こんにちは!

毎回皆さんの質問を見るのが楽しみです。え!そんなこと?って事が質問されると驚きと同時に新鮮です。1年4ヶ月も経つと周りの事が普通に成ってしまって、別に驚かなくなるんですよね。もう一度初心に戻る気分です。

さて今回も一つ一つ質問に答えていきたいと思います。

てらさん:スーパーで売っている珍しいもの
こっちのスーパーって結構何でも売ってるんですよ。それが買える人が限られているだけで。珍しいものの一番といえば
フルーツの王様ドリアン!(ゴメン写真ない・・・)

私嫌いなんです・・・。くっさーーーーいの。表現するなら生ごみのにおい。味はおいしいというけど、食べた後も鼻にそのにおいが残る・・・。ベトナムとかタイでもよく見かけたなぁ。10メートル先から食べてる人がいるとにおいでわかるんだよねぇ。おいしいという人もいるけど、私は駄目です。だから写真も撮らないのかも・・・。

後は写真無いけど、野菜などはほとんど計り売りで、パックやビニールに入っているのは一部。そういうのも日本ではもうあまり見かけないですよね。いちいち自分で必要な分だけビニールにいれて、近くの計量コーナーで量ってもらうの。最近すでに計ってあるものも多くなってきました。

まぁさん:病気について。
全般的にいうと前回書いたように、風邪が主流ですが、日本には無い病気がこちらには存在します。熱帯気候の地区は「危険地帯」です。

破傷風破傷風菌が傷口などから入り込むと発症します。
デング熱:デングウイルスに感染した蚊に刺されるとウイルスが感染します。ひどい場合はデング出血熱といって命に関わる場合もあります。
マラリア:これも蚊を媒体として起こります。マラリア原虫に感染した蚊に刺されると感染します。
チフス:飲食物から感染し発熱・下痢の症状があります。
アメーバー赤痢:飲食物から感染。下痢と熱ですね。
狂犬病:一番怖いのはこれかも。狂犬病に感染した哺乳類(犬だけでなく、猫、ねずみ、馬とか牛も感染することがあるそうです)にかまれて、ウイルスが脳に達すると必ず死にます。
マンゴーアレルギー:アレルギー症状があっても日本ではマンゴーはあまり食べないから発症しなかった人が、こっちに来てたくさんおいしいマンゴーを食べて発症します。喉や顔、皮膚がはれ熱が出ます。

デングとマラリアは熱帯にしか生息しない種類の蚊が媒介するので日本には無いですね。蚊に刺されないことが第一条件。
チフスやアメーバー赤痢は飲食物から感染します。水や食物衛生についての管理が甘い発展途上国ではよくあります。
狂犬病は日本では撲滅されているのですが、途上国では野良犬が勝手に子どもを産んでいたりするのですべての犬に狂犬病の注射を義務付けることは不可能。かまれないようにするしかありません。
マンゴーアレルギーはかわいそうだけど一度出て自覚したらもう、一生マンゴーが食べられません。マンゴーって漆科の植物なんです。漆ってわかる?漆の木の樹液で木工品の表面に塗られているつるつるしたやつ。生の漆を触ると肌がただれるんだよ。

私たち協力隊は2ヶ月間の日本での研修中、すべての病気の予防接種を受けさせられます。何本打ったか覚えてない・・・1病気につき3本とかもあるので、想像を絶する数なんです。中には副作用もある注射もあって、腫れたり熱が出たりだるくなったり大変でした。

私、実はこっちで猫にかまれたんです。子猫。かわいくってね。足でじゃれてたの。そしたらガブッ。そこからが大変だった。もしその猫が狂犬病に感染していてそれがかまれた時にうつって私が発症したら死ぬのでね。発症を抑える注射を日本でも3本打ってきてるけど、さらに5本打つんです。
まずかまれてから24時間以内に1本、3日目に2本目。7日目に3本目、14日目に4本目、28日後に5本目。おかげさまで生きています。
ただ、狂犬病に感染している動物は行動が変なので見てわかるんです。そういう怪しい行動の動物に触れないようにすればまぁ大丈夫ですかね。でも感染してから2週間くらいは何の症状も出ないので、見た目が安心だからといって警戒を怠ると危険です。
これらの熱帯や発展途上国に特有の病気は予防するしか方法は無いんです。死なないまでも、1週間ずーっと下痢とか。どれも掛かると悲惨です。

甘いものについて
すべてがあまーーーーいっ!パンですら甘い。さらにこちらのミリエンダってしってます?午前のおやつと午後のおやつです。そこに出されるお菓子があまーーーい。机にお供え物のように配られる。さらにこちらの人は食事のたびにソフトドリンクを飲みます。ご飯とコーラとかスプライト・・・。どう考えても糖分の取りすぎだと思います。
たとえばこれ。バイバイといってもち米の粉に砂糖を入れてねって蒸したもの。

