Treo750のテキストエディタ

Treo750テキストエディタを使うことはあまりありません。デフォルトでインストールされている『Notes』というメモソフトでほとんどの文字打ちは間に合います。
結局、Treo750で打つテキストは文字通り“メモ書き”なので、いずれはメールでパソコンに転送して仕上げることになるからです。昔のようにPDAでガンガン文字打ちすることはなくなりました。やはり、長文の文字打ちや企画書の草案などは、パソコンで作っていく方が精度が上がります。
昔、まだモバイルギアを使って出張中にテキストを作っていた頃は、PocketWZ Editorを愛用していました。しかし、それも昔の話。今は、ちゃんとした文字打ちは会社のマックの愛用エディタ、Jeditでやるか、VAIOに入れてあるWZ Editorで打ちます。
では、Treo750にはテキストエディタは必要ないのかというとそういうわけでもありません。ちょっとしたアイデアを思いついて文字で記録したり、それをコピペなどで少し推敲したり、そんな時はよくあります。
その時に使いのが、前述のメモ帳『Notes』です。ほとんどこれで事足りてしまいます。『Notes』はとても使いやすいメモ帳です。『開く』や『保存』、『閉じる』などのメニューがありませんので、ほんとにPalmOSに付属しているメモ帳に似ています。
しかし、このメモ帳はテキストファイルが読めません。何しろ『開く』というコマンドがないくらいですから、独自形式に特化しています。X02HTに付属している『Notes』はテキスト形式なので便利ですが、Treo750は独自形式です。
ということなので、Treo750でテキスト形式のファイルを読み書きするときに、テキストエディタが必要になってくるのです。
私が愛用しているのは『Jot』というソフトです。

これは、とても素晴らしいソフトです。テキストエディタは文字しか扱わないので、文字の扱える柔軟性が高いほど、使い勝手が上がります。この『Jot』は、フォントのサイズや行間の指定が出来て、それはちゃんと初期設定で保存できます。また、背景色や文字色を自分の好みに変えることも出来て、さらにMS-DOS形式だけではなく、UNIX形式、Mac形式のテキストファイルも読み込みできます。まるでWZEditorみたいです。ソフトキーを使えて、開く、閉じる、保存のオペレーションも最低限の操作を考慮したモバイル環境重視の設計。しかも、これでフリーウェアというのですから、本当に作者の方には感謝です。

ファイルを開くダイアログは、GSGetfileという機能拡張を入れると操作がラクになるように設計されています。

このように多種多様な設定が可能です。
『txt』形式のファイルは『Pocket Word』に関連づけせず、たとえば『Jot』のように洗練された軽快なテキストエディタに関連付けしたほうが後々ラクになります。
WindowsMobile用のテキストエディタは、シェア、フリー含めていくつかリリースされていますが、私は断然『Jot』がおすすめです。