竜王戦、森内俊之九段が3連勝

竜王戦第3局▲羽生善治四冠 対△森内俊之九段の対局は、94手で後手の勝ちでした。棋譜竜王戦倶楽部でご覧になれます。

封じ手は▲5二歩。攻めるならこの手しかありませんが、直後の△4九飛に▲5九歩と打てないので先手にとっても怖いところです。その後、先手は龍で後手の銀二枚を取って駒得となったところでは先手有利という評判でしたが、後手からの寄せが厳しく後手の勝ちとなりました。80手目の△7九飛成からの寄せは控え室でも見えていなかったということで、絶妙手でしたね。このまま森内九段が7番勝負を制するとすると、この飛車切りが竜王奪取を決めた手として記憶されることになりそうです。

森内九段はこれで初戦から3連勝となり、あと1勝で念願の竜王です。その可能性はかなり高いと言えるでしょう。

情報公開

さわやか日記11月13日分より。*1

午後2時から3時間以上に亘る理事会。

現状からみて、どのような経営方針を打ち出すか。全八名が指針を持ち寄りました。 中原会長と米長専務の意見書は殆んど一致だったのです。

そうか。二人は全く相容れない部分と、共通した大同があるのか。

これからは対局態度、普及の熱意、経営感覚など、多岐に亘って大道を行く者が勝つように思います。そして出来るだけ情報を公開することだと信じます。

情報公開は良いことですね。これが一致した部分なのか相容れない部分なのかが問題ですが、どうなのでしょうか。とりあえず、次の3つくらいはウェブ上で公開してほしいと思います。

  • 対局規定
  • 定款
  • 財務資料

*1:理事会があったのは12日のことです。

『将棋ガイドブック』

日本将棋連盟開発課から11月17日発売予定の『将棋ガイドブック』。将棋の入門書はいまだにこれというものが出ていない分野ですが、一応公式のものということで期待せずにチェックしてみようと思います。