デブサミ1日目

maranello2006-02-09

目黒の雅叙園に行くのは実に久しぶりだ。というわけでスッカリ行き方を忘れてしまっているわけだが、「千と千尋の神隠し」で有名になったからなのか駅からデカい看板に指示が書かれてあるので、それに従って歩みを進めれば地図なんか無くても大丈夫。建物の中には川は流れるは、まんが日本昔話に出てきそうな古い造りの家が丸ごと入ってたりするは、予想以上のイカレっぷり。一度宿泊してみたい。
さて、肝心のデブサミ。いや、実を言うとチョットなめてましたね。こちらも想定外の内容の濃さ。これが無料だというのだから驚く。来年はフルで埋めようと思う。今日、予約していたセミナーは
1)Apache Geronimo
2)GreeのCTOによるオープンソース使ってみたらこうだった
3)オブジェクト指向データベース ObjectStoreについて
4)J-Bossのクラスタリング
の4つだったのだが、ここ数日自堕落な生活(パクられた岡村靖幸言うところの不埒な生活)を送っていたので朝、起きられなかった。最近はこのApacheGeronimoへの関心が急速に高まっているので実に悔やまれる。
Greeの内情って思っているより「濃い」ことをやっている。彼らはオープンソースをそのまま使うのではなく、公開されているソースコードに手を加えて使用するという実にマッチョなことをやっている。サービス自体が無料だから出来ることかもしれない。
それと、db4oを以前に使ってみたことはあるが、このObjectStoreというオブジェクト指向のデータベース。既にかなりの大企業への導入実績もあるようで、有名なホテルチェーンとか航空会社とかに導入されているとのこと。これからはオブジェクト指向のDBが普通になるのかもしれないね。Oracleしか知らないというエンジニアは将来辛いかもしれない。
で、最後にJ-Bossについてのセミナーに参加しようとしたのだが、3)と4)の間が空いていることに気付かずに会場に入ってしまった。しかも、このセミナー、立ち見が20人ぐらい出るほどの大盛況だったので、せっかく予約していた人には実に悪いことをしたと思う。しかも間違って聴講したのがRubyOnRailsという全く興味のない分野。いわゆるスクリプト言語(このセミナーの講演者である高橋さんが言うところのLightWeightLanguage)は、趣味で使ったりチョコチョコした処理をまかなうには良いのだが、仕事として受けるには単価が低いのである。プログラミングは好きな事とはいえ一応ビジネスなので、自分の能力と市場動向を見てシビアに判断することにしている。もともとC言語からスタートしているのでC#とかJavaの方が楽だというのもある。
で、どうしようかなぁと思いつつもそのまま着席していたらセミナーが始まってしまった。と、なんと画面に現れる文字がプロジェクターが故障したのかと思うぐらい異常にデカい。なんと噂に聞く高橋メソッドの人だったとは!おかげで興味のない分野だったにもかかわらず実に楽しい時間を過ごすことが出来た。でも、思うに高橋メソッドを実践できるのはやはり高橋さんだから出来ることなのではないかと思う。やはりあの絶妙なトークが伴われなければいくら文字をデカくしても面白くないと思うのだが・・・。
最後はJ-Bossのクラスタリングについて。なんとJ-Boss本社のエンジニアがわざわざ来日してのセミナーである。もちろん通訳付き。スゲー。それからNTTデータの人で今月号のJavaWorldに記事を書いている人も壇上に上がって自作のベンチツールの説明。
実に内容の濃い1日であった。