富小路殿の主

morohiro_s2004-07-15

近所、富小路殿公園の猫。白が二匹、キジトラが一匹くつろいでいた。激写させて頂く。すごく迷惑そうだった。そらそうやろ。
で、何枚か撮ったものから、選んだのがこれ。何かフリードリヒっぽく、崇高なる自然に立ち向かう一匹の猫って感じがするような、しないような。しないか。しない。でも彼/彼女のディグニティを感じたので。
ちなみにこの公園は、もともと富小路殿があったところらしい。

京都二条の北、富小路の東、柳馬場の西、冷泉の南にあった邸。二条富小路殿または冷泉富小路殿ともいう。もと藤原親兼の邸、後に西園寺実氏の私邸。後堀河天皇譲位の後は仙洞御所となり、後深草天皇の里内裏さとだいりとなって以来、持明院統の伝領とされたが、1336年(建武3)兵火によって炎上。(岩波日本史辞典)

講義

現代美術特講@大学院。総括&ヴィデオFilm before Film。後期の大学院の授業で、19世紀における視覚文化についてするつもりなので、前振りのつもり。

で、午後を費やして、研究室にてブラジルでの国際美学会議での発表原稿を書く。なんとか出発(明後日)に間に合いそう。タイトルは、”Ways of Mourning: Photography and Memory” 遺影写真ネタでお茶を濁そうかと・・・

『美術フォーラム21』が届いた

『美術フォーラム21』(http://www1.odn.ne.jp/daigo-shobo/)も、はや10号に。特集は「挑戦する美術」。
僕の書いた以下の書物に関する書評も掲載されているので、ヨロシク。
マルコム・バーナード『アート、デザイン、ヴィジュアル・カルチャー:社会を読み解く方法論』(ISBN:4900508845