stara dnevnik

はてなダイアリーで書いていたものを移行しました

淡水から野柳へ



淡水から次の目的地へはバスで移動。淡水駅にはバス停が山ほどあって目的のバスのバス停を探すのに苦労したぜ。



淡水客運淡水駅バス停(クリックすると大きくなるよ)



この淡水客運基隆行きのバスで向かうのは、野柳という場所。ここに行くのが今回の旅の主目的なのだ!前回の台湾旅行からの帰国後、いろんな旅行記を読んでたときに見つけた野柳の写真。なんかすごい!行きたい!でも野柳とか全然聞いたことないなあと思って手持ちのガイドブックを見てもどこにも載ってなくて、立ち読みした地球の歩き方にもおまけ程度で触れられているのみ。となればなおさら行きたいですよね!ってことでネットで調べまくってみた。


台湾の人とかだと野柳あたりに行くにはもっぱら車らしい。ツアー参加でもない私には当然車がないのでバスで移動することに。
台北から野柳へのバスの移動は以下の3パターン。

  • 台北駅から国光客運バスで金山方面行きに乗って野柳で下車
    (約20分毎)
  • 基隆駅から基隆客運バスで金山・淡水方面行きに乗って野柳で下車
    (約10分毎)
  • 淡水駅から淡水客運バスで基隆方面行きに乗って野柳下車
    (約30分毎)

この中では淡水経由が一番時間もかかるし本数も少ないんだけど、なぜ淡水から行くことにしたかというと、淡水からだと海沿いを通るので景色が綺麗だという話だったから。そんなわけでバスに乗ります。


さっきのバス停でバスを待ってると5分くらいで基隆行きのバスがやってきた。まずは乗り込み、野柳に行くのでバス停に近づいたら声をかけてくださいと中国語で書いたメモを見せる。音読してくれる運転手さんw「ヤーリュウ?」と聞かれたので「ヤーリュウ」と答えると、運転席の横から運賃表を見せてくれた。115元でした。時間も時間だし他に5人くらいの客がいるくらいで席は選びたい放題。海側の窓際の席に座っていざ出発!お供は乗る前にセブンイレブンで買ったアイスティー





甘すぎる。そして車内の冷房が効きすぎる。なおかつ上部の吹き出し口の調節ができなくて本当に寒かった…。一応上着持ってたからよかったけど。しばらく走るうちに、車窓に海が!





こんな感じで海沿いをただひたすらに走るわけです。途中降りたり乗ったりするんだけどあんまり止まることはなかったなあ。バス停の案内アナウンスはないので当然どこがどこだかわかりません。やがてバスは金山へ。金山といえばテレサ・テンのお墓がある場所として有名らしい。今度行ってみたい。温泉とかもこの辺あるみたいだし。


金山から少し過ぎたあたりで、野柳の標識を見かける。バスは海沿いから山の中へ入っていき、そしてとうとう運転手さんが「やーりゅう!」と声をかけてくれました。やったー野柳ついたー!降りるときに運転手さんに目的地への道をざっと教えてもらって、降車。
ちょうどバス停の前には大きな看板があり。





野柳風景区。ここの公園に行きたいのです。運転手さんに教えてもらったとおりてけてけ歩いていくと、港っぽい場所に。





反対側には大きなお寺、保安宮。





さらに小学校の前などを歩いていき、バス停から10分ほどで野柳地質公園入口に到着。

野柳地質公園






入口には駐車場があり団体客が大勢いたりしましたが、とりあえずチケットを買いにチケット売場へ。





一人50元。チケットを買って案内所で日本語のパンフレットをもらう。





この岬が公園になっているのです。切符を切ってもらって、どんどん進んでいくと、団体客何組かと一緒になり、説明してるのを横でそっと聞いてみたり。





やがてそのエリアに!


野柳地質公園 (Yehliu Geopark)



海蝕平台



わーわー、旅行記で見た!本当にすごい。
野柳地質公園とは、1000年〜2500年前の厚砂層でできた岩層からなる場所で、海食、風食の影響を受けた多くの岩が織り成す奇抜な風景の景勝地なのです。そして岩の中には名前が付けられたものがあり、特に有名な岩がこれ。


女王頭 (Queen's head)



手前のおっちゃんは無視してください。この岩の名前は「女王頭」。いわれてみればそれっぽいでしょ?この岩の回りにはいつも観光客がいっぱい。でも首がどんどん細くなっているみたいで、いずれ折れてしまうらしい。なので触ったりぶら下がったりしないように警備員がチェックしてるみたい。


他にもこんな岩が。





左から妖精の靴、落花生、象さん、だそうで。こういうのを眺めながらどんどん先へと歩いてみた。


野柳地質公園 (Yehliu Geopark)



そして岬にある山の方へ歩いていくと、どうやら岬の先の方まで行けるみたい。


あの先まで行ってみよう



これは行くしかない!ここまで来る観光客はあんまりいないみたいで人もまばら。この岬が本当に面白くて!ものすごく不思議な風景で、こんなところを一人で歩いてるのもなんかおかしくて。


映画のセットみたいな



スターウォーズかと思うような光景。生まれて初めて見る景色だったなあ。本当は岬をぐるっと1周したかったのだけど、本当に岬まで来てる人誰もいないしもし落ちても誰にもわかってもらえないし、ということで先端近くまで行って折り返して戻る。


眺め



この上を歩いてみたり、こんな岩の上まで行ってみたり。


燭台石 (Candle Rocks)



野柳地質公園面白すぎる!写真ばしばし撮りすぎてわけわからんのでもうflickrに丸投げしたった。もしよかったらご覧ください。

20090506 野柳地質公園 YEHLIU GEOPARK



でもなんでここガイドブックに殆ど載ってないんだろう…。園内アナウンスではちゃんと日本語も流してるし日本語のパンフもあるのになあ。行ったことない人には是非お勧めしたいです。


満喫しすぎて疲れてやっと公園を出ると、ちょうどそこにはおみやげ商店街。





せっかくだから中を歩いてみた。





シーズンじゃないせいかあまりお客さんもいないし客引きも特にしてないしまったりした空間でした。



ちょっと欲しかった



さらにさっきの入口のところから見ると屋台もいっぱいあった。





海洋館みたいなのもあってそれにも入りたかったけど岬ではしゃぎすぎて疲れたので、バス停に戻ることにしたのでした。続く