一日一言「母の愛」
七月十八日 母の愛
母の愛情ほど尊いものはない。どれだけ歳を重ねても、幼いときの清らかな心に戻って、真の情けを与えてくれるものは、母の愛である。つらいことがあり、神も仏も自分を見捨てたと思うときも、母の心ばかりは疑えない。子が親を思う心にもまさる親心といって、この心をわかることを孝行といい、慈しむことの元はこの心である。
何事も偽多き世の中に子を思ふのみぞ誠なりける
無き親を思ふ思ひを有りし世にもたばや今の悔や無からん
祖母が事あるごとに、いつも言っていた。「親思う心にまさる親心」と。
親思う心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん
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