えん罪

 映画「正義の行方」鑑賞。福岡県飯塚でおきた事件だが、DNA鑑定が決定的となり犯人とされ死刑となったものの、その後の再審請求で最高裁はDNA鑑定を否定したものの、証拠は十分として再審請求を棄却した。いったいDNA鑑定とは何かが問われる事件だ。死刑執行後、DNA鑑定から重要参考人が浮上と報道していた地元紙の西日本新聞は、DNA鑑定を否定されたことを受け、検証するための独自の取材を続け、2年間83回の特集を続けた。検証を担当した西日本新聞のスタッフは、証拠不十分であれば「疑わしきは被告人の利益に」ということから死刑にすべきではなかったと述べている。判決後、あっという間の死刑執行で、何も真実が明らかになっていない事件で、国家が国民の命を理由もなく奪う、そのことが明らかになるのを恐れた権力側あげてのえん罪なのか。何もしていないのに突然逮捕され、死刑になる、日本の警察、検察、裁判制度はこれでいいのかを問うている映画ではないかと思う。

 映画館近くに「昔ながらの長崎皿うどん」ののぼりに誘惑されてちゃんぽんを食す。九州に近い味だった。

癒しのひととき、ジャズコンサート


 東京葛飾医療生活協同組合の機関紙「はぐるま」の読者の交流会があり参加。冒頭のあいさつで、今までの「はぐるま」の配布者だけでなく、読者も含めた交流会にしたとのこと。そして今回は、地元でも活躍しているミュージシャンの方々にジャズコンサートをお願いしたとのことだった。写真左から、新宿(にいいじゅく)、柴又、金町在住の方で、まさに地元のみなさんだ。ドラムは高校生だってさ!あとでお聞きしたら、真ん中のピアノの方は60年のベテランだそうだ。こういう機会はあまりなく、癒された時間だった。
 午前中は、区民アンケートの回答者へのお礼の訪問行動。昨日の補選結果に「自民党はもうだめだよ」との声が返ってきた。大攻勢の時だ。

とにかく暑い一日

 午前中、訪問活動だったが、暑くて暑くて40分で終了。自民党の裏金作りへの怒りは収まることなく署名も集まった。本日の3補選でも立憲民主党の候補者が当選となり、この国民的な怒りを政治を変えるエネルギーに変えていきたいものだ。

 午前中の訪問終了後、控室で仕事。帰り道でパチリ。

 地元へ戻っても暑さは変わらず、柴又駅近くのそば屋さんで涼んでしまった。

あっという間の1日

 今日は、午前訪問活動、午後学校プール連絡会の共同宣伝、ふれあい相談センターの報告会、夕方地域の会議、夜は体育協会からスポーツ協会への改称祝賀会と、あっという間の1日だった。

 金町駅でのプール共同宣伝は、「子どもたちに学校プールを!葛飾連絡会」の呼びかけで23人が参加し、水泳指導の民間委託の問題点をマイクを交代しながらの宣伝となった。「連絡会」の新しいのぼりのお披露目ともなった。

 宣伝に30分参加した後、ふれあい相談センターの報告会は「青木区政のどこが問題なのか」をテーマに立石駅北口再開発事業についての報告会で、弁護士2名から裁判の争点についての報告があった。私も立石駅北口再開発事業による解体工事が進む中、南口商店街がどんな影響を受けるのかの聞き取り調査をした内容も含めて発言させていただいた。「私たちは何をやればいいのか」「区役所は全部移転するのか」「跡地はどうするのか」などの質問や「裁判を傍聴しよう」「区民に明らかにしていこう」などこれからの闘いにつながる発言もたくさんあった。今後の裁判の動向や資材・人件費が高騰する中、総事業費が一体いくらになっているのか、闘いの局面を変えうる動きもあり、何よりもあきらめないことが重要だ。

人権後進国・日本


 人権問題を特集していた経済3月号。読みたいと思って買ったのは2月だったか?やっと時間が取れて読んでみた。日本がなぜ人権後進国なのか。やはり人間を大切にしない政治のありかたがずっと続いているからだということがよくわかる。権力側が、日本国憲法で定める国民を日本国籍に限ってしか見れず、外国人の権利を守ろうとしない。国際水準では国籍に関係なく、その社会の一員としてみるのが主流だが、日本はそうなっていないのが入管行政に現れている。人間を大切にしないことは、社会保障や経済政策にすでに現れている。こんな政治は変えなくてはならない。

 高砂の都営住宅にて。高齢化しているとはいえ、子どもたちはいるし、最近少し増えているような感じもしている。団地自治会のみなさんの心意気で今年も鯉のぼりが泳いでいる。

農家訪問第2弾


 和泉なおみ都議と2回目の農家訪問。学校給食に小松菜を納めている農家さんは、「小松菜は長さで味が違う。栄養士さんからメニューに応じて長さのリクエストがくれば、それにも応えている。やはり地元だからできるんです。一番大事なのは子供たちの健康だから」と語っていた。まさに地産地消だ。その場で生の小松菜をいただいたが、甘くて最高だった。枝豆の作業していた農家さんは、「夏の暑さは仕事ができない。枝豆なら収穫した後、自宅に持ち帰って作業ができるので9月頃までは枝豆にして、9月以降は小松菜に切り替えている」また「以前は寒さに強い品種を開発してきたが、今は暑さに強い品種を開発していかないといけない」と語っていた。カブの出荷作業をしていた農家さんは、「食料、エネルギーなど生きていくのに必要なものはある程度、自国でできないといけない。そのための政策が必要ではないのか」と政治に対するご意見をいただいた。引き続き、食料だけでなく防災、環境の面からも農家の皆さんとの対話を継続し、何が必要なのか、葛飾区に何ができるのか、政策化をしていきたい。