核兵器のない世界

 8月7日から9日まで開催された原水爆禁止世界大会長崎大会に幹事の栗本久雄さんが東区代表団の一員として参加しました。報告をいただきましたので紹介します。

 長崎(広島) への原子爆弾投下から64年経った。今、世界は一見平和そうに見えるが、各地で争いが絶えず戦争の危機と背中合わせで生きている。
 日本は唯一の被爆国である。だから原水爆禁止世界大会に長崎に集った人々は皆この世から核爆弾のような危険な兵器がなくなることを願った。
 アメリカ大統領オバマプラハで「核兵器のない世界」を国家の目標とすることを表明したが、世界には核が平和を守る砦であるかのような錯覚を持った指導者がいる。
 未だに世界には核兵器が2万発以上もあり核実験にうつつをぬかず指導者もいる。
 オバマ発言は核廃絶の絶好の機会を作った。だからこの機会を盛り上げて世界的世論としなければなるまい。長崎大会は 「核なき世界への道を共に」という平和宣言を採択した。
 そして、明年5月の核不拡散条約(NPT) に向けて1200万筆の署名を集める目標を立てた。この実現のために各地で署名活動が求められる。

 勤医協札幌東友の会だより 2009年10月号より