今月のまんがくらぶオリジナル
まんがくらぶオリジナル2013年5月号の感想
『たばたちゃん派』 みずしな孝之
最近のみずしな漫画では出色の出来。球速の落ちた漫画家が、動物と子供で勝負するのは賢い選択だと思います。
『うちの姉様』 野広実由
最終回。留学を巡るドタバタより、消えた妄想彼氏彼女が感慨深いです。
『たいむトラブル!』 みずなともみ
タイムワープ4コマ。小ネタを繰り出す前に、標準的なタイムワープの様子を見せておいても良かったかなと思います。モヒカンは面白かった。
『ぼくのことりちゃん』 野々原ちき
ひーちゃんと小鳥遊(たかなし)ちゃん。佐藤両々先生の幻影が。
『はるまち・ダンス』 佐藤両々
「居てくれると嬉しい」 嬉しい理由が、修学旅行で目印になるからでは喜べず。
「これからも」 さっちんは、お弁当メンバーに新たに加わったのかな。
「やってごらん」 好きな人がアホ呼ばわりされたから、単純に意地悪しているわけではなくて、誘われて断れないのがアホと言われている兄の妹に、断りにくい状況を与えて、さあ断ってごらん、とやっているわけで、テクニカルです。
『ラジ娘のひみつ』 小坂俊史
「スリップ」 1コマ目から、「クソつまんねえ」→スリップ→「超おもしろい」→スリップの流れ。
「たよりにしてます」 昔、読者ページがアンケート1位になった漫画雑誌があったような。
「満を持して登場」 壁を殴るリボンの女がホラー。
「餌を与える」 さりげなくサイダース登場。児戯に等しいイヤガラセが己を追いつめる。
「みんなオレ ラジオに出たよ」 交通情報コーナーにまで出ようとするバカリスナーども。人気コーナーだからなあ。
「それどころじゃない」 ドドメが斑。その日の番組のその後も心配。もらい泣きする交通情報センターの上司がいい人。
「うちに言われても」 1通 → 数百通 → 千通超で凹む。
「番組は誰のもの」 なんかTOBを受けている企業みたい。乗っ取られつつあります。
「逸材発見」 ドドメですよ。そして、「わたし…あんなにイジリまくられたの初めてです…」ですよ。そりゃエロ妄想いたしますよ。
「在宅妨害ワーク」 「ライバルというのは、下から上を見て言う言葉」というのが、星新一のショートショートかなにかにあった気がします。サンダル和尚 → 郵便局員はライバルでも、郵便局員 → サンダル和尚はおもちゃ以下なんだろうなあ。
「ライバルはストイック」 この1週間のグダグダの放送も聞かれていたんだろうなあ。
『ベルとふたりで』 伊藤黒介
好き嫌いで言ったら嫌いな作家さんなのですが、1本の作品に視覚障碍者と身体障碍者を登場させてギャグをするという挑戦的な姿勢は評価されるべき。
『あにメカ』 よしむらなつき
謎多き最終回。
『のぶながちゃん公記』 くりきまる
吉乃編スタート。