RICOH GX200について
このカメラを使い始めて約1ヶ月が経過。今の時点での感想。
- 画角について
非常に広い。使い始めた時はFinePixとの違いにかなり戸惑ったが、ようやく感触がつかめてきた。驚くほど広範囲が写る。最近、この広角に振り回されて、広角を活かす写真ばかり狙ってしまう。この辺はウデに改善の余地有り。周辺の歪みはあるにはあるが、さほど気にならないし、それはそれでおもしろい。
- 画質について
良い。が、部長コトリのE-420とはかなりの格差がある。コンパクトデジタルカメラはやはり一眼レフには勝てないのか。正直なところ、5年以上前のFinePix F420との差があまり感じられないような・・・。
- 色について
いろいろなブログでも書かれているが、色味が少し変わっている。オートのままだと青っぽいというか、白っぽいというか、何せ肌色がきれいではない。これまでFujifilmの発色に慣れていたせいで(これは目で見た感じに近い、とても自然なものだったと思う)、相当な違和感があった。ブログの記事を参考に、屋外に設定して、色味を赤側(たまに黄も)に1寄せると見た目に近い発色が得られた。こういう調整ができるところは良い。
- 液晶ビューファインダーについて
賛否両論あるようだが、僕は良いと思う。もちろん光学ファインダーのようにクリアで覗きやすいとは言えないが、僕には十分。それにチルトして意外な角度で撮影するのは楽しい。堂々と撮れない写真(世界のカメラ部員の活動の様子など)を気付かれずに撮るのにも役立つ。
- オートフォーカスについて
遅い。このカメラの最大の短所かもしれない。FinePix F420に負けていると思う。僕の被写体の中では動物や昆虫を撮る時に非常に困る。マニュアルフォーカスは焦点距離を固定する方式だが、こちらはまだ感覚がうまくつかめない。
全体としてはとても満足。F値やシャッタースピードはもちろん、ホワイトバランスや画質(コントラスト、シャープネス等)などなど、カスタマイズできる部分は一眼レフと同じくらいある。手軽に好きな設定で写真を撮ることができる。価格の大半はこのカスタマイズ性につぎ込まれているのだろう。欠点もあるが、見た目も含め、モノとして良いカメラだと思う。あとは僕のウデ次第。そこに最大の改善の余地がある気がする。