- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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- 作者: ジョナサン・サフラン・フォア,近藤 隆文
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監督は『愛を読むひと』のスティーヴン・ダルドリー。感動作を提供し続けているね。物語は大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年の話。きっとこの事件でこういう少年や少女が何百人っているんだろう。どうも我々はこういう映画でも見せられない限り、本当の哀しみや深い傷に気付かないほど感性が廃れているんじゃ無いのか? この作品を観て、たとえばテロを仕掛けている人々はどう思うんだろう? 911以来地下鉄にも高いビルにも飛行機にも近寄れない少年。父親を失って母親との関係も悪くなっていく。言ってはいけない言葉を(本心では無いのだけれど)、ぶつけてしまう・・・
周囲の大人達が良い。ついついアメリカの、しかもNYだから、こんな小さい子が夜中歩いていたりすると、おいおい大丈夫かい? って言いたくなるけれど、優しく少年の立ち直りをサポートしていく。
さすがに最高のキャストとスタッフが映画化した作品だ。こういう良作に出会えて、泣くのもたまには良い。