残された猶予は一週間・・・ 『神のみぞ知るセカイ』 13巻

神のみぞ知るセカイ 13 (少年サンデーコミックス)

神のみぞ知るセカイ 13 (少年サンデーコミックス)

捜し求めていた女神がかのんの中にいることが判明した矢先に刺客に刺されてしまい、
彼女を救うためには一週間以内に残りの女神を探し出さねばならないのだが・・・
アニメの方は二期目がクライマックス間近なこの時期、
原作サイドの方は前回から言うなれば『女神編』へと突入し、
最初からクライマックス状態で盛り上がってます。

ディアナとアポロ以外の残った女神4人のキャリア候補も一気に絞り込まれ、
個別エピソード以降出番のなかったヒロイン達も徐々に再登場し始め、
もう全てが見所であると言えますね。
女神が集まったら集まったで、今後どのような展開を迎えるのかも気になりますしね。
それにしても放送中のアニメ版とタイミングを合わせたかのように
1話だけでも愛生先生もとい純まで再登場するとは思わなんだ。


本腰を入れて限られた時間内に全ての女神を探し出す。
二度と遅れと取らぬために・・・
最近は個別攻略よりも女神探しの方がメインとなっていたこともあり、
あの手この手でヒロイン達を落としてゆく展開は少なめでしたが、
久しぶりに落とし神の神たる本領を見た気がします。
5人同時攻略とか恐ろしすぎる。
桂馬自身曰く『神』ではなくて『鬼』とのことですが。

それにしても相変わらずゲーム脳な点を除けば天才すぎる。
明らかに白であることがわかってる相手を除いても、
まだ10人以上候補がいたのに一気に5人まで絞り込むとか、
推理力が半端じゃないです。
本気で探偵になったりすれば某コナンとか某金田一クラスの能力を発揮するんじゃなかろうか。
同級生であることを条件に絞り込まれた残り5人。

こうして見ると随分とアクが強い面々だなぁ。
歩美とかちひろはまだ普通な方だとしても、
残り三人が栞、結、月夜とはまた・・・
記憶が無くなった明確な描写がなかったことから、
以前から絶対に黒だと言い張ってる月夜がきっちり残ってますね。
個別のときはそれほど印象にもなかったのだけれども、
再登場して改めて見てみるとすごく可愛く見えてきた。
栞は変わってなさそうに見えつつも喋る分は喋るようになってるし、
久々の登場だったけどいいキャラしてますね。
そして結は・・・

攻略後に男装の麗人化しただけでも十分すぎるほど濃いのに、
段々ヅカ系の何とも言えん雰囲気一直線ですね。
桂馬に逆告白とかどこまで本気なのかがわからん。
と言うか、桂馬ってこの手のアクティブ系にはひたすら弱いなー。
普段は攻略プロセスを完璧に組み立てて挑んでいるだけに、
セオリーが通じずに逆にアドバンテージを取られてしまう相手には特に。
こうして見てみると、歩美なんかは実は女神とか関係なしに
素で桂馬に惚れてるんじゃなかろうかとも思えてきますわ。
実際、候補5人で残り女神は4人ですから、
相当なイレギュラーでもない限り、白一人は素で惚れてるってことになりますからね。


女神探しも大詰めに差し掛かってきた今回ですが、
他のヒロイン達とか女神とかがどうでもよくなるくらいに目立っていたのがハクア。
前回表紙を飾っておきながら、実際には全く出番がなかった分を取り戻すかの如く、
最初から最後まで無双状態で完全にメインヒロイン状態です。
瀕死の状態のかのんの身代わりで仕事している大義名分によって、
エルシィは今回ほとんど不在状態だし、
その隙に立ち居地をそっくりそのままいただいてしまったのか!?ってくらい。

人気キャラってこともあるし、元々出番も多かったけれど、
ここにきての優遇っぷりが凄まじいことになってますね。
他のヒロイン達にもハクアと同様のツンデレ系はいるけれど、
終始身近なところにいられる存在となると話は別だし、
どこまでいってもエルシィは妹的な立場でしかないから、
最初から全てを約束されたかのようなポジションなのは間違いないですから。
明らかに桂馬に惚れてきてるのに、
持ち前のツンデレ具合で桂馬をボコる姿はひたすらに可愛い。
所々でそれっぽい台詞を桂馬に言われて、
一瞬何を言われたのかわからない様子から、
一転して赤面する二段活用の破壊力は十分すぎるほど。

サービスシーンも非常に多かったですからねー。
以前トイレシーンはあったけれど、今回はついに入浴シーンまで!

当然のように桂馬に見られるし。
成程、前回カバー下で中身に合わせて全裸って言われてたのはそういうことか。
他にもエルシィがかのんの代理やってるからってことで、
ハクア自身もエルシィの代理で制服着て登校するとか、
今回完全にハクア属性キラーすぎますって。

トドメには手作りの味噌汁とまできたもんだ。
これはハクア嫁ルートに突入したか!?