書ききれないほど甘いものが豊富です。糖尿病が多いのもうなずける。今度甘いもの特集しようかな。

ちなさん:若い人に人気のある食べ物やお菓子
こないだレポートしたマック、ジョリビー、チョーキンなんかはすごく人気があります。さらにこちらスーパーのスナックコーナー!ずらーーーーり。これ、すごく売れるんです。親も食べる。袋菓子。


後、学校の休憩時間はお菓子を食べていいレセスという時間。学校の売店や門の前に出ている出店で上のスナックとかアイスとか買い食いして食べます。日本では信じられない習慣よね。まあさんへの回答にも書いたけど、これがミリエンダというものです。食べ物禁止の日本の学校とは大違いですねぇ。ミリエンダの習慣が無いから、日本人は健康なんだと思います。あれ、不健康だよ。すごく。

つよしさん:こちらの家屋について
いいところついてきましたね。家屋は2種類。竹製の家とブロック+コンクリートの家です。もちろん生活レベルによって家の種類が違います。竹はすごく安く建ちます。これは6月に合った巨大台風で被害に合った人を調査した時の写真です。流されたり倒れたりした家を建て直しています。私も日本からの寄附を使って竹を買って援助しました。竹の家にしか住めない人もたくさんいます。


これはバクイといって竹で編んだ壁に使う材料。

竹は柱や床に使います。

逆にブロックを積んで表面をコンクリートで固めた家に住んでいる人もいます。
私もその一人。
私のアパートの写真です。


立派できれいでしょ?家賃はこちらの竹で作った家に住んでいる人の1ヶ月の収入より多いです。7000ペソ。1階にリビングダイニングキッチントイレシャワー。2階に寝室2個。一人だけど2個もある・・・。竹の家とコンクリートの家のギャップに驚かれることでしょうね。

皮膚病について
私がオーストラリアを旅していたときは皮膚病の人たくさん見ましたね。皮膚病は紫外線によるものですが、熱帯地域の紫外線はオゾンホールが無いので割りと少ないんです。南極北極にあるオゾンホールを知っていますか?オゾンは太陽が放つ有害な紫外線をカットしてくれるんですが、オゾンホール(オゾンが薄れている場所)がある南極北極の近くではあまりカットされていません。だからオーストラリアの南部(南極に近い地域)では皮膚病が深刻です。
こちらでは日傘をさしている人が多いです。でも南極も北極も遠いので紫外線の量はそれほどでもないんですかね?あまり皮膚がんは聞きません。でも、みんな暑い日中に外に出るのは極力避けていますよ。皮膚がんにならなくても日射病や脱水症状になるから。


りょうさん:年間行事について
11月1日はオール・ソウルス・ディ(すべての魂のための日)と言って日本のお盆みたいな日です。どこの家庭でも家族総出でお墓参り。これは去年大家さんに連れて行かれた大家さんの祖先のお墓。お墓に座ってる・・・いいのかな?大家さんは割りとお金持ちなので結構きれいなお墓です。

ところが、上には上がいた!もっとすごいのはこれ。
「家?」ってなお墓もある。


こちらでは先祖の魂を日本以上に大切にしています。

その他のビックな年間行事としてはやはりクリスマス。
皆さんクリスマスって本当は何の日だか知っていますか?
キリストが生まれた日。
カトリックが国民の大半を占めるこの国ではクリスマスは超ビックイベント。
もちろんイブから25日にかけては夜通し教会でミサが行われます。
でもパーティーもする!
レチョン(豚の丸焼き。こちらのイベントでは必ず出るご馳走)

プレゼント交換(当日まで誰からもらうか秘密!)

ビューティーコンテスト(美しいというよりどれだけ受けを狙ったかで勝つっ)

ダンス大会(7つの課ごとにダンスを披露し勝ちを決める。うちの小学校課は去年優勝!もちろん私も出たよ〜!だから勝てたという噂!)

これからほぼ1ヶ月間はみんなクリスマスパーティのことしか考えていません。
仕事よりクリスマス。
仕事が進まない時期ですね・・・。

子どもたちは4月頭から5月末まで丸2ヶ月の夏休み。
10月最終週は1週間のセメスターブレイク(学年末休みみたいな。こっちは2期制なので1学期と2学期の間の休みです)
12月19日からクリスマス休暇で1月2日から始業です。
今年は土日が重なるので5日始業かな?


今回もたくさん書きました〜!
参考になりましたかね?
眠いです。
おやすみなさい・・・