映画 「カンフーハッスル」

molmot2005-01-08

1)「カンフーハッスル」[功夫 Kung Fu Hustle](Tジョイ大泉) ☆☆☆

2004年 中国/アメリカ カラー ビスタ 103分 
監督/チャウ・シンチー  脚本/チャウ・シンチー ツァン・カンチョン ローラ・フオ チャン・マンキョン 出演/チャウ・シンチー ユン・チウ ユン・ワー ドン・ジーホワ シン・ユー

 「少林サッカー」は面白かったが、本作はハナシの展開のさせ方が極めて下手糞で、ラストに至るまでチャウ・シンチーの位置が不明確なのが弱く、非常に緩慢な出来だ。
 カンフーをCGで大袈裟に見せるという手法自体、自主映画ながら本作の原型が全て入っている「ファイティング八漬君」「ファイティング八漬君2 武道塔遊戯」「ファイティング八漬君3 大阪激闘旅情篇」「YATTUKEKUN4 THE TOKYO WARS」と続く「八漬君シリーズ」で本作よりも数段上の完成度を既に見せているので二番煎じに過ぎず、もっと過剰に見せてほしかった。
 それにしてもあの「シャイニング」への血の海オマージュカットは何だったのだろう?

「映画芸術」選出2004年ベスト10

1)「映画芸術」選出2004年ベスト10」

1位  ユダ(瀬々敬久
2位  血と骨(崔 洋一)
3位  誰も知らない(是枝裕和
4位  下妻物語中島哲也
5位  ニワトリはハダシだ森崎東
6位  犬猫(井口奈己
7位  たまもの(いまおかしんじ
8位  アイデン&ティティ田口トモロヲ
9位  恋する幼虫井口昇
10位  リアリズムの宿山下敦弘

 肝心のワースト10が発表されていないが、「ユダ」が1位とは凄い。キネ旬などより遥かに親近感の湧くテンである。