さくらさくら

プライベートな急用ができて、2週間ほど前に帰国しました。その用事もなんとかクリアし、私は今、日本の春を満喫しています。例年真夏と年末に帰国していたので、満開のさくらなど、ここ10年ほど見ていなかったのです。



ウチの学校の窓からよく見える位置に、弘法山古墳というのがあります。私が毎日通る道です。そろそろ八分咲きくらいに見えたので、昨日午後自転車で行ってきました。頂上まで登ると、天気はややぼんやりしていたのですが、私の目には、絢爛豪華な満開の桜花に見えました。ところが近所の人がいうには、まだまだで、満開になるとこんな色ではなく、全山真っピンクに染まるのだそうです。





山裾の方は白っぽいソメイヨシノが多いのですが、上まで登ると色の濃い桜が多くて、この方が写真映えするのでしょうか、カップルや家族連れがさかんにシャッターを押していました。それでも観光客といった風情の人はいなくて、みな近所の人たちなんでしょうね、会話がとってもドメスティックでした。こうやって毎年盛りの花見をして、1年1年が過ぎてゆくのを数えて来たのでしょう。




これは松本城のさくら。こちらは世界からの観光客で賑わっていました。欧米系の人、そしてもちろん中国人。


この日はちょうどなつめの狂犬病予防接種の日で、お城の北側にある図書館の裏で接種が行われ、自転車に乗せて行ってきた帰りです。花にはぜんぜん興味がなさそうでした。