TUBE
韓国地下鉄テロリスト vs 刑事アクション映画。TV でやってたので見た。おもしろかった。
どうも韓国映画見るとどれもお得感というか、「このての映画ならこんなカットこんなシーン」みたいなのが多めに見れる気がするな。「猟奇的な彼女」とかでも、何度も「恋愛映画にありがちの名シーンっぽいシーン」が用意されていた。全般に、ジャンルの勉強してからエンタテインメントとして約束を準備してくるっていうかんじの作り方なんだろうか(お約束をメタに持ち込むのが前提になってる感覚)。まあたまたまおれがそういう韓国映画にばかり当たってるってだけっぽい気もするけど。
あとなんかキャラクタに寄り添うかんじのカットで画角が妙に気になった。寄り添ってるけどカメラごしでーすってかんじなんだよな。シーンとしては映ってるキャラクタに心情に移入すべき状況っぽいのだが、あくまでテレビの向こう側の光景で、「まるでそこにキャラクタが居るかのような」かんじがしない。ああ、これが画角感か。なるほど。それがこの場合ズレてんだな。昔の巨匠はそういうところにこだわっていたというし、いまでも映画の勉強のいろはなんだろうけど、本作の場合はわざとそこを外してるのだろうか。最近はどうなんだろうなー、たとえばアニメ内で TV 画面を映すとき走査線が演出されていたりするけど、おまえいまどきこんなボロいモニタないだろというくらいエフェクト過剰だったりしても、それはそういう様式化しているのであまり違和感にはつながらないとかある。たぶん実際よりも劣化しているもののほうがリアルというか。肉眼視に近いパースよりカメラごしの映像のほうがリアルっぽい場合とかも増えているだろうからめんどくさくなってそうだ。映像ソースでも、どういう現場ではどういうレンズが使われてるのかとかがわかっていれば、画角自体でもそれらしさを演出できるんだろう。そういうこと考えてみると映画ってのも奥が深いんだな、など雑然ととりとめなく考えつつ見ていた気がする。
ソーシャル八分
ソーシャルブックマークにマイナスモデ機能があったら一見便利っぽいけど実際にはどうなるんだろうと思って妄想してみたけど、風邪っぽさも災いしたかどうにも妄想がディストピア方面にしか転がっていかなかったのでやめた。誰が誰を SPAM 扱いするかわからない MAD PEOPLE(http://straws.sakura.ne.jp/madb01/)状の世界。エイリアンを探せ!そのために与えられた武器でとりあえず誰かを撃て!殺せ!でなかったら無数の音叉。異音を排除せよ!あんちきしょうの振動を除外しろ!そんな機能は猫がニャーニャーじゃれあってるような SNS にこそお似合いだ。開かれたインターネットには必要ない。とはいえ不要なエントリは除外できたい。おれがおれのクライアントにだけ撃ち込める銃があればよいという話か。アーマラーイートーがー。いや Plagger でどうやるかとかはどうでもよくて。
日曜アニメ特撮時間
今週日曜朝はどのアニメ特撮もだいたいおもしろく、充実したオタ時間となった。
- ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU
- 前半の締めっぽいかんじの大状況で、展開もベタだけど熱く作画もよかった。なんかときどきミョーにオオバリウム合金っぽいかんじで動くなーと思っていたら大張正巳氏が原画参加していて笑った。
- まじめにふまじめ かいけつゾロリ
- 轟轟戦隊ボウケンジャー
- 仮面ライダーカブト
- ガタックのオヤジはなんであんな雰囲気がオカマっぽいというか、へんなかんじなんだ。
- 天道が!天道が!動揺している!
- 天道が動揺に慣れていなくて動揺しているのか、天道役の役者のひとが動揺する演技に慣れてなくて動揺しているのか、みたいな微妙なニュアンスがないまぜに出ている気がしてちょっとおもしろかった。
- ところで今作主人公のカブトのライダーキックってその場回し蹴りなので、吸い込み技っぽくていまいちアクションとしては地味っていうか、敵ボスっぽいかんじだよな。まあ天の道をゆき総てを司るんだからボスっぽくて当然だけど。その点いつもジリジリしている仮面ライダーガタックのライダーキックが飛び蹴りってのはバランス取れてるし、それらしくて良いなと思う。
- ふたりはプリキュア Splash Star
- ファミコンウォーズ DS やりながら見てたら知らないうちに終わっていた。
- おねがいマイメロディ くるくるシャッフル
日本は、一気呵成に沈んでいくんだ
映画「日本沈没」の CM で「日本は、一気○○に沈んでいくんだ」と言ってる、その○○の部分がヒアリングできなかったので検索したら、呵成だった。でもこれ誤用だよねたぶん?
- 南島りんご楽園:一気呵成
あともうひとつ、予告篇で流れる台詞「奇跡は起きます、起こしてみせます」はアニメ「トップをねらえ!」最終話から引っ張ってきた台詞であると思われるが(余談だが「トップをねらえ!」はそれ自体パロディとかコラージュとかオマージュとかリスペクトのかたまりであるし、なんといってもトップには日本沈没原作者小松左京氏作品から拝借しているネタもあるし、今作「日本沈没」監督の樋口真嗣氏はトップのスタッフだったし、とかなんとか諸々あり、その一事をもって「ラーゼフォンはエヴァンゲリオンのパクリ」的なハリボテの鬼の首獲り芸をやらかすのは激痛)、その意識が強すぎて、台詞に乗ってる通信ノイズ(?)を「トップをねらえ!」でのノリコがそれを言ったときと同等に脳内補正して聴いてしまうという問題が。ていうか日本沈没版の台詞ではノイズ乗ってないのかもしれないんだよなー、脳内補正がキツすぎて自分で判断できない。でもあれはそれが発声された現場でなく、指揮所的な場所のスピーカで聞いてこその燃え台詞なのだろうなとは思う。