ミトコンドリア病

細胞内のミトコンドリアの機能が低下することによって、心臓、骨格筋、脳などに異常を生じる疾患です。大部分のミトコンドリア病ミトコンドリア遺伝子の変異が原因です。

出生直後から症状が出現する場合は重症ですが、50歳台になって出現する人は症状もゆるやかになります。

症状
筋力低下、筋萎縮、知能低下、けいれん、ミオクローヌス、小脳失調、難聴などが出現し、糖尿病や性腺ホルモン異常を合併する場合があります。

疲れやすく長い距離を歩けない、手足が麻痺するなどの症状を訴えます。

ミトコンドリア病の患者数は数万〜20万。

☆ 全身の異常ミトコンドリア遺伝子ぬく。

TPP問題を斬る

三橋貴明氏を検証・・・・・・・・・・・・85%

TPPはアメリカの対日輸出戦略


 一般的に、TPPは多国間の自由貿易協定だと思われているが、実際はアメリカの対日輸出を増やすための戦略の一種である。はっきり言って、他に目的はないのだ。

 TPP参加国・参加検討国のGDPの割合を見れば一目瞭然で、アメリカ六十六パーセント、日本二十四パーセントと、日米だけで全体の九割を占めている。経済規模からして、日本にとって輸出先はアメリカしかなく、逆もまた然りである。

 ご承知のように、リーマンショック以後、アメリカの景気は悪化の一途を辿っている。

 昨年末に横浜で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の演説で、オバマ大統領が「この地域で輸出を増やすことに大きな機会を見出している」と明言しているように、アメリカの景気回復のためには、日本への輸出拡大が急務だ。

 しかし、アメリカの製品やサービスを日本市場に売り込む時、そこには関税以外にも様々な妨げ(非関税障壁)が存在する。

 その代表が日本語なのだが、関税のみならず非関税障壁も撤廃し輸出拡大を図ることが、TPPにおけるアメリカの目論見なのである。

 言語や文化、法律などのあらゆる非関税障壁を撤廃して、人・モノ・金・サービスの移動をすべて自由化する。これがTPPの本質なのである。

日本のアメリカ化を引き起こす

 しかし、TPPをはじめとする自由貿易協定は、供給を高めるものである。国内の供給能力に加えて、輸入という形で海外企業の供給能力を使えるからだ。

 また、現実の需要であるGDPとは個人消費、民間投資、政府支出、純輸出の合計である。

 いま民主党がやっている無駄の削減や事業仕分けなどは、政府支出を切り詰めるもので、

 需要の削減に他ならない。