30代SEの広く浅く技術メモ ~ z/OSからWindows,Linuxまで

日々の仕事を通して知った、ちょっとした小技や技術的な情報を備忘録も兼ねて残していくブログです

Linux あまり知らないけど意外と便利?カレンダー表示コマンド

久しぶりの更新となります。

今回の記事はカレンダー表示コマンドです。

『cal』を実行するだけでカレンダーが表示されます。


この業界に入り20年近く、正直知らなかったんですが、意外と使えそうです。

 

<コマンド>

cal

<表示サンプル>
10月 2018
日 月 火 水 木 金 土
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

 

上の表示サンプルではわかりませんが、

当日が反転されて表示されて見やすいです。

 

オプションは以下の通りです。

何も指定しない場合は、当月の日曜日始まりカレンダーを表示します。

  • -m

   当月の月曜日始まりカレンダーを表示します

  • -y

   当年を表示します。

  • -1

   指定した月の1か月分のカレンダーを表示します。

  • -3

   指定した月の3か月分のカレンダーを表示します。

  • -s

   日曜日始まりのカレンダーを表示します。

  • -j

   当月のカレンダー(当年の1月1日からの経過日数)を表示します。

   10月 2018
   日 月 火 水 木 金 土
   274 275 276 277 278 279
   280 281 282 283 284 285 286
   287 288 289 290 291 292 293
   294 295 296 297 298 299 300
   301 302 303 304

 

個人的には最後のオプション「-j」を気に入りました。

たまにシステムのログを調査していると、

2018/274

のような日付の表記が出ていることがあります。

この場合、2018年の274日目となるわけですが、

調べるのに一苦労します。

そんなときに、このコマンドで日数が確認できます。

2018年の274日目は、10月1日(月)とわかります。

 

このコマンド地味に使えます。

 

Linux tarで圧縮したファイルを解凍せずに中身を確認する方法(ファイル一覧、ファイルの中身)

Diskの使用量の逼迫を避けるために、ログファイルなどを「tar」で圧縮する事がありますが、
後でこの中に何が入っているんだろう?
とわからなくなることがあります。

その時に使えます。


■圧縮ファイルに含まれるファイル一覧を表示
tar -tf ファイル名

■圧縮ファイルに含まれるファイルの中身を表示
tar -zxOf ファイル名 | less


解凍しなくても中身を確認することができるのは地味に助かりますね。

 Windows7 『.vbs』ファイルが実行できなくなってしまった件

あるテキストエディターをインストールして、ファイルの関連付けを一括で変更した所、
思った以上に影響があり復旧に何日もかかってしまいました。

その時の対応メモです。

あるテキストエディターをインストールし、
ファイルの関連付けを変更しようと思いましたが、色々と拡張子があったので、
対象を良く確認せずにまとめて更新しました。

そして、「.vbs」スクリプトを起動したところ、

このような画面が表示されるようになってしまいました。

ネットの情報からレジストリのエントリーを削除したものの、おそらく他にも修正しなければいけないレジストリがあり、特に状況変わりませんでした。

そして、最終的にはコマンドプロンプトから以下のコマンド2行で解決です。
元に戻ってよかったです。

・assoc .vbs=VBSFile
・ftype VBSFile=%SystemRoot%\System32\WScript.exe "%1" %*


【実行時のメモ】
Microsoft Windows [Version 6.1.7601]
Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Windows\system32> assoc .vbs=VBSFile
.vbs=VBSFile

C:\Windows\system32>ftype VBSFile=%SystemRoot%\System32\WScript.exe "%1" %*
VBSFile=C:\Windows\System32\WScript.exe "%1" %*

ThinkPadでセンターボタンが使えなくなった時にWindows再起動せずに

ThinkPadでセンターボタンが使えなくなった時にWindows再起動せずに復活させる方法


Thinkpadのセンターボタンってわかりますか?

キーボードの下部の、タッチパッドの上、左クリックと右クリックに挟まれた位置にあるボタンです。

WEBブラウザや、thunderbirdなどのメーラー、WORDやEXCELなどほぼすべてのアプリケーションでの
画面スクロール時に、センターボタンを押しながらカーソルを下に移動すると
すごく簡単にスクロールしてくれるボタンです。

ですが、理由は不明ですが、たまにセンターボタンが機能しなくなってしまう事があります。
地味によく使う機能なので、スクロールがめんどくさくなり、とても不便です。

Windowsを再起動する事で事象改善されますが、
たいてい色々なファイルを開いていたり、未保存のテキストのメモや、
作業中のsshのセッションであったり、できればWindowsを再起動せずに対応したいですよね。

以下の対応で事象改善しますので、
お困りの方は試してみてください。

<対処方法>
(1)タスクマネージャを起動する。
(2)プロセスタブにて、「SynTPEnh.exe」を探す。
(3)「SynTPEnh.exe」を右クリックし、「プロセスの終了」を選択する。
   ⇒ 「〜(略)〜 保存されていないデータはすべて失われます。〜(略)〜 」
    と脅されるが、気にせず「プロセスの終了」を選択する。

(4)スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択し、以下プログラムを起動。
  「C:\Program Files\Synaptics\SynTP\SynTPEnh.exe」


これだけです。非常に簡単です。Windows再起動する事を考えたら、この方法をお勧めします。

コマンドプロンプト WindowsでLinuxの『cat』みたいにテキストファ

コマンドプロンプト WindowsLinuxの『cat』みたいにテキストファイルをまとめて出力したい

Linuxではよく使う「cat」コマンドですが、Windowsではできないの?

と思ったら、ありました。

Windowsでは「type」コマンドを使用します。

以下サンプルです。


例)a.txtを出力する
コマンド例)type a.txt

<実行例>
C:\>type a.txt
aaaaaaaaaa

例)a.txt と b.txt を出力する
コマンド例)type a.txt b.txt


<実行例>
C:\>type a.txt b.txt

a.txt


aaaaaaaaaa
b.txt


bbbbbbbbbb


例) a.txtとb.txtを結合してc.txtに出力する
コマンド例)type a.txt b.txt > c.txt

<実行例>
C:\>type a.txt b.txt > c.txt

a.txt



b.txt


<確認>
C:\>type c.txt
aaaaaaaaaabbbbbbbbbb

※a.txtの中のテキストが改行されていないため、b.txtの内容が続けて同じ行に出力されています。
 Linuxの場合は下の行に追記される形で出力されるため、この部分は注意が必要です。

例)複数ファイルをまとめて出力する
コマンド例)type *.txt

<実行例>
C:\>type *.txt

a.txt


aaaaaaaaaa
b.txt


bbbbbbbbbb
c.txt


aaaaaaaaaabbbbbbbbbb

コマンドプロンプト 一番多く使うコマンド「cd」 作業ディレクトリの移動・作業ドライブの変更

LinuxでもUnixでもWindowsでも、相当な頻度で使うコマンドといえば、

この
 「cd」
コマンドでしょう。

誰もが使うこのコマンドは「change directory」の略ですが、

Windowsの場合だけ、大きく他と動きが違う点があります。

複数のドライブがある場合、そのままcdコマンドでは移動できないのです。

C:\> cd d:\

と、上記のようにコマンドを打っても移動することはできません。
別のドライブに移動するには以下のコマンドにします。

C:\> cd /d D:\

LinuxUnixでは、ルートディレクトリ(/)はひとつなので、こういう動きになるんですが、

知らない時は、Cドライブのみコマンドプロンプトを実行できるのかと思っていました(汗)