眼瞼パラフィン腫(パラフィノーマ)

  • 人工的に注入されたパラフィン(ワセリン含む)に対する異物反応。
  • 内視鏡下副鼻腔手術で副鼻腔に挿入された抗生剤軟膏が原因となる報告が増えている。
  • この場合、片側性の上眼瞼の腫脹、結節を来すことが多い。
  • 数ヶ月後に生じることが多いが2日、10年後といった症例もある。
  • 病理で特徴的な大小さまざまの空胞構造をみる。
  • ステロイド内服や外科手術がおこなわれるが、難治。

(臨皮・V72-9)