2014BRM419関東一周600km

本日、本番スタートとなりました。
600km&400kmのスタートを見送って、その後練習に行こうかと思ってましたが、2時間も寒空の下にいたらすっかりやる気がなくなって、家でローラー台な日になってしまいました。

さて、関東一周の試走記録です。

試走日は4月11日。本番と同じく5時スタートです。
スタート時点での気温は7℃。
この日の装備は、快晴からの放射冷却を予想して、真冬装備で走りました。
・プレミアムサーモジャケット(WaveOne) -5℃まで対応
・ウィンドブレークビブタイツ(パールイズミ
・サーモインナー(ゴールドウィン
・ウィンドブレークフローブ & デュラグローブ
・ウィンドブレークシューズカバー
これ以外に、使い捨てカイロ2個、サバイバルシートを携行していざという時に備えます。

機材は、平地使用ということでちょっと冒険
フレーム GDRメテオランチ
ホイール EASTON EA90AERO
タイヤ  Massa T2601
ギア F52−36/R12−25
自分が持っている中で一番高いハイトのホイールに、一番太いタイヤを履かせてみました。


序盤、千葉市を抜けるまでは信号ストップの連続なので、急加速はせずにゆるゆるとすすみました。
高輪の坂を下るあたりで朝日にご対面。

この日は北西よりの風で、11mとか14mくらい吹く模様。
ビル風のおかげで、都会はどこをどう走っても向かい風基調です。
千葉を抜けて幅の広い道に出ると、追い風っぽくなって巡航速度も35km/h超までいきます。
PC1は8:49
気温は14℃
平均時速26.9km/hは、私にしてはノンビリペース。

ここから勝浦までは数少ない山道。
千葉は菜の花の季節でサイクリングするには最高です。

千葉のブルベ、また走りたいな。
山はあまり攻めず、心拍ゾーン3以内でおさめてゆるゆると登りました。
山は風の影響がないのでありがたい。
PC2は11:14
気温は21℃

銚子までの道のうち、前半はアップダウンの少しある区画。
風がやな感じで前方〜横向きで吹いてきます。
スピードに全然乗れない。
九十九里浜沿線に出ると、完全に風との戦い。
30km/hでないんですけど・・・こういう時、しにたくなる。
でも焦って無理漕ぎすると更に悪い結果になるので、風とケンカしないで遅い速度による精神攻撃に耐えながら走ります。
海沿いなのにつまらん。
PC3は15:11
気温は18℃
平地で信号少ないのに、平均速度26.5km/h。

ここからが関東一周の難所になります。
銚子大橋を渡って茨城県

利根川河口の先は広大な太平洋。ロマンだね。
神栖市は道が狭いので、後続車に気を使いながら、時にダンプを先行させて、ドライバーにイライラ感を与えずに走ります。
道幅が広くなってからは、またまた逆風との戦い。
一昨年は猛烈な追い風に乗って、45km/hくらいで巡航したような記憶が・・・
今回は30km/hも維持できません。
途中、気温の高いうちに仮眠しようと思い、日当たりのよい空き地で10分ほどゴロン寝。
北浦沿いに出ると、気温の低下とともに気圧差も少なくなるのか気持ち風が弱くなってきます。
途中のセブンイレブンで一回補給。

北浦に沈む夕日。
再スタート後、視界のあるうちに北浦の果てを見るべくペースを若干アップ。
なんとか目論見通りに走り、そこから先はナイトランペースに。
一昨年は、猛烈な土砂降りの中、キムケンさんに牽かれて走ったところです。
晴れてると結構らくちんな道だったんだなあっと。
PC4は19:35
気温は9℃ いよいよ10℃を切りました。

再スタート後は水戸の市街地を抜けるまで1時間くらいかかります。
意外に時間を取られる。
PC4後は最大の難所が待ってます。

ここに吸い込まれたら、もう二度と立ち上がれないんじゃないかなっと。
市街地を抜けて県道51号に入ると、いきなり無人の野となります。
装備と気温がバランスして、このあたりはむしろ快適なナイトランでした。
茂木までのアップダウンは適度な刺激で眠くなるのを防いでくれます。
今回は工事が多くて所々止められます。
有人で警備しているのには、いささかびっくり。
中間地点の茂木には、多分23時前に通過
気温は2℃まで下がってます。でも、まだ耐えられる。
その後、バイパスが開通してたりしたおかげでミスコース。
だんだん、寒さが身に染みてきます。
住めば愉快だ宇都宮市に入ると、自転車走行ゾーンが明示されて走りやすくなります。
PC5は0:56
気温は若干戻って4℃に。

一昨年は宇都宮市街で力尽きて仮眠。
今回は気温が低すぎて、仮眠したら死にます。
幸い、まだ眠気には襲われていないので、そのまま走ります。
市外を抜けると、静かな夜の道を自分の自転車が奏でる音だけを友に走ることになります。
気温がもっと高ければ、最高に気分の良い状況。
道の駅にしかたで、トイレがてらちょっと休憩。
ここからさすがに体力がピークを迎えます。
心拍が上がらなくなってきているため、体温が一向にあがらず寒さが一気に染みてきます。
また、同時に眠気が誘引され、判断力も危険な領域に。
やはり自分の壁は、400km前後で現れるようです。
新会沢トンネルはあまりに危なくて、押し歩きでクリアします。
ここから記憶とペースがあいまいです。
寒さと眠さで、相当危険な状態にあったことはたしかです。
やめたくてもやめられないような場所でしたし、続けるしか選択肢がなかったのですが。
途中、寒い中、仮眠をとりながら、気温が上がるのを辛抱強く待ちます。
ようやくまともに走れるようになったのは、明るくなった5時ごろ。
まだ佐野に入ったあたりでした。
日が出てくるとありがたいことに、昨日と同じく強い風が戻ってきて、横風でも向かい風基調になります。
足利・伊勢崎抜けるのに予想以上に時間をとられます。
PC6は8:08
気温は13℃
90kmに7時間!
時速20km/hで走っても4.5時間の行程ですから、宇宙人にさらわれていたとしか言い訳しようのないタイムロスです。

ここからは関東平野を下り基調で進むことになります。
気温も高くなってきたので、シューズカバーやインナーを脱いで対応します。
埼玉県に入るまでは、風の影響もありペースに乗れませんでした。
荒川を渡ると、下り基調に入ることもあって35km/h巡航で復活します。
なぜか、終盤は元気が戻る私。
つくづくナイトランに弱いなあー
PC7は12:16に到着
30時間切りは今回も達成できず・・・

この後は、交通量も多く、走り慣れている分、事故の危険もあるのであまり調子に乗らずに走ります。
連光寺坂は、何の意味もないのですがアウターでピークまで踏み切りました。
もう後は、道なりに安全運転でゴール。

ゴール到着時間 14:41

走行時間 33時間41分

一昨年、半分が雨だった時よりも1時間遅いタイム・・・ こういうこともあるんだなあ〜

所見
・機材選択失敗 固いホイールは長距離では疲れる。26cタイヤはやっぱり相性が悪い。
・こまめな休憩がそれほど功を奏せず。 途中、短時間仮眠をとったものの、夜を無難にこなすことはできなかった。
・勝浦から水戸まで延々と強い逆風に晒される。 ペースもあがらず、疲れも蓄積してしまった。

さて 一先ず、SR認定はコンプリートです。
次は安曇野600kmですね。これで今シーズンのブルベはひと段落かなっと。