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ゲームのストーリー要素

空 | 070820

おれがゲームにおけるストーリー要素を軽視している理由はいくつもあるが、ざっと挙げると、

  • 諸々の事情で、世間一般に「ストーリーが重要」と指摘されることの多いジャンルである RPG や ADV を、一部タイトルを除いて基本的に軽視している。つまり「ストーリーを重視しているジャンル、を軽視している」という図式になっていて、これが間接的にストーリー要素軽視につながってる気が。
  • ストーリーが無価値とは思わないが、それがゲームプレイと有効に溶け合っているタイトルをあまり知らない。
  • 上のカテゴリとどう区別しているのかという線引きがむずかしいが、ゲームプレイ自体がストーリーになっている(というかゲームプレイをストーリーとして受容可能の)ゲーム(例:SIM CITYときメモガンパレFable)などは、それをストーリーとして理解しなくても十分楽しい。
  • おれの感情線がストーリー的に盛り上がったり盛り下がったりする、つまりストーリー的な快楽として享受可能の非ストーリーはある意味ストーリーかも。例:クレイジータクシー。「今回すげえ調子いいなー終わったらビールだ!(←おれがじゃなくておれが操ってる B.D.Joe が)」とかそういう。
  • STG における「(略)暦(略)年、人類は(略)突如(略)壊滅的(略)人類最期の希望(略)は単機灼熱の虚空に舞い上がる」とかそのてのバックストーリーの有効性は認めている、ただしそれはおれの考えでは「ストーリー」でなく「設定」とでもいうべきものだ。ゲーオタはキャラクタに萌えないが、設定には容易に燃える。

とかなんとかだが、まあそういうのはいい。最近あれだ XBOX Live Arcade のゲーム遊んでるとき適当に podcast(文化系トークラジオ Life とか)聴いてるぶんに、視覚も聴覚も互いに邪魔にならずいい具合だったという体験があって、これを応用すれば「単純なゲーム遊びつつ、(ゲームとなんの関係もない)ストーリー部分だけ mp3 で提供してもらえば、互いに邪魔しないばかりかゲームプレイ以外のメタなレイヤでそれが融合したりとかなんとか」みたいな状況が想定できるかもわからんなと思った。トラスティベルとかも、面倒だからストーリー部分を適当に編集して音声のみバラ売りでダウンロード販売してくれると、おれのような RPG 耐性のないユーザにとっても便利なんだけどなーというか。ただまあこれノリが一定の podcast だから結構いいという話で、mp3 側がストーリー仕立てだと、やっぱりストーリー側のテンションとゲーム側のテンションが非同期になっている点が気にかかってきてしまうかも。いっぺんやってみるか、適当に往年のオタオタしいドラマ CD とかイメージアルバムとか発掘して。

最近の読書

今回はあまり死ななかったな。よかったよかった。誰一人死ななかったわけでもないけど。

むしろ新人を意識して獲得していこうぜ月間というかんじだった。前線で戦う梁山泊側の幹部クラスの穴ぼこも、そろそろ補充がおいつかないレベルで広がってきているということか。無論戦場がひろがってるぶん必要な頭数が増えているという問題もあるか。これからまだまだ死ぬわけだよなー多分。水滸伝の結末は知らないが、すくなくとも梁山泊の力で王朝がひっくりかえったという史実がないことくらいはわかるので(←そこをうまいこと歴史に絡めて、どんでん返しがあるのかもだが)、てことは最終的にどう転ぶにせよ命の数的にはあまりハッピーなかんじの最期にはならんのだろうし。もうひとつの推測材料として、北方水滸伝にはその続編があるというのもあって、こちらは「あまり悲惨なことにはなっていないのではないか」という希望が見出せなくもないのかもわからん。

最近のアニメ

高解像度でアニメを見るようになると DVD 画質には絶望するが(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070701#p3)、しかしいまが HD まっさかりの時代なのかといえばそうとも思えない。現在おれが楽しみにしている(見ていてアガる)TV アニメの双璧であるところの「天元突破グレンラガン」「電脳コイル」の二本とも、高い水準で絵柄感が維持されているが、しかしこれらのアニメといえどもたぶん現状(あるいはコスト的に将来にわたって)どうにも解決できない問題として、根本的に主線の太さが同じであることが、高解像度だとより強調されてしまう。漫画でいうと、丸ペンでサラっと描かれるべき細かさや、G ペンでガシッと描かれる勢いがない。すべて均質のミリペンで引いた線だ。

現状極めて上質に実現されているそれは絵柄「感」であって、絵柄自体ではないということだ。そりゃそうだろう。いちいち距離感やモチーフ毎に線の強弱やタッチの違いなどやっていたんではとても TV アニメなど作れまいし、仮にできたとしてもよほどうまく調整しないと絵がブレまくって作画崩壊どころか作画ディアスポラになる。あんまこのへんのデジタルアニメ絵柄開発事情についてはよくわからんのだけど、たぶん当分は、BD や HD-DVD で提供される劇場デジタルアニメの、しかもごく最近の作品で、その実験的な試みなどを確認できるか否か、といったところだろうか。「ホーホケキョ となりの山田くん」くらい極端に振って実験してるかんじのやつだと、実験すぎてオタ的な享楽の部分まで降りてくるかんじしないんだよなー。新作ドラちゃんのパッケージ化に期待か。