人類は衰退しました:田中ロミオ

「あの田中ロミオ」が、こんなタイトルでラノベを出すというから、見渡す限り人類が存在しない荒廃した街で学校の屋上にアンテナを立てて以下略という話なのかと思ったら、予想を裏切り、とてもメルヘンでほのぼのとした話でした。ヒロインと妖精さんの心温まるというか腹抱えるというかそういう暖かな交流を描いた話。大草原の小さな家みたいなイメージ。大草原のって、どんな話なのか知らないけど。まあイメージね、イメージ。
もうね。妖精さんがすんげーぷりちーなんですよ。かわええ。かわいすぎる。机の上に置いときたい。なんという癒し系。なんという愛玩生物。メルヘンだわさー。ヒロインもなかなかイイ性格をしていて、それが作品のスパイスになっている。外見は深窓の令嬢で、性格はニート。たまに見せるサディスティックな一面が可愛いです。
ヒロインの祖父の助手という若い男がまだ出てきていないので、次にはそいつが出てくるかなーと思いつつも、もしかしたらこのまま続きが出ないのかもしれないという不安もありつつ、友人Yはきっと眼鏡っ娘だという確信を抱きました最高の眼鏡っ娘でした。眼鏡っ娘を出してください。