年明け10日で7冊か

うむ、順調。でも、年度末近づくと、読書どころでなくなってくるからなあ。今のうちに稼いでおくべきなのか。

世界探偵小説全集 14
キャメロン・マケイブ 著 / 熊井ひろ美 訳
国書刊行会 (1999.4)
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その昔、問題作という評判に惹かれて買い、そのまま積んでいたのを手に取りました。うわー、本当に徹頭徹尾反則でやんの(笑)。たしかに、この作品で使われたトリックは二度とは使えません。というか、使ってもそれを成功させられるかどうか、相当に難易度高いし、この作品からして、評価はそもそも個人差ありそうだし。
ともかく、読んでる途中本当にわけがわからなくって、「え?え?何時の間にそんなことに?」と何回もページめくり直しながら読んだのに…本当にくらくらさせられたのに、このワケのわからなさが既にして作戦だったとは。でも、いわゆる普通のミステリで鮮やかなどんでん返しを決められたときに感じるようなカタルシスは、なかったなあ(^^:こんなのありかー、とか、そこまでやんのか、という脱力感だけで。でも、たしかに、問題作であって歴史に残るべき作品であることは認めざるを得ないようです。
マヤ・インカ神話伝説集
松村 武雄編
社会思想社 (1984.3)
この本は現在お取り扱いできません。
古い本なんで当然BK1にも画像なし(^^:無論在庫もナシ。うむ、この当たりの神様はなかなかに血生臭いですな。生け贄大好き。あと、普通の神話のエピソードによく見られるような「オチ」がない話(負けたら負けっぱなし、失敗したらそのまま挽回せず、みたいな)が多いような気がして、それが逆に神話としてナチュラルな感じもして新鮮でした。

プラットホームに吠える
霞 流一著
光文社 (2006.7)
通常2-3日以内に発送します。
狛犬の蘊蓄が面白くて、事件とどう絡むのかどきどきしましたが、少し強引すぎる気が。バカミスとして読むならいいのか。