高校時代の友達の息子さん(二十代の男性)に、カメラの基礎知識なるものをお教えすることになり、長谷の「かうひい屋3番地」で珈琲を飲みつつ、小さなメモ用紙にボールペンであれこれ「基礎知識」であろうと思われることを書いたり話したりする。絞り、シャッター速度、焦点距離、画角、被写界深度、露出・・・などなど。ふと気付くと2時間くらい経っている。
しかし、そういうことと違って、彼と電車の中で話した、写真と時間の関係についての会話が印象に残る。といっても私が勝手に話していただけなのだが。写真と関係する時間として、露光時間(シャッター速度)、撮ってから初めて撮影結果を確認するまでの時間(フイルムカメラのころは何日かかかって、デジタルカメラはほとんど即時)、それから何年もたって古くなった写真をあらためて見るまでの時間(被写体がいまここにあるもの、から、もういまはないもの、に変化したあとまでの時間)。そういうことが同じ写真であっても鑑賞者に与える影響をダイナミックに変化させて・・・そのときにその個人が個別に写真とのあいだに結んでいる関係が極めて個人的に存在していて・・・みたいなこと。
またぞろそんなことを考えてしまった。いい加減あきているような感じもあります。
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そのあと由比ガ浜の浜辺をずっと東へと歩き(上の写真とか)、鎌倉駅入り口から市街地に入って、帰りました。
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読書中はアーヴィングの「第四の手」なのだが、これが全然進まない。十年以上まえに「熊を放つ」「ホテルニューハンプシャー」なんかを読んだときは結構夢中になれたのだが。作品と「今の」私の相性が悪いってことでしょう。
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帰宅後、家族のTが久々に家に帰っていて、Tがこの秋に撮った写真を百六十枚くらい持ってきたので、その中から私の個人的な好みで八枚ほどを選んでみたら、そのうち七枚が、同じ写真の束をTが林林さんに見せたときに林林さんが選んだという写真とだぶっていた。いいことなんだか、そうじゃないことなのか。。。
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- 作者: ジョンアーヴィング,John Irving,村上春樹
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