水色石の雑記帳

2016年08月26日

[]菊池雄星、二桁勝利

雄星 プロ7年目初10勝 左足裏のマメで6回途中1失点(スポニチ)


やりました。本人も周囲も待望念願だった二桁勝利です。9勝の壁を3度目にして突破しました。もちろん、期待の大きな選手だけに、これしきで満足というわけではありませんが、やはり二桁勝利は一流投手必要条件ですからね。首位日本ハムに勝ったのもポイント高いです。あとはソフトバンクに勝てればいよいよエースになれるかな。


……とはいえ、6回ノーアウトで足のマメによる降板、結局ヒーローインタビューにも呼ばれず(本人の拒否?)とは、いつもながら肝心なところで決まりきらない雄星。そう言えば、久々の野手大谷との対決も実現しませんでしたね。大谷試合直前に体調不良で欠場とは、もはや野球神様が意地悪しているかのようです。残念。


今日の最高球速は155キロ。平均は149.1キロでした。大宮スピードガンが少し甘い気もしましたが、優秀な数字です。ただ、ストレートでの空振りが3球(5.4%)しか取れていないのが、ちょっと気になるところ。5月から6月くらいにかけては軽く10%以上の空振り率を叩き出していたので、その頃に比べると変化球とのコンビネーションや制球力も含めて、調子が落ちている感じはします。というか、雄星は毎年夏場すぎに失速しているような。逆に言えば、失速してもこれだけできるようになったのが今季の成長でもあるんでしょうけどね。あ、でもよく考えれば2ヶ月夏休み取ってたか……。


ともあれ、マメの具合がどうなるか微妙ですが、残り試合全部勝つくらいでいっていただきたい。13勝くらいすれば見栄えが良くなります。

2016年08月15日

[]元西鉄の強打者 豊田泰光さん死去 81歳 辛口評論でも人気(スポニチ)

現役時代はもちろんのこと、解説時代もほとんど存じません(近年でも時たま文化放送ゲスト解説はされてましたが)。自分にとって豊田さんといえばなんといっても週刊ベースボール誌上の「豊田泰光のオレが許さん!」でしたね。賛否はともかく、切れ味の良い論旨と文章で読み応えがありました。


唯一生で拝見したのは2012年西武ドーム稲尾和久デー」。皆が背番号24をつけて雄星が投げてトリプルプレーを決めたりした試合でしたが、試合前に西鉄時代の同僚としてスピーチされました。その時すでにどこか張りの無い声で、正直不安を感じたものです。その後「オレが許さん!」も終わってしまい、やはり体が悪いのかなと思っておりましたが……。


また一人、球界の名士が去りゆく。お悔やみ申し上げます。

2016年08月12日

[]NEW GAME! 第6話「発売……中止とか?」

さてNEW GAME!です。この作品、こう言ってはなんですが、存外に面白いですね。当初の印象では、おおかた美少女(今作は年齢的には少女ではないかもですが)がたくさん出てきてほのぼのワイワイ百合百合するだけの中身の薄い作品だろうなんて思ってました。まあ、実際そのとおりなんですが。それでもきっちり作れば面白いアニメはできるという好例でしょう。さすが動画工房さん。


今回は休日の各キャラの過ごし方が面白かったですね。特に青葉とねねっちは、電話の時もそうなんですが、職場での青葉とはひと味違った気楽なやり取りが新鮮で良いです。青葉も可愛がられているとはいえ、新人で同期がいないのでは結構気を張っているでしょうしね(ところで、もう見るから真夏なのに、この前が初給料はいかに?)。同い年でも大人大学生に分かれる映画料金のエピソード目からうろこ。そういえばそうかと。それにしても、ねねっちの前では青葉の常識的視点ジト目が冴えます職場の先輩にも物おじしないツッコミ属性はこうして磨かれたのですな。


ちょっと時間が戻りますが、朝のパジャマ姿も可愛かった。「休日なんだからいいじゃん」「青葉はね〜。毎日きちんと働いてお金を稼いでいるんですよ。」とか、家族に対するくだけた口調と甘えも良いですな。こういうシーンがあると、職場でのしっかり者の新人というイメージにとどまらず、キャラが広がります


