松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

下田市黒船祭

静岡県下田市で毎年開催されている黒船祭に参加させて頂きました。
実は、今年2月25日に千寿閣で町田郷友会賀詞交歓会・防衛講座が開催されましたが(詳細は下記参照下さい)、その時に講演をして下さった元自衛官の福井祐輔氏は平成28年まで町田市民でした。
その後、昨年夏の下田市長選挙に立候補され、見事当選して下田市長となられました。
その下田市から黒船祭式典の案内を受けて、視察に行って参りました。



松岡みゆきのブログ 2017-02-25 町田郷友会賀詞交歓会・防衛講座(福井祐輔下田市長の講演)
http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20170225/1396865270



福井さんは防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。
東北方面部監部や陸上自衛隊幕僚監部など歴任された後、第一次カンボジアPKO国際平和協力隊隊長(兼停戦監視員)として同地に赴任されました。
その後は、母校の防衛大学校で教授として教鞭を執られ、平成15年に退官されました。
そして、昨年の静岡県下田市の市長選に出馬し、現職を破って見事に当選されました。
数々の実績と豊富な経験をお持ちの大変素晴らしい方です。



静岡県下田市は、伊豆半島の南部に位置し、人口は約2万2千人、水産業や、海水浴や温泉などの観光業が主な産業です。
幕末のペリー来航をきっかけとして、1854年日米和親条約で函館とともに開港した場所として有名です。
その縁もあって、ペリーの出身でもあったアメリカのロードアイランド州ニューポート市と姉妹都市提携を結んでおり、開港80周年となる1934年(昭和9年)から今日まで70回以上の「黒船祭」が開催されています。
そして、今年は第77回目となる黒船祭です。



黒船祭は二日間に渡って開催され、初日は歓迎交流会と花火、二日目は下田公園の開国記念広場にて式典が開催されました。

 
(写真左:福井市長)



式典は日米両国の国旗掲揚に始まり、続く花輪奉献では駐日米国大使、外務大臣、第七艦隊司令官、海上自衛隊横須賀地方総監、米海軍横須賀基地司令官、ニューポート市長、ペリー提督の御子孫など、そして最後に下田市長が奉献されました。
 

 
(写真右:松岡みゆき



次にその会場から下田駅に向かい、市長などがオープンカーに乗り、その後ろを海兵隊自衛隊、地元の学校などのブラスバンドのパレードが続きました。
沿道には下田市民や観光客が大勢集まり、大変賑やかなパレードでした。
以下、オープンカーでのパレード開始の様子です。


 



以下は、ペリー来航時の衣装に合わせた時代祭です。



 
(写真左:松岡みゆき
 



およそ160年前、下田に黒船が来た時、日本中が大騒ぎになりました。
その時、吉田松陰はこの国の将来を憂いて、ここ下田からアメリカを知る為に密航しようとして失敗。その後、安政の大獄で処刑されました。
また、坂本竜馬や幕末の志士たちも黒船を見る為、ここ下田に馳せ参じました。
尊王攘夷思想から倒幕に向けて激動の時代がここ下田から始まり、明治維新へと繋がりました。
この黒船の脅威という外圧により日本人は目覚めたのです。
そして現在、国連決議に反する北朝鮮のミサイル発射問題も日本にとって脅威となっています。思うに時代を超えて、黒船の脅威と重なって外圧の危機を感じます。
私たちの祖先が祖国を守ろうと立ち上がり明治維新を成し遂げたように、平成に生きる私たちもこの美しい日本を次世代に繋げていく為に、日本国を守っていかなければならないと改めて強く感じました。

坂本竜馬飛翔の地の前で:松岡みゆき



福井祐輔(下田市ホームページ市長室)
http://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/070300shityou/112031.html



下田市ホームページ
http://www.city.shimoda.shizuoka.jp/



黒船祭(下田市観光協会
http://www.shimoda-city.info/event/kurofune.html