あっという間の1日

 今日は、午前訪問活動、午後学校プール連絡会の共同宣伝、ふれあい相談センターの報告会、夕方地域の会議、夜は体育協会からスポーツ協会への改称祝賀会と、あっという間の1日だった。

 金町駅でのプール共同宣伝は、「子どもたちに学校プールを!葛飾連絡会」の呼びかけで23人が参加し、水泳指導の民間委託の問題点をマイクを交代しながらの宣伝となった。「連絡会」の新しいのぼりのお披露目ともなった。

 宣伝に30分参加した後、ふれあい相談センターの報告会は「青木区政のどこが問題なのか」をテーマに立石駅北口再開発事業についての報告会で、弁護士2名から裁判の争点についての報告があった。私も立石駅北口再開発事業による解体工事が進む中、南口商店街がどんな影響を受けるのかの聞き取り調査をした内容も含めて発言させていただいた。「私たちは何をやればいいのか」「区役所は全部移転するのか」「跡地はどうするのか」などの質問や「裁判を傍聴しよう」「区民に明らかにしていこう」などこれからの闘いにつながる発言もたくさんあった。今後の裁判の動向や資材・人件費が高騰する中、総事業費が一体いくらになっているのか、闘いの局面を変えうる動きもあり、何よりもあきらめないことが重要だ。

人権後進国・日本


 人権問題を特集していた経済3月号。読みたいと思って買ったのは2月だったか?やっと時間が取れて読んでみた。日本がなぜ人権後進国なのか。やはり人間を大切にしない政治のありかたがずっと続いているからだということがよくわかる。権力側が、日本国憲法で定める国民を日本国籍に限ってしか見れず、外国人の権利を守ろうとしない。国際水準では国籍に関係なく、その社会の一員としてみるのが主流だが、日本はそうなっていないのが入管行政に現れている。人間を大切にしないことは、社会保障や経済政策にすでに現れている。こんな政治は変えなくてはならない。

 高砂の都営住宅にて。高齢化しているとはいえ、子どもたちはいるし、最近少し増えているような感じもしている。団地自治会のみなさんの心意気で今年も鯉のぼりが泳いでいる。

農家訪問第2弾


 和泉なおみ都議と2回目の農家訪問。学校給食に小松菜を納めている農家さんは、「小松菜は長さで味が違う。栄養士さんからメニューに応じて長さのリクエストがくれば、それにも応えている。やはり地元だからできるんです。一番大事なのは子供たちの健康だから」と語っていた。まさに地産地消だ。その場で生の小松菜をいただいたが、甘くて最高だった。枝豆の作業していた農家さんは、「夏の暑さは仕事ができない。枝豆なら収穫した後、自宅に持ち帰って作業ができるので9月頃までは枝豆にして、9月以降は小松菜に切り替えている」また「以前は寒さに強い品種を開発してきたが、今は暑さに強い品種を開発していかないといけない」と語っていた。カブの出荷作業をしていた農家さんは、「食料、エネルギーなど生きていくのに必要なものはある程度、自国でできないといけない。そのための政策が必要ではないのか」と政治に対するご意見をいただいた。引き続き、食料だけでなく防災、環境の面からも農家の皆さんとの対話を継続し、何が必要なのか、葛飾区に何ができるのか、政策化をしていきたい。

久しぶりのまちかど演説


 久しぶりのまちかど演説。統廃合問題で急いでつくった看板も、比較的良く見られていてよかった。午前中、この学校統廃合問題で対話すると、「2つの学校をなんで一緒にするんだ、立石も駅前に区役所を移転すると言っているが、現地でやればいいではないか。おかしなことばかりやっている」「柴又街道を子どもたちにわたらせるのは反対だ。もっと子供たちが自由に遊べる場を作っていかないと子供が減っていく。共産党はちょっと」「柴又街道を渡らせるのは危険だ。私は公明党よりだが、最近の公明党は体たらくだ、毎週柴又駅で宣伝している共産党は立派だ」と、党派を超えて学校を減らすことは地域にとってもよくないという声があがっていた。一握りの人たちだけで、学区統廃合を決めようとするのは問題だ。しかも統廃合を認めれば、桜道中学校を改築校にするというのは、子どもたちや地域を一切無視した卑劣なやり方だ。

 新柴又駅できれいに咲いていた。

スタジアムのために325億円、一方でフードバンクに長蛇の列

 区は、サッカースタジアム建設のために東新小岩1丁目の私学事業団運動場を325億円で取得し、当面運動場をそのまま区民が利用できるようにするとして、本日、その利用の説明会が開催された。50人を超える参加者で、出された質問は利用説明についてではなく、焦点となっているサッカースタジアムをつくるのかどうかだった。会場では14人の方が質問し、事前質問には文書で回答が配布され説明がされた。会場発言は1人を除きスタジアム建設に異議を唱えるものだった。中でも「築地市場跡地に大規模スタジアム建設(5万人、19㌶)のニュースを見た。もしそうだったら葛飾区に必要ないではないか。サッカーや野球などの利用も多く、現状+αで維持してほしいし、地域には保育園や幼稚園もたくさんあるが園庭がない所もあるので、安心して遊べる場所を確保してほしい」との意見には拍手が起きた。また土壌汚染について、「国鉄から私学が購入したときに調査をしているとしているが、なぜ購入するまえに調査しなかったのか。環境問題は大事だ」との重要な指摘もあった。区は今年度基礎調査をするが、この調査は、「何ができるのかの調査だとして、スタジアムがいいのか、スタジアム以外がいいのかを今後検討する調査」と答えた。
 そもそもサッカースタジアムを建設することを目的として取得したのに、いつのまにか目的があいまいになってしまったのは、そもそもの出発点が違ったのではないか。325億円で買わされたのではないかと言う疑問が残った説明会だった。

 午後から生活支援、相談などの生活プロジェクトに相談員として参加し、2人の相談を受けた。用意された300人分近い生活支援物資も1時間ほどで終了。スタジアム建設のためと称して使った税金は325億円だ。区民は今何を必要としているのか、区政のあり方そのものが問われているのではないか。