今後ちょっとゲーム業界の厳しさも描かれるのかもしれませんが、作風的にはよくも悪くもそこまで厳しいことにはならないと思うので、まったり楽しみにしていきます

2016年08月11日

[]planetarian ちいさなほしのゆめ 総評

実に良いアニメ化でした。よもやいさらアニメ化されようとは、原作を知っている誰もが驚いたことでしょうが、それがここまで良作になるのは二重にびっくりです。さすがはジョジョで名を馳せたdavid津田監督ですな。


ラスト記憶曖昧だったので、そうか、こんな感じだったかと。シオマネキ強い。自動戦車というか、多脚砲台はロマンですが、敵に回すと怖すぎて嫌です。そして、ゆめみが見てきた光景投影。ややしつこい感もありましたが、これは涙せざるを得ません。果たして彼女データを受け取った屑屋は、再び彼女に出会うことができるのでしょうか。それはどうやら劇場版での物語ということになりそうです。これは見なくちゃかな。エンディングテーマは「星めぐりの歌」。最後までわかってらっしゃいます


ところで、今後本作のように、テレビ放映がなく、ネット配信だけというパターン作品も増えてくるんですかね。1話30分とか1クールとかいう枠にとらわれないのはメリットですが、現状だと画質が基本テレビ以下なんで、そこがいかんともしがたく残念なり。

2016年08月06日

[]「シン・ゴジラ」観たよ

これまでゴジラシリーズハリウッド版も含めてまともに観たことがないので、今回も取り立てて興味をもってませんでした。ではありますが、なんだかやたら評判が良いことを聞き、それになにより「あの」庵野監督であるからして、これは観とかないとならないか、と方針転換したわけです。


一言で言えば面白かった。他のゴジラ作品を見ていないので断言しかねるところではありますが、これがゴジラの迫力と恐怖というものかと、新鮮な驚きでした。ゴジラが巨体を揺らして歩き、熱線を吐き出し、ビルはなぎ倒され、戦闘機は撃ち落とされる。この圧倒的な存在感ときたら。


対応する日本政府側は、会議の山と法令のすり合わせと各省庁間の縦割りとがこれでもかというほどに描かれていて、こちらも新鮮。普通怪獣映画だと自衛隊は割と簡単に出動しているようなイメージですが、実際にはこんな感じのてんやわんやなんだろうなと(いや、実際にはもっと大混乱でしょうが)。


映像的には、自衛隊アメリカ軍による(「アメリカ軍」と言わず「米軍」と言うのは監督のこだわりかなにかなんでしょうか?)ゴジラへの攻撃が華々しい見せ場。まあ、効かないんですけどね。でも10式戦車が火を吹いたり、B-2が3機も飛んで来るなんて派手で良いです。冷静に考えれば任務ステルス性能必要ないので、B-2じゃない普通爆撃機で良いんでしょうが、そこはそれ。


それにしても、予想以上に作りが「庵野節」でしたね。画面の構図、カットの仕方、セリフ回しに、次々と挟み込まれる明朝体字幕しかり。「いくら庵野さんでも実写だとまたアニメとは違う作りをするんだろうなあ」なんてのんきなことを考えてましたが、冒頭からトップスピードで庵野さんなので驚嘆しました。で、監督樋口真嗣さんで音楽鷺巣詩郎さんとくれば、一体自分ゴジラを見ているのか、それとも実写版エヴァを見ているのかという幻惑を覚えるほどでしたよ。ただしもちろん日本政府エヴァンゲリオンはないので、事実上人間の力だけで戦ったラミエル戦が状況近いでしょうか。エヴァ好きな人ならこの雰囲気を味わうだけでも必見ですな。


そしてもう一つ、明らかに誰もが感じたであろう「3.11」との接続が印象的でした。最初災害の中でもちょっと余裕があってスマホ動画撮影したりする人々。崩れた建物瓦礫の山。そして放射能不安。これらの光景をつい5年前の現実として見てきたからこそ、ゴジラの恐怖がいよいよリアリティを増します。考えて見れば、ゴジラは初代から核兵器批判というモチーフを内蔵していたわけですが、それが現代に来て原発問題ともリンクしたというのが皮肉というか、あるいは、時代を超越しているというべきでしょうか。


細かい点で「もっとああだったら」という不満もなくはないですが、満足の一作でありました。さすが庵野さん。