、濃密なリハーサルでした。

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2017-04-18 稽古ピアノ

CDメシアンの若い時のオーケストラ曲「昇天」を聴いていて、あれっ、と思う。これ、1楽章金管だけ。2楽章の最初は木管だけ、4楽章は、弦だけ。音源で聴いていると、同じ楽団演奏しているように感じないので、映像で見てみる。舞台上で待たされているオーケストラのプレイヤー達がいっぱいいる。

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ピアノ連弾の「稽古ピアノ」の作曲に着手。5月13日の鶴見幸代の誕生日に、両国門天ホールで試演/初演される予定なので、今週中に書く予定。時間的に余裕があるので、自宅にて、のんびり作曲中。

イギリスに行っており、野菜の種まきなどしておりませんが、本日、キャベツの苗を買ってきて植えました。ちょっとずつ野菜育てようと思います。その方が、なんか気分が良いので。

ピアノを教えに行きました。ゆうちゃんは6年生になっていて、今日は、「てんびん座」の曲をつくるように言われたので、「てんびん座」の曲を作曲して、課題曲に。その後、星座の書いてあるトランプで大富豪をして遊ぶ。

帰宅後、もう少し作曲を続ける。

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2017-04-17 かたづけちゅう

そろそろ帰国して一週間になろうとしておりますが、ようやく日本時間に馴染みつつあります。今日の京都は大雨、嵐。桜もこれで完全に終わりでしょう。

今日は少し、家を片付けたり、掃除をしたり、できました。掃除をするのは、間もなく作曲をする、という意味もあります。作曲する前は、できるだけ掃除をしたいのです。で、ピアノの前に立っている楽譜やら、色々なものを整理していると、殴り書きの五線譜が出て来て、これは一体なんだったけ、と思い出すのに苦労したりしつつ、ああ、岩手でミロトや砂連尾さんと一緒にいた時にメモった郷土芸能譜面だとか、徐々に思い出す。そして、入間川部屋に朝稽古に行ったときに録音した稽古の音風景を聴いたりしつつ、5月13日に初演/試演される新曲を、いよいよ書かなければと思い、色々かたづけていたら、どんな曲を書きたいのか、イメージができたので、今日は、これでよしとしよう。明日から、作業します。

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2017-04-16 たけち、たけざわ、すばらしい

2014年より、日本センチュリー交響楽団ハローライフ若者就労支援施設)によるmusic project「The Work」のナビゲートをしております。本日は、過去3年のプログラムに参加した若者に声をかけた同窓会。1期、2期、3期のメンバーが集まり、桜の木の下でお弁当を食べて語り合い、ゲームをしたり、だるまさんが転んだをして遊んだりしました。小学生の作文みたいになりますが、楽しかったです。

ということで、いよいよ4月より、第4期のmusic project「The Work」が始まります。今年は、このプロジェクトを通して生まれたアイディアをもとに野村が新曲作曲し、センチュリー響の首席チェロ奏者の北口大輔さんをソリストとしたチェロ協奏曲になり、8月23日に北口さん+日本センチュリー交響楽団のメンバーにより、豊中市立文化芸術センター世界初演される、という流れになる予定です。楽しみです。

武智由香さんがロンドンで行ったレクチャー動画がこちらで見られます。実際に音源を紹介しながらのレクチャーで、武智さんの最近の取組を色々聴くことができて、大変、刺激を受けました。素晴らしい。

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それから、先日、地歌箏曲家の竹澤悦子さんが、FM東京の「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」で、野村誠作曲/木ノ下裕一作詞「狸囃子」を抜粋演奏して下さりまして、その番組音源が届きました。素晴らしい。

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