名古屋・豊田市直通特急
東京の三鷹ではきのうひょうが降って積もったと云うのに、こちらは相変わらずカラカラ天気だ。けさの早朝ウォーキングは2時間を遅らせてサッカー観戦。FIFA世界ランキングはウソをつかない。46位はそれなりの結果だ。格上にそんなに簡単に勝てるわけがない。ここぞ、と云う時に決め手を欠く試合ぶりはドラゴンズそっくりだ。
夜中に四つ池からウシガエル(と地元ではいうが、大きな食用カエルらしい)の”ぐわぁ〜”と云う鳴き声がうるさくなりはじめた。そんな季節になるとグラウンドゴルフのホームグランド桜公園の駐車場の周囲の植え込みの彩が鮮やかになる。ノカンゾウが咲き出すのだ。オレンジ色やら、黄色やら、どちらかといえばケバケバしい色合いの一重のユリの花だ。
帰宅時の通勤電車、単線各駅停車だからすれ違い時には長い事停車する。夏など冷房もしてない当時だから、窓を開けておくと虫が車内に入り込んできて汗ばんだ肌にべったりとまとわりつく。30数年前、豊田に住んで名古屋に通勤していた当時の名鉄三河線知立・豊田間の風景だ。
名鉄はきょう25日に創業120年を迎えると云うことで朝日新聞のデジタル版に「名鉄、名古屋ー豊田市間に直通特急 2027年メド」こんな記事が載っていた。2027年のリニア開業に合わせて直通特急を走らせる方針を固めたということらしい。ねらいは、片道1時間近い所要時間を40分以内に短縮してトヨタの交通需要を取り込み本業のてこ入れをはかることらしい。
現在JR名古屋駅から豊田市までのアクセスは地下鉄で伏見乗換え地下鉄・名鉄相互乗り入れの豊田線で約1時間(伏見・豊田間45分)と名鉄名古屋駅から名古屋本線で知立乗換え単線各駅停車の三河線で約1時間。この二通りがある。
三河線の複線化、一部高架化はもともと計画があり、現在進行中。直通特急のアドバルーンを上げることにより計画推進に弾みがつくという効果はあるだろう。直通特急は別に目新しい事ではなく、昭和40年代、都市間輸送の速達性の向上の施策の一環として豊田市・名古屋とか豊田市・犬山遊園の直通運転があり、豊田線の開通で廃止されたと記憶する。
この程度のことはすでに昨年読売新聞に出ていたと誰からか聞いた憶えがある。名鉄がプレス発表したわけでもなし。昔、直通運転していたものが、リニア開業や複線化が完成することによりリニューアルデビューするというだけのものではないか。この程度のことを13年も前から取り上げて記事にする価値があるだろうか?