コミケット2日目

(書き途中)

今年は日程の都合で、いつもの「3日目」が中日に来てしまうという、体とお財布にやさしくない感じになっています。これを書いている今現在、既に体力の限界という...。後述のシンポジウムがあった関係で、会場を出るりんかい線に乗ったのが19:00近くだったりで、単純に睡眠時間も足り増せぬ。…明日(というか今日)大丈夫かな、わたし。

やおい に 男性向けH系に、創作小説、創作漫画、評論・そのた と、例年にも増して詰め込まれているというか、一日中回っても、回りたい所に回りきれませんでしたョ。

それにしても、暑い。東館内上空にはコミケ雲が発生していました。昨日は「薄曇りにならないかな」的希望的予測を書いていましたが、容赦なく照りつけるこの太陽!うぅ、、。

男性向け創作

男性向け創作はいつものように大盛況なのですが、ここ二回ばかりUTUMNO さんが居ない...。いつもいの一番に乗り込んで、半年分の同人誌を全部まとめてお買い上げしてたのですが、さみしい。

さて、このブースは、混んで身動きが取れなくなる前になるべく多くの陣地を制圧するのが勝負の分かれ目ですので、ほとんど直感でとりあえず買ってしまうような買い物の仕方をしている、ある意味とても燃費のわるいブースでもあります。

そんなわけですので、本当に大量の本があるのですが、その中でも気に入った者をいくつか。

VOLUTES さんの T-spin。凸サマーはよいものですなぁ。ところで表紙にR18 と打ってあるけれどもキスしかしてないのは何故かしら。

マヨネーズ幕府さんの HiSoX。ガチレズですね。好きなこの縦笛を...とか、普段おとなしい子が豹変して勝ち気な子を責めるとか、いろいろ定番シチュのテンプレートなのですが、やっぱり上手にまとめられるといいな、て思ってしまう。描き手の地力がでるのでしょうか。

(かく)

  • in the waterさん の 「27 でも GIRL」
    • 全身タイツと百合好きで有名な うおなてれぴん さんですが、そうか、スペースルックはやはり志向のタイツなのですな。
    • わたし(の世代?)の感覚だと、全身タイツ=お笑い という感じで、エロス回路には短絡していないのですが、ヤマト世代だと刷り込みがあるのでしょうか、とか考えてみるテスト。


って、なんだか男性向け創作なのに、百合ばっかりですにゃー。


(かく)


一昔前は男性向け創作といったらロリが最大手という感じだったのですが、百合の一般化、ショタの一般化、などを経て、ロリ陣地が縮小し、いろいろ多様化してきた感じ。これは混雑が緩和されて買い手としては嬉しい一方で、なにやら「男性向け」の定義がいろいろ難しくなってきたなぁと感じます。もう少し立つとJuneブースと区別がつかなくなるのじゃないかしら(男性向けBLの一般化)、とわたしは予想していますが、いかがなものかしら。

(そしてケモナーは今も昔も変わらずケモナー

百合

創作漫画

  • びんちょうたん10周年
  • ていこくらんちさん総集編
  • JH科学さん3Dイラスト集
    • 赤青眼鏡の立体化だが、色域を広げるインク(通常、画像の鮮やかさを向上させる技術だが、アナグリフにおいて色域=空間情報となる)やZ軸マッピングを従来の切り絵立体的なものではなく、作者の手によりコントロールするなどかなり技術的に拘った仕様。2.7Dと呼称
    • という理屈抜きで、見れば凄い
    • 「飛び出す絵本」の壮絶版のよう。ページをひらくと「起き上がってくる」感じ。そして「切り抜き絵」が立体的に配置されている・・という感じじゃなくって、たとえば太ももが丸い!
    • 普段イラスト本はめったに買わないわたしなので*1、会場では迷ったのだけれども、本当に買ってよかった..
  • FuniFuniFesta! さん。
    • 今回は会場の座り込み禁止ポスターもかかれてました
    • 昔から大好き。ITちゃんのノーパソも Lazy8 さんの絵だったら買ってたのに..。
    • というわけで、今回はITちゃんのクリアファイルが強制購入特典としてついてきたり
  • ゴデインガールさん(ドバトさん)の「キリコはSEX上手にさそえない」
    • これは大変よいものであったなぁ...。

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評論とかとか

まずは、直進ヘリコイドさん。こちらの同人誌は非常に危険で、過去に禁欲中枢を破壊され、レンズやカメラなど買うことになってしまった実績があります。おそろしや。

(写真)

今回は、BESSA-I 本。物欲を刺激しすぎるるるる。しかも今回ご本人の解説がまた悩殺的で、この時期のドイツカメラ(戦後直)は異様に品質が良く、蛇腹がそのままで実用になる者が多いとか、折りたたみアームの形状が通常ゴチャゴチャするけどフォクトレンダーは拘っていてシンプルで美しいラインになってるとかとか。

凄い状態のよい個体だったけれど、じっくり探す気ならば3万円台でこのコンディションを見付けるのは難しくないとか。心が揺れます。危険が危ないデシ。


すっかり定着した写真集コーナー。廃墟とか、猫とか、電線とか、ねんどろいど紀行とかはもう定番ジャンルですね。しかし、予想だにしなかった新ジャンル「トイレットペーパー紀行もの」との遭遇にコミケットの懐の深さを感じます。

門池製紙 さんの「ふわり梅せれぶ」。梅の里をトイレットペーパーとともに旅行する写真集です。開放感溢れる青空と、見事に咲き誇る梅の花と、トイレットペーパー。

いっぱいに広がる青空の下、道沿いに並んだ梅の花を見上げながら芝生に横たわるセレブ。すっかり暖かくなった陽気のせいでおねむなようです。

むぅ。ブース内はセレブ(モデルさん)が展示されていて、なんとおさわり自由でした。(ふわふわでてざわりが良いとのこと)

しかも、撮影されたカメラは D800。ネタを全力でという当たりが漢すぎて、あれ、涙で前が見えない..。

  • 会場でダイアナで撮影しているかっちょいいお兄さん発見
  • わくわくHOLGA練習帳

チャールズ・ブラウンスタイン氏講演会

CBLDF(Comik Book Legal Defince Fund) の事務局長さんの講演会がありました。17:00から 西アトリウムで開催というのは、今までにない形ですね。(以前のシンポジウムは会議棟の会場をつかってました。)

さすがに今日の同人誌買いまくり日程でノートPC を持ち込む余裕は無かったので、手書きメモと記憶が便りになってしまうのですが、非常に有意義な会でした。

(内容についてはいつか書きたい)

*1:本が溢れ買っていて「ふとしたときに、なんども取り出して眺める」が醍醐味のイラスト集なのに、おそらく二度と取り出すことが出来ない..orz