天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

日本沈没

 このままでは日本は先が見えない。ということで、日本を脱出する人たちがいる。行先は本人が納得していれば。どこでもいいだろう。そういう気分に自分もなっているが、実行するには大きな割り切りをしなくてはならない。
 日本を出ることで、沈没船から脱出できたとしても、行った先が本当に大丈夫なのか。日本よりまし、と判断してゆくのだろうが、自分を生んで育ててくれた日本を見捨てる行為のように思える。
 企業のグローバル化は、弊害を伴っていて、いずれ抜本的な対策が必要な時期が来るだろう。
 一方で、意識のグローバル化は必要だと思う。トランプ大統領自国第一主義は、目先のことに終始している人間には受けるかもしれない。簡単に言えば、国レベルの「自己チュー」、自己中心主義。自国中心主義。
 これが進んでいくと、世界大戦の再現になってしまう。人類はそこまでアホなのか。過去の失敗を教訓にする知恵は持ち合わせていないのか。
 ドイツのメルケル首相は、自国のみならず世界全体を見る目を持った政治家だ。が、今期限りで退任することになる。
 昨日の11日は第1次世界大戦終結の日で、パリで記念式典が行われた。日本からは麻生太郎が行ったらしいが、麻生が行ったのでは何の意味もない。また税金で旅行しているだけ。
 この式典でフランスのマクロン大統領は、「われわれは平和を得るために支払った対価の大きさや重みを知っている」「愛国心は、利己主義やナショナリズムと対極にある」と述べて、各国で広がる極右や自国中心主義をけん制した。(東京新聞
 日本は、民主主義が実現できていない国ではあるが、現在の憲法があるおかげで、自由にモノが言える。という良さは残っている。メディアなどの仕事をしていると、本来の姿ではなく却って自由に意見が言えない場合がある。とくに政権のイヌのようなメディアは最悪。
 ともあれ、個人レベルでは自由。そういう集まりが市民団体だろう。政党となると、党の方針の縛りを受けるだろう。
 野党第1党の立憲民主党には、日本の政治を正常にするために野党共闘の中核になってもらいたいところだが、最近ちょっと不安な点が見える。地方選挙で、共産党との共闘を避けて自民、公明と並んで候補者を推薦したりしている。何たる裏切り。嘆かわしい。国政選挙では何が何でも野党共闘を必ずやってほしい。
 日本は今のところ美しい国であることは、間違いない。孫も秋の紅葉を楽しみに出かけた。親に連れられて。

 天変地異でおかしくなることはやむを得ないが、政治の腐敗など、人災で日本が沈没することは見過ごせない。これから日本で暮らしてゆく孫たちの世代のためにも、今がおかしいと、モノが見えている人たちと一緒に政治に物申してゆくしかない。