ナミビア〜クリスマスと正月〜
■ナミビアンクリスマスとハッピーニューイヤー
僕は、今回のナミビアのクリスマスと新年を、ナミビア南部にある小さな港町"ルーデリッツ"ですごしました。
そこで、ルーデリッツにいるナミビア人の、クリスマスと新年の過ごし方を書き残しておこうと思います。
先に言ってしまうと、、、こっちでは、日本のクリスマスみたいに"カップルのためのクリスマス☆"的な感じは一切ありません。みんなもカップルだけですごそー、とか考えてなさそうです。いいですね。
そこで何をするかといったら、もうパーティしかないです。
"パーティ大好きナミビアン"はたぶん90%くらいのナミビア人に当てはまる共通項目だと思います。
クリスマスも年末も、とにかくハデにいこうぜ!!というオーラでいっぱいです。
ハデにやるにはやはり準備が必要です。ここから、次の方程式が成り立ちます。
「 パーティをやる → 食料と飲み物の確保 」
非常に重要な方程式が完成しました。
この方程式が成り立ったとき、次にどんな式がくるかというと、
「 食料の確保 → スーパー大混雑 」
かるくオイルショック的な現象が起きます。
得にクリスマス前の23日には、ありえないくらいの人がスーパーに群がっていました。(24・25日は営業中止)
すごい勢いで、商品がカートに入れられ、ほとんどの食料品が品切れに近い状態になってました。
レジにはありえんほどの人が並んでいます。ディズニーランドを彷彿とさせます。何分待ちとかの表示がほしいくらい待ちます。
■写真
スーパーの前にできる行列(2007.12.23)
ですが、その戦場で食料と飲み物が手に入ったらあとは、家に帰って準備をするだけ。
しかし、パーティをやるというからには、ナミビア人においては次の方程式もかるく成り立ってきます。
「 パーティをやる → 『狂』 」
これは、人によって差がありますが、僕が南部の町に来て学んだことは、「メメ(女性)が飲むとヤバい」ということです。
こちらのメメは、日本人にみられるような「おしとやか」とか「はんなり」とか、そんな文化はありません。
ただでさえ、日本のおばさまたちより強気でエネルギッシュなのに、お酒を飲んだらもうくっしゃくしゃです。
クリスマスの夜のルーデリッツを見ようと思って外を歩いていると、呑んだくれた白人メメ数人が、家の2階からチンチョン、チャイナー、とつっかかってきた。
■写真
クリスマスのルーデリッツの夜。ここの道だけ電灯がついてました。電灯はあるけど、人がぜんぜん歩いてない…。みんな家の中でパーティ中ですね。
新年を迎えるときには、僕はルーデリッツにいた隊員数人で、現地の人に御呼ばれしていたのでそのパーティに出席したのですが、その人の家に着くと、ワイングラスがずらり。できあがったカクテルのタンクが二つ、ドン、ドン。そして冷蔵庫には様々なお酒がずらり。
音楽が鳴りだし、みんなが歌いだし、歌ってるうちにテンションがあがりすぎて、年越しの瞬間を逃し、勢いはとまらず、なんか人もドンドン増え、呑みすぎなメメにむりやり一緒に踊らされ、酔ったんだか、疲れたんだかわからないまま年越しを終えました。。。
■写真
新年に御呼ばれしたときのパーティ。家で音楽に合わせておどっています。ちなみに、この人の家は、ナミビアではかなり豪華なつくりだと思ってください。
そして最後の方程式。
「 パーティをやる → やりっぱなし 」
年があけ、2008年。ルーデリッツに夜灯るネオンは、僕がルーデリッツを去る日まで、ずっとメリークリスマスを祝っていました。
ルーデリッツどころか首都までがメリークリスマスを祝っていました。
■写真
まるでクリスマスの夜みたいですが、新年あけた後のルーデリッツです。(2008.1.6.)
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新年最初の日の出です。すでに陽射しが熱くて痛いです。。。
やっぱり、正月にはこたつとみかんとテレビですね。