前回お約束した「社会・経済編」です。 まず、『社会編』ですが、コミュニティとして「城下町」がどのようして成立していたのかですが、徳川氏の「城下町」である「江戸」に関しては情報が整理されていたので以下その内容を紹介します。 江戸御府内の町地は約五十万から六十五万の人たちが暮らしていた。町民達の自治で治められていた。 町年寄や町名主ら町民の役人である町(ちょう)役人が江戸府内の自治を行い、町法という町地の規則を定め、住民から町入用(自治会費か地方税に相当)を徴収し、自治のために用いた。 現代の行政が担う戸籍に関する事務や道路の補修、法律の伝達や町奉行など公儀の命での各種調査などの事務の他に、町火消…