バイアンプ

樽スピーカーを買いそうになったのをすんでのところで踏みとどまった。これ以上スピーカー増やしてどうする。
で、テクニカの RCA ジャック分岐アダプタが届いたので、本来のシステムでのバイアンプに挑戦。このアダプタ、ずっしり重くて見た目は立派なのだが接触が悪くて往生した。安定して音が出るようにつなぐだけで一苦労。何か他の手段を考えるべきかもしれぬ。

で音だが、一言でいうと透明感が全く違う。Aurum のツイータ独特の airy な高音にちょっと水分が混じるような、避暑地のきれいな空気を呼吸しているような気分になる。ウーファー自体は単体で鳴らすととてもクリアな音で濁りはないのだけど、ネットワークで低音成分が混じるとどうしても高音に多少影響して音がかぶるようなところがあるのだろう。もちろん低音を取ってみれば、バスドラのリアルさやベースの音階の明瞭さは大幅に向上するのだけど、全体としてはこの透明感が印象的。まだバランスの点で調整すべき部分はあるけれど、方向性は正しい。
ちなみに今聴いてるのはラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番。最近ほんとにマーラーラフマニノフばかり聴いてる気がする。

ダイオード整流

寒くて引き籠もりなので、採点の合間になにかしらいじってしまう。で、ダイナコをダイオード整流に戻した。整流管のトラブルで青くなったこともあるし、考えてみればこれのダイオードは一つ3,000円以上もする SBD (A&R Lab S2A105) なので、使わないと勿体無いという貧乏性もある (ダイオードの総額で EH 5AR4 が5本買える)。あと音質的にも、いまいち高音のロールオフが早くて低音が甘いということもあり、ちょっとタイトな方向に振りたいとも思ったわけだ。
久々にダイオード整流に戻すと、解像度や情報量は間違いなくアップ。アンプの個性は薄れる気がするが、スピーカーが濃いのでこれくらいでちょうどいいかもしれない。